この記事では、2020年日本語教育能力検定試験の合格者に聞いた最新のおすすめの問題集を紹介します!
2021年に受験される方や、検定合格を目指す人はぜひ参考にしてみてください!
日本語教師の資格も含め「一生食べていける手に職がつけられる資格がまとめて知りたい!」という方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね!
目次
日本語教育能力検定試験について
日本語教師になりたいと思っている皆さんが、まず、はじめに考えるのが、日本語教育能力検定合格ではないでしょうか?
現在日本語教師になるためには、3つの方法があります。
①大学または大学院で日本語教育を主専攻または副専攻として修了
②日本語教育能力検定試験合格
③学士の学位を有し文化庁に届出が受理されている日本語教師養成講座の420時間単位時間修了
この中で最も安く、時間がかからないのが②の日本語教師能力検定に合格することです。
では、検定試験とはどのようなものなのか、令和2年度 日本語教育能力検定試験の概要を見てみましょう。
2020年の検定試験について
試験日 | 令和2年10月25日(日) |
出願期間 | 令和2年6月22日(月)7月20日(月)から8月3日(月)まで |
試験地 | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡 |
受験資格 | 受験資格に制限はありません。 |
試験内容 | <試験Ⅰ> 90分 100点 原則として、出題範囲の区分ごとの設問により、日本語教育の実践につながる基礎的な知識を測定する。 <試験Ⅱ> 30分 40点 試験Ⅰで求められる「基礎的な知識」および試験Ⅲで求められる「基礎的な問題解決能力」について、音声を媒体とした出題形式で測定する。 <試験Ⅲ >120分 100点 原則として出題範囲の区分横断的な設問により、熟練した日本語教員の有する現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する。 |
合格発表 | 令和2年12月25日(金)(予定)に受験者全員に文書をもって通知 |
合格率 | 28.2%(令和元年) |
受験料 | 10,800円 |
合格率を見るとわかるように、試験は決して簡単ではありません。合格率は例年15%〜30%、平均20%前後と難易度の高い試験と言えます。
そのため、養成講座を持つ教育機関や通信などが出している、検定対策の講座なども多くありますが独学で合格している人ももちろんいます!
独学で合格するための方法についてはこちらで詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。
2020年はコロナ禍で多くの試験が中止になったり延期になったりしましたが、日本語教育能力検定は申し込み期間を例年よりもかなり短めにして、受験者を募集し行われました。
そして、その結果が2020年12月25日前後に受験者に郵送で届けられました。
今回は、2020年合格者に「合格のために使用した問題集」について調査し、その結果をまとめています。
日本語教育能力検定合格を目指す人はぜひ参考にしてみてください。
合格者に聞いた日本語教育能力検定の必読問題集
実際に検定に合格された11名の方ににアンケートをとり、役に立った!という声が多かったものを順に紹介していきます。
『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド』
ヒューマンアカデミー著
日本語教師養成講座でも有名な業界最大手ヒューマンアカデミーの赤本を使っていたという人が一番多かったです。
なんとアンケートに答えてくれた人の約8割が使用していました。
この赤本は、試験を熟知している業界最大手、ヒューマンアカデミーの講師陣のノウハウを生かし、膨大な試験範囲をこの1冊だけで効率よく学べる内容になっています。
また、完全攻略ガイドから、分野別用語集、合格問題集まで使用用途に応じて選べるところも人気の理由だと思います。
実際に、赤本の問題集のみで合格しました!という声もあり、1冊で十分と言えるほど、内容も充実しています。
値段は3520円ですが、内容の充実さを考えるとお得だと思います!
日本語教育能力検定試験の過去問
続いて多かったのが、検定試験の過去問です。平均して3〜5年分解いたという方が多かったです。
過去問は1冊が1年分で1540円(税込)なので、5年分は、7700円になりますね。
問題集にしては少し割高ですが、実際の問題を解くと傾向や対策を考えることができるのでよかったという声がありました。
また、問題を解くだけだし中古でも構わないという人はAmazonなどでもう少し安くで手に入る場合がありますので、チェックしてみてください!
他にも過去問を、①時間を図る用と、②キーワードピックアップ用というふうに2つの用途に分けて活用したという方もいらっしゃいました。
実際に問題を解いてみて、わからなかったところを参考書や用語集で調べるという勉強方法も効率的かつ効果的なようですね!
2020年 日本語教育能力検定試験 合格するための本
同じく業界大手のアルクの本も人気が高かったです。アルクは日本語教育能力試験対策の講座も持っています。
検定対策の講座についてはこちらでまとめていますのでご覧ください!
こちらの「合格するための本」は日本語教育能力検定試験の入門書のようなものなので、初めて受ける人にはおすすめです。
2回目以降の人や、概要は必要ないという人には、「合格するための〜」シリーズの問題集や用語集、記述式問題の本がおすすめです。
基礎知識、語彙、音声。記述式問題…のようにアルクの参考書や問題集は分野で分かれているため、自分の苦手を強化するために、ピンポイントで使うということもできますね!
以上が回答の多かった問題集です!次は、問題集と同じように試験に役立ったとの声が多かったものをご紹介します!
YouTubeで日本語教育能力検定に合格する!?
問題集ではないですが、試験のために活用していたとの声が上がったのがYouTubeです!
最近は、日本語教育業界でもYouTuberが増えてきていますね!
日本語教育関係のYouTuberについてはこちらでまとめているのでご覧ください!
今回の調査で多かったのは、はま先生の「日本語教師のはま」チャンネル
日本語教師能力検定対策の動画を多く出されています。
わかりやすい解説が人気です!
つづいて、ももこ先生の「Momoko N」チャンネルこちらも参考したという声がいくつかありました!
ももこ先生のはきはきとした話し方が聞き取りやすく内容がスッと頭に入ってきます。
また、「日本語を聞く」シリーズは日本語教育での使用のみ自由に使用可能です!実際に日本語教師になった後も使える内容の動画があるのは嬉しいですね!
最後にこせんだ先生の「こせんだ式日本語教室〜Japanese Language Lesson by Kosenda 〜」
こせんだ塾の塾長であるこせんだ先生が、テンポよく検定試験の対策についてや、日本語教育業界を取り巻く問題についてなどを解説されています。
【必読問題集】日本語教育能力検定まとめ
いかがでしたか?
実際に合格した人たちにアンケートをとってみて、同じ問題集でも使い方を変えていたり、苦手分野の復習に使っていたりとそれぞれの方が工夫して使用されていました!
でも、独学で勉強するのは難しそう…という方には、日本語教育能力検定対策の講座をお勧めします!
初めに紹介した日本語教師になるための3つの方法のうち、420時間の日本語教師養成講座に通うのは、60万近くの費用がかかりますが、同じ養成講座を行っている教育機関で、検定の対策講座をしているところも多いです!
対策講座は短期集中の講座も多く、安い費用で受講できます!
この記事を通して検定に合格したいけど「日本語教師養成講座の終了での資格取得も並行して検討したい」という人は、日本語教師アカデミーを活用してみてください。
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