今回の記事は「台湾で日本語教師をしたい!」という方に向けた、まとめ記事となります!
上記のような疑問や悩みを解消できる記事となっています!
目次
台湾ってどんな国?抑えておきたい基本情報
台湾は、中国の東に位置する小さな島国です。
正式国名は「中華民国(Republic of China)」、首都は「台北(Taipei)」です。
台湾に海外移住する際に知っておきたい情報をまとめました!
台湾の基本情報
- 面積
3万6千平方キロメートル ※九州よりやや小さい
- 人口
約2,360万人(2020年2月)
- 言語
北京語、台湾語
- 民族
漢民族:約98%
現地で原住民(原住民族)と呼ばれる民族:約2%
- 宗教
仏教、道教、キリスト教など
- 通貨
元(ニュー台湾ドル)※1TWD=約3.6JPY
- 時差
日本より1時間遅れている
台湾の気候
- 一年を通して日本より暖かい
- 北が亜熱帯、南が熱帯地域
- 長い夏と短い冬があり、四季ははっきりとしてない


引用元:地球の歩き方
台湾の物価
- 物にもよるが、台湾の物価は日本の約半分〜3分の2ほど
- 食費
- 屋台の肉まん1つが10元(約36円)
- お洒落なカフェでケーキセット300元(約1,080円)
- 飲み物10~20元(約36~72円)
- 牛肉麺や麺線などの麺類50~100台湾ドル(約180~360円)
- 交通費
- タクシーの初乗り料金70元(約252円)
- 地下鉄乗車券の最低料金20元(約72円)
- 家賃
- 1ヶ月約10,000元前後(日本円で約3,6000円)
台湾の食
- 主食は日本人と同じく米
魯肉飯(ルーローハン)、粽(ちまき)、飯團(台湾風おにぎり)、炒飯など
- 小麦を原料とした料理(麺類や小籠包)も多い
- 全体的に脂っこい料理が多い
- 自炊よりも屋台などでの外食文化が根付いている
- 日本食には困らない
セブンイレブン、大戸屋、吉野家、ココ壱番屋などが進出している
台湾の基本情報は以上です!
私自身、2017年に台湾へ旅行に行ったことがあるのですが確かに脂っこい食べ物(揚げ物など)は日本より多かったのですが、日本人の口に合う味付けの料理もたくさんあるという印象です◎
台湾での日本語教師需要について

台湾での日本語教育はどれほどの需要があるのでしょうか?
多くの方がご存知のとおり、台湾は親日国家として非常に有名です。
そのため、日本語教育の需要も非常に高いです。
国際交流基金が2018年度に実施した「海外日本語教育機関調査」の情報を元に台湾の日本語教育状況をまとめました↓
※1位は中国、次いでインドネシア、韓国 ※国際交流基金は独学日本語学習者の数は含まれていない
私が旅行で台湾を訪れたときは歩いていると日本語で接客される方が当たり前というくらい、日本語が話せる台湾人が非常に多くて驚きました!
他の国に比べると「日本文化」や「日本語」がかなり浸透している台湾ですが実は近年、日本語学習者は大きく減少傾向にある、という実態もあります。
国際交流基金の前回調査2015年度と比較すると2018年度の調査では、学習者数が22.7%も減少したという結果が出ています。
理由は近年、台湾では英語の公用語化を目指しており英語教育に力を入れようとする動きがあるためです。
とはいえ、日本語学習者数は世界的にみても非常に多いという事実は変わりません!
台湾での日本語教師求人について!採用条件やお給料は?

採用条件
台湾で日本語教師として就職したい場合、どのような資格やスキルなどが必要となるのでしょうか?
結論からいうと、日本国内で日本語教師になる場合と求められる条件はほとんど同じです↓
以下いずれかの条件を満たしていること
しかしながら、国内で就職する場合と一点大きく違う点があります。
それは、ビザ発給のために「大卒」という条件が必須になります。
つまり大学を卒業していない人は台湾で日本語教師として就職することはできません。
それ以外においては特に特別な資格やスキルは基本的に求められないことがほとんどです。
台湾の公用語は中国語(台湾華語)ですが、語学スキルが必須とされている場合は少ないです。
もし、台湾で日本語教師として働きたい方は、文化庁に届出をしてある日本語教師養成講座の資料を一括請求できる下記サイトを活用されてもよいかもしれません。
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就職先
台湾の求人において、最も一般的な就職先は日本語学校(語学スクール)となります。
日本語学校にもよりますが学習者は子どもから学生、社会人までさまざまです。
一方で大学での求人は非常に少ないようです。
また、正社員ではありませんがボランティアとして日本語教師をすることも可能です。
ボランティアとして、台湾へ日本語教師派遣するプログラム事業を行なっている会社もありますので、「台湾での生活を体験してみたい」「台湾人と交流してみたい」「海外で日本語教師として試しに教えてみたい」という方にはおすすめです。
お給料
お給料は概ね25,000〜40,000元のところが多いようです。
日本円でいうと、9万〜14万4,000円となります。
台湾の大卒初任給は約25,000元のため、決してお給料は安くはないと言えるでしょう。
また日本の大卒初任給は約20万円のため、9~15万円と聞くと低いように感じるかもしれませんが物価が低いことを考慮すると十分に生活していける額となります◎
福利厚生
最後に求人を探すにあたり、福利厚生をチェックすることも意外と重要です。
確認しておくべき点を一覧にまとめました!
台湾×日本語教師のおすすめ求人サイト!採用試験について!

おすすめ求人サイト
求人探しをする際にどの求人サイトで探すべきか分からないという方に向けて、おすすめの求人サイトを紹介します!
求人数が豊富かつ「海外転職が初めて」という方におすすめな求人サイトはこちらです↓
こちらは海外・国内ともに求人数が多く、エリアごとに求人検索ができるため、すぐに自分の希望する求人を見つけることができます。
また求人サイトから自分で検索するだけではなく、こちらから「日本語教師キャリア」に無料登録すると、希望する求人情報を紹介してもらうことができます!
さらに応募先の職場の雰囲気を事前に伝えてもらえます◎
「海外に行ってから職場を初めて見るのはちょっと不安」「海外で働くのが初めて」という方も安心して求人に応募することができます!
採用試験について
まずは求人に応募する際に履歴書(+職務履歴書)を送付します。
その際に教授経験がある場合は教授経験についての履歴書(日本語教育経歴書)も送る場合があります。
その後、無事に書類選考を通過すると次は面接選考となります。
面接選考は基本的には台湾の現地で行う必要はなく、スカイプでの面接となります◎
模擬授業は面接選考の中で行う場合と行わない場合があります。
詳しい選考内容については、求人情報を確認してみましょう!
そして面接に合格して正式に採用が決まったら、勤務開始日やビザの発行など渡航に向けての準備が始まります。
日本語教師としての海外教授経験はもちろん、海外で仕事しながら暮らす経験は今後のキャリアや人生にとって、必ずプラスになる貴重な経験となります!
「台湾で日本語教師をしてみたい」という気持ちが少しでもある方は、ぜひ求人に応募してみてください!
【台湾で日本語教師になりたい!】まとめ
- 台湾で日本語教師の需要は高い
- 日本語学校での求人がほとんど
- 採用条件は国内求人の場合とほとんど同じだが、大卒は必須
- 給料は月給約25,000〜40,000元
- 採用試験の面接は現地ではなくスカイプで行う

伊藤えり子
運営情報


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