【世界中でブーム】韓国で日本語教師になろう!韓国の日本語教育事情・求人について

日本語教師は国内外問わず仕事が出来るので、海外で働きたいと思っている人が多いです。

また、日本語教師に転職して、海外に移住したいという人も増えてきています。

韓国は日本からの距離も近く、かなり安く行くことができる身近な海外としても有名です。

最近はK-POPをはじめ韓国カルチャーが世界的にブームになっており、オシャレなイメージになりましたね。

旅行で行ったことがある人も多いのではないのでしょうか。

日本語教師として移住することも可能なので、海外で働きたいという日本語教師にも人気が高いです。

では、韓国の日本語教育事情はどうなっているのか、現地でのネイティブ日本語教師の役割、採用条件や待遇など、韓国で日本語教師になるために知っておきたい情報を紹介します。

韓国での日本語教育事情

国際交流基金による2018年度「海外日本語教育機関調査」結果(速報)によると韓国は、機関数が2,862(2015年)から2,998(2018年)で+136機関増えています(増加率は+4.8%)。

順位は2015年の時から変わらず、1位です。

韓国で働く日本語教師の数はというと、14,855人(2015)から15,345人(2018)で+490人と学習者と同じく増えており、2015年と全体の順位は変わらず2位ですが、増加が続いています。(増加率+3.3%)

日本語学習者

韓国での日本語学習者は531,511人で前回と変わらず全体では3位ですが、2015年は556,237人だったので、韓国での学習者の人数は−24,726人(−4.4%)です。

順位は変わっていませんが、かなり学習者の数が減っていますね。

今回の調査では全体的な学習者の人数は増加しており、各国ごとに見ても増加している国の方が多いですが、インドネシア、韓国、台湾、アメリカは学習者の人数が減少しています。

学習者の内訳は(2018年)中等教育機関が最も多く411,255人で、続いて民間の学校などを含む学校以外の教育機関の数が80,002人、高等教育機関(大学や大学院相当レベル)が39,774人となっています。

学習者の年齢層は幅広いですが、中等教育機関で第2言語として指定されているため、中等教育機関が最も大きな割合を占めていますね。

高等学校では、日本語は第二外国語に指定されている7つの言語の中で最も履修者が多く、2012年度の高校の第二外国語学習者中、履修者数は、

日本語33.2万人(60.1%)、中国語18万人(32.6%)、フランス語1.9万人(3.4%)など

となっています。中等教育段階では、政府の定める教育課程や大学校・大学受験時の「修学能力試験」(国公立・私立を問わず、すべての大学校・大学に進学する場合も受験が義務付けられている全国統一試験)における第二外国語科目の取り扱い等、進学上の要因が大きいようです。

しかし、それでも学習者数が減っているのは、急激な少子化によって子どもの数が全体的に減少していることが、この学習者の減少にも繋がっています。

また、学校教育制度の変化により中等教育機関において第二言語として必修科目だった日本語が選択科目に変わったことも減少の理由としてあげられます。

韓国での日本語人気

JLPTの申し込み者数は2016年以降ずっと上昇傾向が続いています。

特にN2が高い伸び率を示しています。

また、日本留学試験(EJU)の韓国での応募者数は2018年に9,000人に達し、前年を45%上回 って過去最高を大きく更新しています。

これは、韓国での新卒学生の就職状況が厳しいことから、日本への就職を目指した人たち、主に理工系を中心とした学生の受験が増えていることが一因と言われています。

また、学院と呼ばれる民間教育機関における日本語学習者の増加が目立っています。

2012年度『教育統計年報』によれば、一般系高校の第二外国語学習者数は、日本語33.2万人(60.1%)、中国語18万人(32.6%)、フランス語1.9万人(3.4%)などとなっており、第二外国語の中では現在も根強い人気を保っています。

また、世界的に見てもそうですが、韓国でも日本の文化(アニメや漫画などのポップカルチャー)への人気は今も根強くあるようです。

地理的に距離も近いので、旅行目的で簡単な日本語を学びたいという人も多いようです。

韓国において、日本語学習者数の伸び率を左右されると言われている中国語学習者の数が、中韓の対立により勢いを失い減少傾向にあることも、日本語学習者の数に関係していると思われます。

日韓関係が日本語学習者の数に影響を与えることもありますが、現在までの学習者の数の変動を見てみると、日韓の関係が学習者数に直接的な影響を与えるということはなさそうです。

求人から見る韓国の日本語教師

では、実際に韓国の日本語教育機関で募集されている日本語教師にはどのような条件が求められているのでしょうか。

ネイティブ日本語教師の役割と応募条件

韓国では、日本語学校で教える際に、資格などは特に設けられていませんが、ほとんどが4年生大卒は必須条件で

  • 日本語教育主専攻、または副専攻卒業
  • 日本語教師養成講座420時間修了
  • 日本語教育能力検定試験合格

という日本の告示校でも求められている条件と同じものが韓国でも優遇されるようです。

ネイティブの日本語教師だと、特に日本語能力試験や日本留学試験などの試験対策担当講師としての需要があります。

実際の求人にも、担当授業も、ネイティブ日本語教師が海外で求められる、会話クラスや、日本企業への就職対策クラスなどを任せたいと書かれている求人が目立ちます。

応募条件には、4年大を卒業し、先の3つの条件のいずれかに該当する方という表記がされています。

教授経験については、未経験可の学校もあるので必須はないですが、経験によって変化すると書かれている募集もあるので、経験があればその分給料が上がる可能性が高いですね。

韓国での日本語教師の待遇

韓国での日本語教師の待遇をみてみると、月収は17万〜20万(170万ウォン〜200万ウォン)くらいのところが多く、経験によっていくらか変動してくるようです。

韓国人の平均月収は、2019年1月末に韓国の統計庁が発表した賃金勤労職業別所得結果によると、2017年の月平均所得は287万ウォン(約26万4千円)中で小企業は223万ウォン(約20万5千円)だそうです。

日本語教師の月収は中小企業と大体同じくらいと言えますね。

また、以前は、韓国はかなり物価が安いと言われていましたが、現在は世界的なK−POPブームで食べ物やコスメ、ファッション等も世界的に人気があるので、それに伴い物価も高騰してきています。

韓国の求人には未経験可や、やる気があれば経験は問わないというコメントが多く見られるので、経験は問われないことが多いようです。

 

韓国で日本語教師の求人を探す

実際に日本語教師の求人を探す場合は

求人サイトに様々な募集が載っていますので、調べてみましょう。

大学関係の求人をお探しでしたら、日本語教育学会がオススメです。

http://www.nkg.or.jp/boshu

ですが、大学の募集の場合、日本語教師の条件プラス修士や博士が求められることが多いので、誰でも応募できるわけではありません。

また、韓国は圧倒的に紹介からの就職という形が多いです。

韓国で働きたいと思ったら、韓国人コミュニティーに参加したり、韓国人に相談したりして、積極的に周りに日本語教師として働きたいことを伝えていき、誰かの伝に頼るという方法が効果的です。

 

それ以外に、求人サイトに載っている求人は色々ありますが、時にはもう締め切りを過ぎているものや、すでに採用者が決まり受付を終了しているものが載っていることもありますので、注意してください。

【韓国で日本語教師】まとめ

韓国で日本語教師になるために必要な情報をまとめると

  • 韓国では中等教育段階の学習者が一番多いが、現在は減少傾向にある
  • 現在も日本のポップカルチャーの人気は続いている
  • 求人の応募条件は、日本の告示校で募集している日本語教師ガイドラインと変わらない。経験は問われないことが多いが、4年大卒は必須
  • 給与は学校によって異なるが、現地の中小企業と同じくらい

 

韓国では学力社会で4年大卒が必須条件なので、大学を出ていない人にとっては就職が厳しい世界ですね。

高卒の人が日本語教師になることについてはこちらに書いてありますので、参考にしてみてください。

高卒でも日本語教師になれるの?日本語教師に求められる学歴って?

2020/8/7

韓国はまさに今、世界的に人気が出てきている勢いにあふれた国です。韓国文化に触れながら、日本語教師として働いてみるのはいかがでしょうか。

 

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日本語教師 S

関西在住の現役日本語教師。日本語教育主専攻卒。新卒非常勤2年目。 若手日本語教師の目線で様々なことを発信中! 日本語情報バンクのライター