青森市国際交流員が110番体験 通訳で日本語話せなくても「安心」

1月10日の「110番の日」に合わせ、青森市の国際交流員2人が県警本部を訪れ、電話やアプリを使った110番通報を体験した。日本の緊急通報番号について知ってもらおうと、青森県警通信指令課が企画した。

県警は緊急通報の手順を説明する動画を英語と韓国語で作り、動画投稿サイト「YouTube」で発信している。この動画の作成に協力したアメリカ出身のベンジャミン・バルガスさんと韓国出身のキム・ジヒさんが県警の通信指令室を訪れ、110番通報を体験した。

バルガスさんが110番に通報し、「日本語を話せない」と伝えると、外国語に対応できる警察職員につながった。「事件ですか、事故ですか」「居場所がわかる目印はありますか」といった質問に英語で応じたバルガスさんは「すごく簡単でした。外国人が安心して青森に来ることができます」と話した。

青森県警では、日本語が話せない外国人から110番通報があった場合、外国語ができる警察職員の通訳を介して指令員と会話ができる形を24時間体制でとっている。昨年は交通事故や旅行中のトラブル、遭難などで外国語の通報が複数あり、通訳を介して対応したという。

参照:朝日新聞

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伊藤えり子

運営情報
関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語教師キャリア マガジンのライター