同じ東アジアの国で、日本と文化的に似ている側面も多い「韓国」。
一方で、「隣国でありながら、韓国文化についてはあまり深くは知らないかも・・」という方も多いはず。
そこで今回は、韓国の文化的な特徴や、日本人とは異なる韓国の習慣・国民性についてご紹介!
こちらの記事を読めば、「韓国ってんどんな国なの?」ということについて、詳しく知ることができるでしょう。
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目次
韓国ってどんな国?
まずは、韓国の基本情報についてお伝えします!
※ 外務省「韓国基礎データ」より
韓国は、第二次世界大戦後の1948年、朝鮮半島の北緯38度以南に「大韓民国」として成立しました。
1980年代半ばまでは独裁体制でしたが、1987年の民主化宣言によって民主化し、現在まで自由民主主義の政治体制が続いています。
1950年に起こった朝鮮戦争は1953年に休戦しましたが、現在も終結はしていない状態です。
韓国文化の特徴
ここからは、韓国文化の特徴を5つのポイントに分けてご紹介します!
美容整形大国
韓国といえば、「美容整形」を思い浮かべる人も多いほど、美意識の高い国であることが特徴です。
「美しい外見を持っていること」は、就職の面接時の評価基準や、結婚相手に求める条件の一つになるとも言われています。
日本では、整形に対してネガティブなイメージを持つ人もいますが、韓国人の間では整形するのは当たり前で、それを他人に隠したりすることもありません。
K-POP
今やアジアだけではなく世界中で人気を博しており、韓国文化を代表するものの一つになっているのが「K-POP」。
K-POPはルックスはもちろんのこと、ハイレベルなダンスパフォーマンスと歌、凝った衣装など、総合的なクオリティーの高さが、世界中に評価されています。
世界中でヒットした「BTS」は、世界的な音楽賞であるグラミー賞にもノミネートされるほどの人気です。
食文化
韓国の国民食といえば、「キムチ」。
キムチは発酵食品で健康に良いとも言われており、韓国人はキムチをほぼ毎日、人によっては3食毎回食べるそうです。
また、韓国の焼肉文化では、焼いた豚肉に薬味をつけて、野菜などで巻いて食べる「サムギョプサル」が人気です。
伝統衣装のチマ・チョゴリ
韓国の伝統衣装は、女性用を「チマ・チョゴリ」、男性用を「パジ・チョゴリ」と呼んでいます。
「チョゴリ」は「上衣」、「パジ/チマ」は「下衣」という意味で、上下に分かれた衣装になっています。
女性の衣装は、上衣の着丈は短め、下衣はスカートのようにふわっと曲線が広がっていて、美しい色合いや光沢が特徴です。
結婚式や葬式、子どもの成長を祝う行事の際などに伝統衣装を身につけるのだそう。
厳しい学歴社会
日本も学歴社会だと言われていますが、それ以上に厳しいのが韓国の超学歴社会。
受験戦争となる大学進学では、実は推薦入学の割合が非常に高く、高校の学業成績だけでは不十分で、クラブ活動やボランティア活動などを含めて総合的に評価されるのだそう。
就職時も同じく、高学歴でもインターンシップ経験や、海外経験、英語力などがないと大企業へ就職するのは難しいと言われています。
親が子どもにかける教育費は莫大なもので、今の韓国人の未婚率が年々高まっているのも、こうした激しい競争社会が背景にあります。
日本とは異なる韓国の習慣
続いては、日本とは少し異なる「韓国ならではの習慣」について見ていきましょう!
湯船に浸からず銭湯へ
韓国では、日本のように家に湯船がなく、お風呂に浸かるという習慣はありません。
ですが、週末などに銭湯へ行く文化が根付いています。
韓国の銭湯では、飲み物・食べ物をお風呂やサウナに持ち込んでもOK。
「チムジルバン」と呼ばれているサウナでは、専用服を来て男女一緒に入れるところも多数あります。
麺をすするのはマナー違反
日本では、ラーメンや蕎麦などの麺類をすすって食べますが、韓国では麺をすするのはマナー違反。
韓国へ旅行に行った際などには、気をつけるようにしましょう!
また、お茶碗を片手で持ち上げて食べるのもNGとされているので、お茶碗はテーブルに置いたまま食べるようにしましょう。
カード・電子決済が当たり前
韓国では、もともとクレジットカードの普及がかなり進んでおり、屋台や個人店などどこでもカードが使えます。
最近は、電子決済が主流になってきており、日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。
出掛けるときは、携帯とカードだけという人も増えているようです。
旧正月(ソルラル)を祝う
中国のように陰暦の1月1日「旧正月(ソルラル)」を祝うのも、日本とは異なる文化。
旧正月は、家族や親戚とともに過ごしたり、旅行へ出掛ける人もいます。
ソルラルの日には、日本のお雑煮のような、韓国のお餅が入ったスープ「トックッ」という料理を食べるのだそう。
ペアルックのカップルが多い
日本では、ペアルックのカップルを見かけることは、あまりないでしょう。
ですが、韓国ではペアルックのカップルを街で見かけるのは当たり前。
全身ペアルックのコーディネートをしたり、アクセサリーなどもお揃いのものをつける人も多くいます。
日本とは異なる韓国人の国民性
最後に、日本とは異なる「韓国人の国民性」について見ていきましょう!
自分の意見をはっきり言う
周りの空気に合わせることを最優先する日本人とは異なり、韓国では、自分の意見をはっきりと相手に伝える人が多くいます。
また、自分と合わない人とは無理して付き合わないなど、表裏をつくらずに自分の意志をしっかり持っているのが、韓国人の特徴。
何でもシェアする
韓国では、友人や家族同士で何でもシェアする文化があります。
たとえば、日本人は友人とレストランに行く際など、一人一品ずつ頼んで、割り勘するのが一般的。
一方で、韓国では複数の料理を頼んで、みんなでシェアして食べるのが普通です。
また、割り勘ではなく「一人が奢り、次回はもう一人が奢る」といったように、お互い奢り合う文化もあります。
年功序列・上下関係を重んじる
日本よりも、年功序列や上下関係がはっきりしているのが韓国。
年上に敬語を使うのはもちろん、自分の親に対して敬語を使う人もいるようです。
また、1年でも生まれ年が違う場合には、「オッパ(女性が年上の男性を呼ぶとき)」「オンニ(女性が年上の女性を呼ぶとき)」を名前の後ろにつけて呼ぶ文化があります。
現実主義の人が多い
韓国では、厳しい学歴社会の中で「良い大学に入って、待遇の良い企業に就職する」という教育がされています。
そのため、自分の目標やビジョンよりも、このようなレールから外れないように、より現実的な選択を優先します。
また、将来結婚や子育てにお金かかることを予想し、しっかりと貯金をしたり、投資などでお金を増やしていく人が多くいます。
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いかがでしたか?
日本とは異なる点や、韓国文化の特徴を知っていただけたのではないかと思います!
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