”放送大学に通い、学士取得を目指したい”
”放送大学で学士取得+日本語教師資格取得を目指せる・・?”
“日本語教師の国家資格化のために学士を取得したい”
今回は、このような悩みや目標を持っている方に向けた解説記事になります!
「日本語教師×四大卒」というテーマも含めつつ解説をしていきたいと思います!
また日本語教師の資格の1つである日本語教師養成講座という講座も「実際に教えること」に則しており検討することをおすすめしています。
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目次
日本語教師になるための3つの方法とは!国家資格化になる予定?!
まず、日本語教師になるための3つの方法をご説明します。
現在、日本語教師には、小・中・高の学校教員のように、必ず取得必須となる「国家資格」のようなものはありません。
しかしながら多くの場合で、採用条件の中に「以下3つの要件のうち、いずれかを満たしていること」が求められます。
この3つの要件は、「法務省告示校」である日本語教育機関で働く場合は、必ずいずれか一つを満たしている必要があります。
法務省告示以外の日本語教育機関で働きたい場合は、必ずしも以下の要件を求められるという訳ではありませんが、ほとんどの求人案件でこの条件が提示されているため、日本語教師として働きたい方は「この条件のいずれかを満たすこと=日本語教師として働くことができる」と考えてよいでしょう!
①四大卒(もしくは日本語教育能力検定試験)+文化庁届出受理の420時間日本語教師養成講座を修了
4年制大学を卒業していて、かつ民間のスクールで開講されている「420時間日本語教師養成講座」を修了する、という方法です。
◆「420時間養成講座」について
・平均6~12ヶ月ほどで修了できる ・費用は平均50~80万円ほど ・養成講座を開講しているスクールは全国各地にある ・内容は大きく分かれると「理論科目」と「実践科目」
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②日本語教育能力検定試験に合格
2つ目は、公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する「日本語教育能力検定試験」に合格する方法です。
試験の概要はこちらです↓
・「日本語教員となるために学習している方、日本語教育に携わっている方に必要とされる基礎的な知識・能力を検定することを目的」とした試験 ・年に一度、10月に行われる ・全国の以下主要都市で開催(例年) 「北海道(札幌) 、東北(仙台、福島)、関東(東京)、 中部(愛知)、 近畿(大阪、兵庫)、中国(広島)、九州(福岡)」 ・受験料は10,800円(税込) ・受験資格者に定めはなく、誰でも受験可能◎
検定試験対策講座を開講しているスクールに通うか、完全独学で目指すことも可能です。
平均的な学習準備期間は、最低6ヶ月以上と言われています。
四大卒など学歴の定めもなく、最も経済的な負担をかけずに日本語教師になることができるルートと言えます。
③大学または大学院で日本語教育を主/副専攻(45単位/26単位)し卒業
大学や大学院に入る前に「日本語教師になることを決めている」という場合は、「日本語教育専攻」が設置されている大学/大学院に進学するという選択肢があります。
特に「大学で日本語を教えたい」と考えている場合は、「日本語教育専攻で修士以上(大学院卒)」が採用条件に求められます。
以上が日本語教師になるための3つの条件でした。
そして、現在、日本語教師になるため条件が見直されようとしています!
2019年から「国家資格(公認日本語教師)化しようという動きが出てきています。
現在検討中の案としては、①日本語教育能力検定試験の合格、②教育実習、③学士、の3つ全てが揃っていて初めて「公認日本語教師」として登録ができるというものです。
今すでに上記3つの条件を満たしており、現在日本語教師として働いている人は、「経過措置」となり、現在の資格が無効になるということはないようです。
今後は、日本語教師になるための条件が整備され、より明確化厳格化されることが予想されます。
国家資格化の動きについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください!
日本語教師が学士(四大卒)を取得しておいた方が良い理由◎
上記で述べた通り、現在の「日本語教師になる3つの条件」を考えると、必ずしも「学士」が必要と言う訳ではありません。
大学を卒業していなくても、「日本語教育能力検定試験に合格する」方法で日本語教師になることはできます。
しかしながら、実は「学士」を取得しておいた方が良い理由がいくつかあります!
以下3つがその理由です。
① 海外で日本語教師として働く場合
海外で日本語教師として働く場合は、ビザ取得の関係などから、殆どのケースで「学士」の学歴が求められます。
そのため「いつか海外で日本語教師として働きたい」と考えている人は、学士取得のために大学へ進学することが必須と考えていて良いでしょう!
② 今後は「学士」取得の日本語教師が当たり前になる
上記で「国家資格化の動き」について触れましたが、近い未来に日本語教師は「学士」取得が必須となることが予想されます。
既に日本語教師の資格を取得している場合は、「経過措置」として学士取得の必要はない可能性も考えられますが、もし「これから日本語教師を目指したい」と考えている方は、大学進学を考えた方が、今後の新たな資格条件を満たすことができるという点で良いでしょう。
③ 大学進学を目指す学習者へ指導する場合
日本語学校で日本への大学進学を目指す学習者に日本語を教える場合、教師自身が「大学受験の経験者」や「大学卒業経験者」であることは、指導する上で必ずプラスになります。
自身の経験から、大学入学試験のコツや大学生活について、学習者により説得力を持って教えることができるのではないでしょうか!
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放送大学を卒業すれば日本語教師を目指せる?
次に、「すでに社会人として働いているが、大卒資格を目指したい」あるいは「大卒と日本語教師資格を同時取得したいに」という方に向けて、「放送大学に通うことでそれらが叶うのか?」ということについて解説します。
結論からいうと…
「放送大学で、大卒資格を目指したい」 → 可能◎ 「放送大学で、大卒資格+日本語教師資格取得を目指したい」→ 不可能×
放送大学は、大学なので大卒資格を取得することはもちろん可能です。
ですが、放送大学には「日本語教育専攻」の設置がされていないため、放送大学を卒業するだけでは日本語教師の資格取得をすることができません。
放送大学に通いながら、日本語教師資格取得を目指す方法とは?
方法① 大学在学中に民間のスクールに通い「420時間養成講座を修了する」 方法② 大学在学中に「日本語教育能力検定試験に合格」
放送大学に通いながら、日本語教師の資格取得を目指すには上記2つの方法があります。
ここで、以下のような疑問を持つ方がいるかもしれません。
「大学に通っても日本語教師の資格が取れないなら、通う意味がないのでは?」
「日本語教育専攻のある大学に行った方が良いんじゃないの??」
ここからは、「放送大学の概要」と「放送大学へ通うことのメリット」
「どのような人が放送大学へ通った方が良いのか」についてお話します!
放送大学ってどんな大学?
放送大学の概要をまとめてみました↓
放送大学の基本情報
・国が認可した正規の大学。
・入学時期は、4月と10月。
・書類選考のみで学力試験はない。
放送大学の特徴
・「大学卒業を目指す」「学びたい科目だけ履修」「資格を取得する」など幅広い学習目的に対応。
・基本は、BSテレビ・ラジオ、インターネットで学ぶ「放送授業」のため自分のペースで学べる。
・卒業までに必要な学費は、約70万円と経済的にリーズナブル。
・編入学なら最短2年で卒業が可能。
・短期大学や専門学校を卒業(卒業見込み)された方や大学中退した人は、2年次・3年次に編入学が可能。
放送大学の設置学部
・「教養学部教養学科」という1学部1 学科のみの単科大学
幅広い学問分野を学べるよう、6つのコースを用意
①生活と福祉コース
②心理と教育コース
③社会と産業コース
④人間と文化コース
⑤情報コース
⑥自然と環境コース
日本語教師×放送大学へ通うことのメリット!
専門卒や大学中退の場合、最短2年で大学卒の資格が取れる!
高卒や大学中退した人が、放送大学に入学する場合、単位変換をして最短2年で大学卒業資格を取ることができます!
「今までの学歴を活かして、できる限り最短で『学士』を取りたい」という方には、編入制度がある放送大学はぴったりなのではないでしょうか?
特に、近い未来に海外で働くことを視野に入れている人にとっては、非常に嬉しい制度です!
入学試験のための学習をしなくて良い、入学までの準備期間が短く済む!
大学に入学する場合、通常は「入試試験」があります。
自分が目指す大学の入試試験合格に向けて学習する準備期間が必要となりますが、放送大学は入試試験がありません!
「すぐに大学へ通いたい」「入試試験の学習はしたくない」という場合は、入学時期が年2回あり、入学試験のない放送大学は、非常に入学がしやすい大学です。
忙しい社会人でも、働きながら「大学卒」を目指すことが可能!
放送大学は、BSテレビ・ラジオ、インターネットで学ぶ「放送授業」=通信制の授業を展開しているので、平日の日中は働いている人も土日や平日夜の時間を利用して自分のペースで授業の履修をすることができます◎
・できる限り安く学費を済ませたい!経済的負担が最小限!
通常、私立の4年制大学に通う場合、入学金に加え学費は1年間に約100万円、卒業するまでの4年間で400万円以上かかります。
しかし、放送大学では卒業までにかかる学費は、なんと約70万円のみです。
通常の私立大学を卒業するのと比較して、約4分の1の学費で「大学卒業」資格を取ることができます!
もし、これから「大学卒」と「420時間の養成講座修了」を同時に挑戦しようという場合でも、大学学費(約70万円)と養成講座受講費(約60万円)合わせて、合計約130万円でそれら2つを同時に叶えることができます。
【放送大学で日本語教師の活躍チャンスを広げよう!】まとめ
・日本語教師になるには、3つの道がある
・日本語教師は「国家資格化」する予定
・「四大卒」資格があると活躍の場が広がる
・放送大学を卒業しても日本語教師にはなれない
・放送大学は社会人にとってメリットがたくさん!
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