【学習者急増!】ベトナムで日本語教師になるために知っておきたい情報まとめ!

ベトナムで日本語教師になりたい人必見!

この記事は、

  • ベトナムで日本語教師になりたい人
  • ベトナムで働いてみたい人
  • 海外で日本語教師になりたい人

におすすめです!

日本語教師は国内外問わず仕事が出来るので、海外で働きたいと思っている人も多いです。

また、日本語教師に転職して、海外に移住したいという人も増えてきています。

そんな日本語教師ですが、今ベトナムでの需要が急増しています!

現在、ベトナムでは日本語学習者の数が増加しており、現地で働く日本語教師が不足しているため、募集が多く出ています。

ベトナムとはどんな国なのか、日本語教育事情はどうなっているのか、現地でのネイティブ日本語教師の役割、採用条件や待遇などなど

ベトナムで日本語教師になるために知っておきたい情報を紹介します。

*新型コロナウイルスによる渡航制限等は外務省のHPをご確認ください

ベトナムってどんな国?

ベトナムはインドシナ半島に位置する国で、正式には「ベトナム社会主義共和国」と言います。

人口

人口は9,762万人です。

WHOがの2020年版の人口世界ランキングでは15位になっています。(ちなみに日本は11位です。)

首都

ハノイ:ベトナム北部に位置しています。

宗教

仏教、カトリック、カオダイ教などです。

ベトナムの気候

北部(ハノイなど)は亜熱帯気候で日本と同様四季があり、南部(ホーチミンなど)は熱帯モンスーン気候で乾季と雨季があります。

気温も北部と南部で違いがあります。

北部は気温の変化が激しく、1、2月が最も寒く7、8月が最も暑いです。

南部は平均気温が27度と1年中過ごしやすい気温です。

ベトナムの歴史

人口は約9,762万人で、WHOがの2020年版の人口世界ランキングでは15位になっています。(ちなみに日本は11位です。)

ベトナムは冷戦中の1955年から1975年までベトナム戦争が行われており、南北を分断されました。(北ベトナムは共産主義のソ連・中国、南ベトナムは資本主義のアメリカが支配)

ベトナムはこの戦争で死者が300万人を超える大きな被害を受けました。

戦後は南北が統一され民主主義から社会主義・共産主義体制に変化しました。

ドイモイ政策

インドシナ戦争後、1976年に独立国家になり、1986年からのドイモイ政策により30年で飛躍的な経済成長を遂げています。

ドイモイ政策とは、社会主義体制を維持しながら、市場経済を導入する政策のことです。

このおかげで経済成長率1986年には3.36%だったものが2017年は6.50%と高い経済成長が見られます。

ベトナムで日本語教師が不足している?

ベトナムで日本語教師がどれくらい不足しているのかを見るために、まずベトナムでの日本語教育事情についてまとめます。

ベトナムでの日本語教育事情

国際交流基金による2018年度「海外日本語教育機関調査」結果(速報)によるとベトナムは、

機関数 学習者数 日本語教師数
2015年 219 64,863人 1,795人
2018年 818 174,461人 7,030人
増減率 +273.5 +109,598人 +5,235 人

機関数が大きく増えていますが、これは他の国と比べてもかなり高いです。

また、学習者数の増加からもベトナムでの日本語人気が急増していることが分かります。

ベトナムで働く日本語教師の数も同じく高い増加率が出ていますね。

このことからも日本語教育の需要が急増しており、多くの日本語教師が必要とされているということがデータからも分かります。

その他の国の増減率等についてはこちらをご覧下さい

2018年度海外日本語教育機関調査結果 (速報値)
https://www.jpf.go.jp/j/about/press/2019/dl/2019-029-02.pdf

また、実際にベトナムで働いていた日本語教師の方に話を聞いても、日本人の日本語教師は圧倒的に少なく、今も募集が多いとのことでした。

技能実習生制度について

技能実習制度は、日本で培われた技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設された制度です。

技能実習制度では、3年間 (条件により最長5年間)外国人が日本で働く事ができます。

平成29年6月時点でベトナム、中国、フィリピン、インドネシアなどから、251,721人が来日しており、その人数は年々増えています。

その中で全体の40%(104,800人)を占めているのがベトナム実習生です。

2018年4月に、OTIT外国人技能実習機構のホームページに、ベトナムと日本の二国間取決めに基づく認定送出機関が公表されました。

二国間取決めによると、2018年9月1日以降は認定送出機関以外からの技能実習生の受入れは認められなくなると、定められています。

(現在ベトナム認定送出機関のライセンスを保有している企業は364社あります。詳しくはこちら確認で確認できます。)

https://www.otit.go.jp/files/user/docs/200430-1.pdf

受入までの流れは、各受入企業のHPにわかりやすく掲載されていますので、気になる方はそちらをご覧下さい。

ベトナム技能実習生への日本語教育

実習生達は、ベトナムの認定送出機関で、ある程度日本語教育を受けてから、日本の受入機関(国際人材協力機構JITCO/ベトナム実習生受入教会/日越振興共同組合など)を通して来日します。

そして、受入機関にて日本語等の研修を受けた後、実習実施機関へと配属されます。

そのため、これらの送り出し機関、受入機関で日本語教師の募集が行われています。

ベトナム現地の送り出し機関ではN5〜N4レベルの日本語が理解できるように教育します。

テキストでいうと「みんなの日本語」の第35課から第40課程度です。

また、日本語だけではなく、日本の文化・習慣や専門用語なども教えます。

そして、来日してからも数ヶ月の日本語教育を受けます。(受入れ機関によります)

その後、企業で働きはじめるのですが、この時の日本語レベルはおよそN4〜N3レベル程度です。

ちなみに、一般の日本の企業で求められる日本語レベルは最低N2、基本N1レベルとなっています。

求人から見るベトナムの日本語教師

では、実際にベトナムの日本語学校や技能実習制送り出し機関で募集されている日本語教師にはどのような条件が求められているのでしょうか。

ネイティブ日本語教師の役割と応募条件

ベトナムの日本語学校では初級レベルの授業は現地のベトナム人の日本語教師が授業を行うというパターンが主流です。

そのため、日本語ネイティブの日本語教師は、中・上級レベルの授業や、会話・日本文化のクラスを担当することが多いようです。

実際の求人でも会話授業を担当してほしい、日本の生活や働き方についても教えられる日本語教師を募集しているというものがいくつかありました。

応募資格としては、各日本語教育機関によってことなるようですが、日本の日本語学校と同じように

  • 日本語教育能力検定試験に合格した者
  • 大学(短期大学を除く)又は大学院において日本語教育に関する課程を修めて大学を卒業又は大学院の課程を修了した者
  • 日本語教師養成講座420時間を修了した者

という条件で募集しているところが多いです。

日本語学校では、これらの条件はあるのが望ましい、もしくは、あれば優遇するというところや、この条件+実務経験(〇年以上、専任経験など)を求めるという所もありました。

技能実習生の送り出し機関では、同じように条件を求めているところもあれば、条件は求めない、未経験でも可能というところもありますので、あります。

未経験でもベトナムで日本語デビューできる可能性はありますね!

ベトナム日本語教師の待遇

待遇も各日本語教育機関や能力によって異なりますが、およそ教師の基本給は1,000~1,300USDのところが多いようです。

日本円にするとおよそ、10万円〜13万円くらいですが、ベトナムでは単価が安いので、一食150円から250円程度で済ますことが出来ます。

また、現地までの渡航費や、現地での住居費・昼食代などが学校持ちの場合もあるので、この給料でも十分生活していけるようです。

未経験でも働けるとことはありますが、経験者と未経験者では給料に差がある場合もありますので、注意して見てみる必要があります。

未経験でも働ける?海外で日本語教師を目指す際に求められる条件とは!

2020/6/1

ベトナムで日本語教師になる魅力

ベトナムの気候は、温暖で寒暖差が少なく過ごしやすいので、初めて海外で働くという人にとっては比較的住みやすい場所となっています。

そして、ベトナム人は、向上心や向学心が高く勤勉、器用で、責任感が強く、気遣いが出来ると言われています。

やる気のない学生に教えるのと、学びたいという意欲が強い学生に教えるのとでは教師のモチベーションも違ってくると思います。

また、ベトナムに限らず、海外で日本語を教える場合、自分自身も異文化を常に感じながら授業が行うことができます。

帰国後もベトナムとの繋がりができますし、国内で働く際も、ベトナムから日本に来て働きたい、異文化のもとで頑張りたいと勉強している学習者への寄り添った教育につながります。

まとめ

以上、ベトナムでの日本語教育事情や、ベトナムでネイティブ日本語教師に求められるものなどについて紹介しました。

まとめると

  • ベトナムでは日本語学習者の数が急増しており日本語教師の募集も増加。
  • 現地では、日本語学校だけでなく、技能実習生への日本語教育機関で働くことも可能。
  • ネイティブ日本語教師は、国内の日本語学校と同じ条件の求人もあれば未経験、資格なしで応募できるものもある。
  • 日本と比較すると給与は低いが、国の物価を考えると妥当な給料をもらえる。

 

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参考
国際交流基金 HP:https://www.jpf.go.jp/j/index.html
『海外の日本語教育の現状 2018年度日本語教育機関調査より』
https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/dl/survey2018/text.pdf

外務省:ベトナム社会主義共和国https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/index.html

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すーみん

関西在住の現役日本語教師。日本語教育主専攻卒の新卒非常勤。日本語学校、中・高等学校、企業向けセミナー、オンラインレッスンなど、経験値を上げるため様々な場所で修行中… 若手日本語教師の目線で様々なことを発信します! 日本語情報バンクのライター