愛知県警が外国人向けに作成 かるたで学ぶ日本のルール 

愛知県警が日本のルールや文化、防犯対策を学べる外国人向けのかるたを作成した。札の内容は県内で暮らす外国人らから募集し、「みんなのかるた」と題して県警HPで公開している。

24日、愛知県豊田市の県立衣台高の教室で授業を受けたのは、同校に通う外国籍の高1生9人。夏休みの宿題として札の内容を考えて応募し、一部が採用された。「さわやかな朝 あいさつは おはよう!」の札を考えた中国籍の男子生徒(18)は「日本人は礼儀を重視する。毎日意識してあいさつしている」とうれしそうに話した。

かるたは、県警国際警察センターの与語俊樹警部補らが企画した。昨年5月、「日本語を学べてルールも分かるかるたはないか」と問い合わせを受け、募集を開始。寄せられた331作品から46作品を選び、年末に公開した。予算は全くかからなかったという。

愛知県内の在日外国人は年々増加し、事件の摘発例も増えている。与語警部補は「犯罪のために日本に来る人はいない。社会になじめず、孤立してしまうことが犯罪を生む」と指摘する。新型コロナウイルス感染拡大が収まれば、かるたの普及イベントも開催したいと考えており、「外国人は暮らしてきた文化が異なり、誤解を受けることも少なくない。かるたを通じて、日本社会への理解を深めてもらい、少しでも溝を埋めたい」と願っている。

参照:日本経済新聞

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日本語教師キャリア マガジン編集部

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