2021年度の外国人留学生、コロナ禍の影響で13.3%の減

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日本学生支援機構が公表した「2021(令和3)年度外国人留学生在籍状況調査」によると、2021年度に日本の大学など高等教育機関と日本語教育機関が受け入れた外国人留学生数は、前年度を13.3%下回る24万2,444人だったことが分かった。コロナ禍による入国制限などが響いたとみられ、ピークの2019年度に比べると22.3%の大幅減になっている。

在学段階別の内訳は、大学院5万2,759人、大学学部7万3,715人、短期大学2,331人、高等専門学校453人、専修学校専門課程7万268人、準備教育課程2,351人、日本語教育機関4万567人。微増となった高等専門学校以外、すべての在学段階で減少した。

2011年度に16万人台だった外国人留学生数は、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2019年度には31万2,214人まで伸びていた。しかし、新型コロナの感染拡大で入国制限が始まるなど海外渡航が難しい環境になり、2020年度は27万9,597人に減少、2021年度はさらに3万7,153人減った。

参照:大学ジャーナル

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伊藤えり子

運営情報
関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語教師キャリア マガジンのライター
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