「オミクロン株」による感染が世界的に広がる中、政府は外国人の新規入国を原則停止する措置を続けている。
そんな中、富山県内にある日本語学校「富山国際学院」では、受け入れ予定の留学生が入国できない状態が長期化し、来年度在籍する留学生が1人のみになることがわかった。
学校によると、現時点で26人が入国できずにそれぞれの国で待機していて、来年度在籍する1人も新たに入校する生徒ではなく、今年度在籍している4人のうちの1人だという。
学校では、政府の融資制度などを利用して経営を続けているが、この状況が続けば教師の雇用が維持できなくなり学校の存続にも影響が出るとしている。
「富山国際学院」の宮田妙子理事長は、「今の状況だと、とても経営できずギリギリ持って1年で、それ以上は難しいと思います。富山のために成長したいと思っている留学生が勉強できず、人材が失われてしまいます」と話している。
参照:NHK
The following two tabs change content below.




伊藤えり子
関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語情報バンクのライター



最新記事 by 伊藤えり子 (全て見る)
- 「特定技能」在留資格の外国人 6万4000人余 去年より4万人増 - 2022/5/23
- ウクライナからの避難者が日本語学ぶ オンライン授業を開始 - 2022/5/18
- 【女性に人気の資格15選】手に職、就職に役立つ…ジャンル別に紹介 - 2022/5/16