今回は沖縄県那覇市にある「学校法人ゴレスアカデミー日本文化経済学院」と「ゴレスグループの株式会社ジャイス」を取材してきました!
設立から既に20年以上(前身となる富士文化学院も含めると30年以上)の歴史あるゴレスアカデミー。
今回は理事長の仲田さんと、ジャイスの長濱さんから今までの学校の歴史、学校の特徴やオンライン教育への取り組み、そしてアフターコロナの学校方針について伺ってきました!

仲田俊一さん(学校法人ゴレスアカデミー 日本文化経済学院 理事長、NPO法人 沖縄国際人材支援センター 理事長)前職は米国系大手消費財メーカーの日本支社とアメリカ支社にて勤務。

長濱静之さん(ゴレスグループ 株式会社ジャイス)

本日はよろしくお願いします!









よろしくお願いします。






よろしくお願いします。
ゴレスアカデミーについて














さっそくですが、ゴレスアカデミーという学校の名前は特徴的ですよね。どんな由来なんですか?









ゴレスという名前は沖縄と深く関連があります。沖縄は昔から東南アジア諸国と貿易を行ってきましたが、東南アジアでは沖縄の商人のことを「ゴレス人」と呼ぶんです。そんなゴレス人独自の精神風土<肝心=ちむぐくる>(相手に対する深い思いやり)をもつ自分たちの文化に誇りを持ち、外国からの留学生を受け入れたいというのが由来です。














沖縄の歴史にゆかりのある名前なんですね!学校の教育方針やカリキュラムにも沖縄ならではの特徴が盛り込まれているんですか?









はい。日本語の授業はもちろん、沖縄文化である「エイサー」「三線(さんしん)」「ハーリー」を生徒に体験してもらう機会を設けています。日本の中でここ沖縄を留学先として選んだ学生にはやはり沖縄文化も体験してもらいたいという思いからです。


エイサー














ゴレスアカデミーの学生は授業内で沖縄文化も体験できるんですね!ちなみに学生はどこの国出身の学生が多いんですか?









ネパールの学生が非常に多いです。90%ほどがネパールの学生で、10%がベトナムの学生という構成でしょうか。進学率は非常に高く99%の学生が進学をします。以前は中国・ベトナムからの学生が多かった時期もありましたが、最近は現地の学生が日本でなくアメリカ等、他の先進国への留学を選ぶようになってきていると感じます。それが東京・大阪でなく沖縄となると尚更学生募集は大変です。









ただ2018年の時点で入学者は2,000名を突破し、世界41の国から来る様な学校になり、歴史と実績を積み重ねてようやく今があります。
ゴレスアカデミーの教育やオンラインの取り組みについて














ゴレスアカデミーでは現在どような教育を目指していますか?









私たちは教育の原点に立ち返り、日本文化に基づいた生活習慣や日本人の考え方が理解できる様、学業面、生活面、進路面など全てに渡って指導しています。なのでグループとして、学生募集から就職先の紹介まで一気通貫で行なっており、留学生がスムーズに日本の生活に適応できる様にしています。














ありがとうございます。ではゴレスアカデミーとしては今後どの様な学校運営を考えていますか?









やはり時代に合った取り組みが必要だと思います。実はうちの学校では約3~4年前から「ゴレス日本語すいすい」というE-ラーニング教材を開発しています。














3~4年前ですか、かなり早い段階からの取り組みですね!どのような教材なんですか?






日本へ来日前の学生を主な対象としたオンライン日本語教材です。海外ではこれから留学・技能実習/特定技能等での来日を控えて日本語学習をする生徒が多くいます。しかし、どうしてもネイティブ日本語講師から指導を受ける機会は少なく、来日時に正しいイントネーションで挨拶すら出来ない生徒は多いんです。そこでこのオンライン教材を用いて、世界中どこでも、いつでも、ネイティブ講師の授業を受講できる環境を整備しようと思ったんです。実はこの取り組みは沖縄のテレビ局にも何度か取り上げられています。














本当ですね!!すごい。。。






教材内では沖縄のアナウンサーが授業を行っています。声が安定していて聞き取りやすいと生徒にも好評なんですよ。現在7日間の無料視聴ができますので日本語教師の皆様にもぜひ1度視聴して頂きたいです。














アナウンサーの方が授業を行うんですね!日本語教師にとって「ゴレス日本語すいすい」を利用することはどんなメリットがあると思いますか?






オンライン教育の経験が浅い講師にとっては、N5レベルの学習者への指導方法を学ぶ良い機会にしてもらえると思います。また実際の授業の際に補助教材として利用する方法もあると思います。














なるほどです!「ゴレス日本語すいすい」に興味のある方はどうやって問い合わせれば良いのでしょうか?






メールの件名に、『興味があると』記入し、次の宛先まで連絡をもらえたらと思います。無料体験版の案内を送らせていただきます。Mail : info@jice.co.jp














ありがとうございます!!
今後一緒に働きたい教師について














それではゴレスアカデミーでは今後どんな日本語教師と一緒に働きたいと思っていますか?









これから私たちと一緒に「ゴレススタンダード」を作っていける先生と是非一緒に働きたいです。「ゴレス日本語すいすい」を筆頭に私たちの学校は今後も新しい取り組みを行い、この業界での新しい教育水準を作っていきたいと考えています。そのためには沖縄県内だけでなく、日本全国から日本語教育が好きで向上心のある先生を採用したいと思っています。














沖縄県内だけでなく、全国から先生を採用することも考えているんですね!仲田さん・長濱さん本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!!
学校法人ゴレスアカデミー日本文化経済学院の情報まとめ


住所:沖縄県那覇市西2-12-14
アクセス:沖縄の那覇空港から学校まで車で10分。
定員:340人
運営母体:学校法人「ゴレスアカデミー 日本文化経済学院」
設立:1998年4月
在籍学生:ネパールの学生が90%、ベトナムの学生が10%(2020年6月時点)
HP:http://gores.ac.jp/
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日本語教師キャリア マガジン編集部
運営情報日本語教師キャリア マガジン編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。



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