フリーランス日本語教師のnaonaoと申します。
キッズやビジネスマンのプライベートレッスンを中心に専門学校、企業研修、介護の日本語、e-Learning教材制作などに携わっております。
皆さんは「フリーランス」と聞いて、どんなイメージ持っていますか。
- ストレスフリー
- 自由
- 収入が増やせる
など、ポジティブなイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際には全てが自由というわけではありません。授業だけでなくコースデザイン、スケジュール管理、事務作業など全て自分でしなければならないため、常に責任が伴ってきます。
フリーランスとして活躍するためには、日本語教師としての専門知識やスキルだけでなく、フリーランスの働き方に自分自身が向いているかどうかの適性も影響します。 そこで今回は、フリーランス日本語教師に向いている人の特徴をご紹介したいと思います。
これからフリーランス日本語教師になろうか悩んでいる方や、フリーランスになったものの、思うように結果が出せていない方は、自分を見つめ直すきっかけにしてくださいね。
目次
自己管理が上手な人【フリーランス日本語教師】
基本的に働く時間、場所は自由で、仕事をやりたくない時は仕事を休む選択ができるのはフリーランスの良さです。
フリーランスになると仕事のタイムスケジュールだけでなく、プライベートの時間も含めた生活すべてを自己判断で管理ができますので、大切なのが「スケジュール管理」です。
プライベートレッスンでは振替になったり、キャンセルになったりして、レッスン日時が変更になるということがよくありますので、うっかりスケジュール変更を忘れ、レッスンに穴を開けてしまったら取り返しのつかない事になってしまいます。
その上で「時間を守る」「連絡はまめに返す」という当たり前のことも大切です。
仕事をする上では迅速な対応と連絡が大切です。フリーランスにとって大切なことは「信用」ですから、絶対に仕事に穴をあけないように日頃からメールチェックはこまめに行い、スケジュール管理には細心の注意を払っています。
日本語学校や専門学校などの場合、体調不良や急な用事でどうしても休みたいというときは代講を立て休むことができますが、フリーランスになると自分の代わりがいないこともあります。また納期のあるお仕事の場合、納期間近で体調崩しても先方には関係ないので、日頃から体調管理にも気をつけないといけません。
このように自己管理が上手だと思う人に向いていると思います。
好きな仕事だけをやりたい人【フリーランス日本語教師】
日本語学校や専門学校で専任や非常勤として働く場合、自分のやりたい仕事だけをやっていればいいわけではなく、時にはやりたくない仕事もやらなければなりません。時には苦手な学習者に教えたり、授業以外に学習者に注意したりしなければならないこともあり、大変です。
また、授業以外の時間に残って宿題のチェックをしなければならないこともあります。しかし、フリーランスであれば、自分が一番好きで得意な分野に特化して仕事をしていくことが可能です。
私もかつて日本語学校で教えていましたが、授業中や授業以外に授業以外のことで学習者に注意することが負担でたまりませんでした。また、授業以外の時間に残って宿題のチェックなど居残り作業が非常に負担でした。そういう負担から解放されたいと思い、日本語学校から離れました。
ありがたいことに日本語学校時代、専任で働かないかと何度か声をかけられたことがありますが、駆け出し当時から「さまざまなところで日本語だけ教えたい」という思いが強く、お断りしてきました。
私のように「嫌な仕事はやりたくないけど、好きなことなら頑張れる」というタイプの人には向いていると思います。
行動力がある人【フリーランス日本語教師】
決められたレールを進んでいくのが好きだという人にはフリーランスには向いていません。
中には日本語教師としての経験やスキルも高いけれど、フリーランスになってからレッスンがなかなか増えず悩んでいる人もいます。
いくら経験やスキルも高くても、「レッスンを増やしたい」と口だけではレッスンが増えるわけがありません。仕事は自分で取りにいかないといけません。
確かに、フリーランスになるにはある程度、日本語教師の経験や知識が必要だと思います。
しかし、日本語教師の経験が少なくスキルはあまりないのに仕事がたくさんある人も中にはいます。そういう人たちは行動力があるため、たくさん仕事を掴んでいます。
日本語教師としての経験よりもやりたいことを形にできる行動力がある人の方がフリーランスに向いていると思います。
主体的に動ける人【フリーランス日本語教師】
フリーランスは常に先のことを考えて行動する必要があります。
自分で考えるのが好きな人は、これからのニーズをキャッチし、どんどんアイデアを形にしていくことができるので、そこにチャンスを見い出すことができます。
既存の教材や教え方など枠にとらわれず、自分でさまざまな教材を作成したり、クライアントに合わせてカスタマイズしたコースデザインを企画・提供したりして、それを楽しいと思える人には向いていると思います。
思うような成果が得られなくとも、主体性のある人であればミスが起きても気持ちを切り替え、今行うべきことや得られた気づきを次に活かすことができると思います。
向上心がある人【フリーランス日本語教師】
わたしの周りで活躍されているフリーランス日本語教師の方々は、新しい教材が出版されると、積極的にレッスンで取り入れたり、積極的にセミナーや勉強会へ参加したりしていて、成長意欲が高いです。
こうしたフリーランス日本語教師の方々に共通するのが、レッスンを継続するために、経験年数が長くても今までの経験におごることなく、常にアップデー トしていることです。
フリーランスに向いている人は「専門性をアップデートし続ける向上心」を持ち、様々なことに挑戦できる人だと思います。
柔軟性がある人【フリーランス日本語教師】
フリーランスはそれぞれの仕事内容、クライアントのニーズに合わせ柔軟に対応していかなければなりません。
プライベートレッスンでは、日本語学校などのように指定教材で教え方も決まっているわけではありません。相手が何を望んでいるのか、的確に把握し、それぞれの学習者のニーズに合わせて、最善の教材やレッスンプランを提案し、コースデザインして教えなければなりません。
柔軟性がある人はいつも、時代やニーズに合わせて臨機応変な対応ができます。
コロナ禍になり、オンライン化が一気に進み、パソコンを使って教えることが増えました。
その一方で、こうした時代の変化にも未だに対応できていない方々もいるようです。
変化やクライアントのニーズに柔軟に対応できる人にはフリーランスは向いていると思います。
【フリーランス日本語教師に向いている人】まとめ
これから先、日本語学校などの組織の中で教えるのか、それともフリーランスとして「組織に属しない働き方」を目指すのかを考える場合、どうしても「能力」や「収入」といった ことばかりに目が行きがちですが、それぞれのライフスタイルに対して、人によって適正があるということをしっかりと認識した上で判断し働くことが大事です。
いくら稼げても社会的ステータスが高くても、自分に合わない働き方は不幸せではないでしょうか。
どんな働き方が自分に合っているかは、実際にやってみないとわからないかもしれませんが、これからの日本語教師としての働き方で悩んでいる方には是非、参考にしていただければと思います。
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