外国人技能実習生が働く事業所 7割超で違反

企業などで日本の技術を学びながら働く外国人技能実習生は、去年12月の時点で全国でおよそ41万人に上っている。外国人技能実習生などから相談や通報を受けて、労働基準監督署が実習生が働く全国の事業所に去年、立ち入り調査を行った結果、7割を超える事業所で違法な時間外労働や残業代の未払いなどの違反が確認されたことが厚生労働省のまとめで分かった。違反があった事業所の数は統計を取り始めた2003年以降、最も多くなっている。

このうち、
▽労使で決めた上限を超えて違法に時間外労働をさせるなど、労働時間に関する違反が21.5%、
▽職場の安全管理などに関する違反が20.9%、
▽残業代の未払いが16.3% などとなっている。

厚生労働省は「違法な働き方をなくすために労働基準監督署による立ち入り調査や是正指導を引き続き進めたい」と話す。

参照:NHK

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伊藤えり子

運営情報
関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語教師キャリア マガジンのライター