日本で働く外国人技能実習生から、新型コロナウイルスの影響で解雇されたのにもかかわらず、自ら希望して退職したことにされたという相談が、支援団体に相次いでいることがわかった。中には働き続けたいと会社の担当者に訴えたものの、3時間以上、自己都合での退職に同意するよう迫られたという相談もある。労働省によると、新型コロナウイルスの影響で企業から解雇された外国人技能実習生は、把握できただけで先月の時点で3104人に上っている。厚生労働省は、実態の把握を進めるとともに対策を検討する方針だ。
国は今年4月、解雇された実習生を支援するため、制度上認めていなかった別の業種への転職を認め、最大1年間働くことができる特例措置を始めた。法務省によると、実習生が自己都合で退職した場合は特例措置の対象ではないが、新型コロナウイルスの影響で仕事を失ったなどと確認ができれば転職を認めている。
参照:NHK
The following two tabs change content below.




伊藤えり子
関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語情報バンクのライター



最新記事 by 伊藤えり子 (全て見る)
- 入国全面制限前に技能実習生が到着 関西空港 - 2021/1/17
- ビジネス往来停止へ 外国人の入国を全面的に制限 - 2021/1/14
- 大田区がやさしい日本語で「緊急事態宣言」 外国人向けに発信 - 2021/1/13