海外旅行や国際交流をきっかけに、
「世界から見たときの日本人の特徴ってなに?」「海外から日本人はどういう風に見られているの?」
とふと疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
そこでこちらの記事では、海外と異なる日本人ならではの性格の特徴15選を紹介します!
また日本人男性の特徴、日本人女性の特徴についてもそれぞれ解説しています。
この記事を通して、日本人は海外からどのように見られているのか?について学んでみましょう◎
目次
【日本人の特徴】ココが海外と違う!
まずは、海外とは異なる日本人の大きな特徴を8つ紹介します!
① 温厚で自己主張がない
日本人は争い事を好まず、平和主義で温厚な性格であるといわれています。
他人と反対意見や異なる価値観をもっていたとしても、自己主張をせずに相手に合わせる習慣が身に付いているのが日本人。
協調性を重要視する教育環境を通して、「自分の意見を多少押し殺しても喧嘩や争いは避けたい」「多数の意見に合わせて場の空気を壊さないようにする」といった価値観が育っているのが背景にあります。
② 礼儀やマナーを守る
「日本人はマナーがいい」「礼儀正しい」といったイメージを持つ外国人が非常に多くいます。
それには、「ありがとう」「ごめんなさい」といったお礼や謝罪の言葉をきちんと述べるべきだ、と幼いころから教えられていることや、年上・目上の人やお客様には敬語を使うといった「上下関係がはっきりしている」という日本ならではの文化があるためでしょう。
また、「海外だったら列に並んでいても、我慢できずに順番を抜かす人がいるのは日常茶飯事」というのに対して、「日本人はまっすぐにきちんと並んで、順番を抜かす人や文句を言う人がまったくいない」というマナーの良さにおどろく外国人も多くいます。
③ 相手に気をつかう
相手の気持ちや状況を読み取り、相手が気分よく過ごせるように気をつかうところも、海外にはなかなかない性格的な特徴のひとつ。
特に欧米では、「口から出た言葉がすべてであり、そこから相手の気持ちを読み取り理解する」という文化が強くあります。
一方で日本では、「相手は口には出していないけれど、こうしてほしいと思っているだろうな」「口ではこう言っているけれど、本当はこう思っているんじゃないかな」と、相手の状況や表情から真の気持ちを察しようとする文化があります。
④ 完璧主義である
何事に対しても、ルールに沿ってミスなくきっちりと進めていこうとする日本人は「完璧主義」と思われることもあります。
たとえば、電車を分刻み秒刻みで時間通りに走らせたり、1分でも遅れると謝罪のアナウンスが流れるところなどに、完璧主義の性格が現れていると言えるでしょう。
このように「ちょっとのミスならいいや」といった楽観的な考えが許されないのが、日本人の特徴です。
⑤ 我慢強い
「簡単に物事をあきらめず、我慢強い性格である」ことも、外国人が持つ「日本人のイメージ」のひとつ。
ひと昔前までは、ドラマ・アニメなどで「スポ根」と呼ばれるジャンルがあったりなど、「根性精神」が重視されてきたのが日本の文化。
ほかの国と比べて「一つの会社で定年まで働く」といった社会人が多くいる点にも、「日本人が簡単に物事を投げ出さずに、最後までやり遂げる」といった国民性であることが伝ってきますね。
⑥ 本音と建前がある
「本音と建前」という言葉は、少し日本に興味がある外国人なら知っている人も多い、知名度が高い日本語のひとつ。
それほどまでに、「口に出している言葉と、本当に心の中で考えていることは違う」という日本人の性格が世界に知られているということでしょう。
日本人からすると、「相手を傷つけないため、相手を良い気持ちにさせるための優しさから生まれているんだ」と思う方もいるかもしれませんが、外国人には「本心では何を考えているかわからない」「嘘をついている」といった印象を持たれてしまうことも。
⑦ 集団行動が多い
「集団行動が多く、単独行動をすると周りからどう見られているのか不安に感じる」というのも日本人ならではの特徴。
幼いころから、クラス単位で行動する学校教育から生まれた習慣でもあるでしょう。
一方で、「他人からどう思われるか気になってしまう」といった世間体を気にする性格もあり、どこかの組織やグループに所属していることで、安心したいという気持ちもあります。
どちらかというと個人主義で、他人の目を気にしない国からみると、おどろかれたり不思議に思われることも。
⑧ 謙虚である
他人から褒められても、「そんなことないです」「まだまだです」と謙虚に見せる姿勢は日本人ならではの性格。
海外では、他人から褒められたら「ありがとう」と素直に受けとめるのが当たり前な文化もありますが、日本では謙虚な姿勢でいないと、逆に「自慢しているの?」「自信過剰なのでは?」と受け取られてしまうことも。
【日本人の特徴】男性編
続いては、海外からみた日本人男性の性格的特徴を3つご紹介します!
⑨ 仕事熱心である
今でこそ働き方改革で状況は変わりつつありますが、「長時間の残業が当たり前で、飲み会などを含め会社のために割く時間が多い」というイメージを持つ外国人は多くいます。
そのため「日本人男性は働き者で、非常に仕事熱心である」と海外では言われています。
また、家族との時間やプライベートを重視する海外の文化と比較して、日本では「家族よりも仕事が優先」と考えられる傾向にあるのも関係しているでしょう。
⑩ プライドが高い
海外と比較して、自分よりも学歴や年収が高い女性に抵抗がある男性が多くいることから「プライドが高い」と思っている外国人も少なくないようです。
一方で、少し前までは「夫が一家の大黒柱として家族を養う」といった価値観が長いこと存在していたため、日本人男性の中には「自分が家族を守らなければ」という強い責任感をもっている人が多いと捉えることもできるでしょう。
⑪ 恋愛に対して消極的
情熱的で愛情表現が豊かであるアメリカやヨーロッパなどの男性と比較すると、日本人男性は「恋愛に消極的である」というイメージを持たれがち。
日本人はもともと自己表現が苦手なこともあり、愛情表現が少なかったり、女性をエスコートしたりなどレディーファーストの文化がないことなどから、「恋愛には奥手」と感じる外国人もいるようです。
【日本人の特徴】女性編
続いては、日本女性の特徴を4つお伝えしていきます!
⑫ 自分の意見を言わない
「自分の意見をあまり言わず、相手に合わせる」という点は、日本人女性ならではの特徴のひとつ。
自己主張が少ないもともとの日本人の性格や、「男性の一歩後ろに下がる」といった伝統的な価値観がまだ残っていることなどが背景にあります。
「日本の女性は従順である」というポジティブなイメージを持たれたり、「人の言うことを聞くだけで、自分の意見がまったくない」とマイナスなイメージを持たれることも。
⑬ 外見を気にする
日本人女性は、外出する際はかならず化粧をしたり髪型や体型などに気をつかう人が多いなど、外見を気にする点も特徴のひとつ。
海外では「ビジネスシーンで化粧をしなくてもまったく問題ない」という文化もありますが、日本では「化粧はマナー」という考えが少なからずあります。
海外に行ったことがある日本人女性からは、「海外に行くとすっぴんで過ごすのが当たり前で、服装も気をつかわなくていいし日本にいるときよりも楽!」という声もよく聞かれます。
⑭ 他人と自分を比較しがち
日本人女性は「自分が周囲から浮いていないか」と気にしたりなど、他人と自分を比較しがち。
そのため、洋服やメイクなど、自分が好きかどうかよりも他人からどう見られるかを基準に選ぶ人も多くいます。
周りと同じ格好をしたり同じ意見を述べたりなど、海外から見ると「個性があまりない」と思われてしまうことも。
⑮ ブランド物やトレンド好き
周囲の友人に合わせたり、話題についていけるように、という意識が高いことから流行りのトレンドに敏感なのも日本女性の特徴。
また、人気のブランド商品などが出ると「多くの人が買っているからほしい」という感情で、ブランド物を購入する女性もいます。
これには、個性や個人の考えを大切にするよりも、世間体や周囲に馴染むことを重要視する心理があらわれています。
【日本人の特徴】まとめ
いかがでしたか?
こちらの記事では、海外と比べてみた日本人の特徴をまとめてご紹介しました!
「たしかにそうだな」と納得できたものや、「へぇ〜意外!」と感じた内容もあったのではないでしょうか。
このような海外とは異なる日本文化を伝えたり、日本語を教えたりするのが仕事である「日本語教師」という職種があるのはご存知ですか?
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