1月10日の「110番の日」を前に、東入間署は四日、外国人向けの「110番通報体験会」を開いた。日本語以外でも通報できると知ってもらう取り組みで、文京学院大の中国人留学生二人が参加した。
路上でひったくり被害に遭ったと想定し、犯人役の署員がバッグを奪って逃げた。二人は110番して日本語で「中国、中国」と伝えると、応対した県警本部通信指令課の職員は通訳が必要と判断。中国語ができる職員を加え、二人から被害に遭った場所や犯人の体格、着衣などの特徴を中国語で聞き取った。やりとりの間に中国語が話せる署員も現場に駆けつけ、犯人が逃げた方向などを二人から聞いて逮捕につなげた。
体験会に参加した王新銘(おうしんみん)さんは、「自分の国の言葉で対応してもらえると分かりやすくて安心する。外国語で110番できるとは知らなかったので、友達にも伝えたい」と話した。
県警は民間通訳人も含めて五十五言語に対応できる体制をとっており、東入間署の小川実署長は「外国人が安心して暮らせるよう周知に努めたい」と話した。
参照:東京新聞
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日本語教師キャリア マガジン編集部
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