この記事は
- 異文化交流ってよく聞くけどよくわからないという人
- 異文化交流に興味がある人
- 異文化交流することのメリットについて詳しく知りたい人
を対象として異文化交流とは何なのか、異文化交流のメリットと抑えておくべき注意点について解説します。
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目次
そもそも異文化交流って?
日本の人口減少や国際社会の加速に伴い「異文化交流」という言葉を聞くことが増えたと思います。
「異文化交流」という言葉の意味は、他国の異なる文化を持った人と交流を図ることです。
もっと言うと異文化交流を通して、様々な文化背景を持つ人同士が他文化について意見交換し、価値観の違いについて知る事を指します。
身近な具体例で言うと、クラスに留学生が来てお互いの国の音楽について話すことが当てはまります。
他にも最近だと外国人に日本語を教えるボランティアも増えていて、これも異文化交流と言えるでしょう。
異文化交流から得られる能力・メリット
では、異文化交流を通して身につくと考えられる能力・メリットについて以下でご紹介します!
新しい言語を学習できる
自分が今まで知らなかった新しい言語を学習できる可能性があります。
世界中の様々な人と話そうとすると、当然自分の知っている日本語だけではコミュニケーションが難しい場面が出てきます。
そんな時に、「自分の言いたいことは相手の言語で何と言うのだろう?」と疑問を持ち調べることで、自然と言語能力が上がる/もしくは新しい言語を勉強するきっかけを持つ事ができるでしょう。
新しい言語を習得することは、自分自身の将来のキャリアアップに繋がる可能性もありますし、大きなメリットですよね。
自分自身を深く知り、異なる価値観に触れられる
これは意外だと思われるかもしれません。異文化交流することで自分自身を客観的に見つめ直し、異なる価値観や新しい考え方を知ることができるようになります。
なぜかと言うと、生まれ育った国や文化が異なる人と交流することで、今まで自分が当たり前だと思っている価値観や習慣が実は当たり前ではないと気付く事ができるからです。
例えば筆者の経験だと、中学生の時に交換留学生としてクラスに来ていた欧米の女の子がお弁当でリンゴをまるごと持ってきていたことがありました。
当時の私からすると、女の子が皮付きのリンゴをお弁当として持参してかぶり付くことはとても恥ずかしく、場合によっては馬鹿にされると思っていたので衝撃だったのですが、
その子の国では普通だと言わんばかりに堂々と食べていて、自分の感覚は日本人特有なのかもしれないと気付くことが出来ました。
そして、そのあとで世界のお弁当文化についても調べたことを覚えています。
忍耐力がつく
異文化交流を通じて、実は忍耐力も身につけることが出来ます。
なぜなら先程も説明したように国や文化の異なる相手と交流する際は、当然相手が流暢な日本語を話せるとは限りません。
そのため、上手く意思疎通が取れなくてもイライラせず、身振り手振りで自分の気持ちを伝えたり、どのようにすれば相手により自分の気持ちが伝わるかを工夫する必要があります。
このように上手くいかない事があっても気持ちをグッと堪えて相手に合わせて会話をうまく進めていくことは、忍耐力の向上につながります。
会社等でも、忍耐力は重視されるポイントですし、異文化交流を通じて、社会人としての基盤を築くことができるといえますね。
異文化交流で大切にしたい注意ポイント
では、このようにメリットがたくさんある異文化交流ですが、何か注意点はあるのでしょうか?
以下は、異文化交流の際に、これを気をつけていればより異文化交流を楽しむことができるというポイントです。
他者・他文化を否定しない
これは、異文化交流において最も大切なこと言っても過言ではありません。
異文化交流は、どの文化が良いとか悪いとか文化を評価する場ではないですし、ましてやそれはおかしいと否定することは、相手にとても嫌な思いをさせてしまう可能性があります。(自分の価値観や習慣を否定されるのは誰もが嫌ですよね。。。)
あくまで異文化交流は、楽しく自分とは違う環境で育った人と交流し、相手についての理解を深めていく場なので、相手の文化を否定してしまう事は異文化交流の場には相応しくないかもしれませんね。
もし、信じられない考えや習慣を持つ人と交流したり話したりすることもあるかもしれません。
そんな時には「世界は広いな。勉強になったな。」とポジティブに捉えると良いですね!
偏見で話さない
1つ目の注意点と被っているかもしれませんが、異文化交流の際に偏見で話さないことはとても大切です。
交流する人の国について調べたり、ネットで情報収集することはスムーズな会話のために良いことですが、自分が知っている知識が全て正しいと信じ込んで始まって
「〇〇人ってガサツな人が多いよね」「〇〇の人って時間にルーズだよね」などと決めつけたような言葉は、相手に不快感を与えます。
皆さんだって「日本人は真面目でつまらないよね」と言われたら、いやいやそうじゃない人もいるよ!となりますよね?
少し極端な例ですが、内容によってはこのように不快に感じてしまうことありますので注意が必要です。
ですが、これはちょっとしたことで不快感を減らせます。
それは、相手の話も聞かず勝手に「〜よね」「〜でしょ」という断定的な言い方をするのではなく、相手の話を聞いた後で、「〜って本当?」「実は、〜って聞いたことがあるんだけど…」と、単純な疑問として相手に聞いてみることです。
そうすれば、相手に不快感を与えることなく、話ができるかもしれません。
間違えを恐れず積極的な姿勢で
異文化交流をする際には、英語やその他の外国人を使ってコミュニケーションを図ることが多いでしょう。
そんなとき、「自分の英語が間違っていたらどうしよう・・」「自信がなくて、自分からは話しかけにくい」と感じてしまう人も多いはず。
ですが、間違えを恐れずに積極的にコミュニケーションを取っていくことが、異文化交流を楽しむためのコツです。
特に日本人は、英語の発音に苦手意識を持つ人も多くいますが、世界中の人たちが共通言語として、インド訛りや中国語訛りの英語など、母語のアクセントが混ざった英語を話すのは当たり前のことなのです。
スムーズに楽しく異文化交流を進めるためのポイント
先ほどの気をつけるポイントに注意していれば異文化交流は比較的スムーズに進みますが、ここではプラスαのポイントを紹介します。
必要最低限の知識や言語能力を身につけておく
先ほどの「偏見で話さない」の項目で出てきた言い方の違いですが、相手もある程度日本語がわかる場合は、言い方の違いも理解してもらえると思いますが、日本語があまりわからない相手の場合、語尾を変えてもニュアンスの違いがわからないことが多いです。
そのため、より異文化交流をスムーズに進めるためには、ある程度の言語能力と相手に質問できるくらいの文化知識があると良いです。
自分の国文化についてもある程度理解しておく
また、自分たちが他文化に興味を持つのと同じように、相手も日本文化に興味を持っている可能性が高いです。
日本の文化について聞かれたときに、わからない…では会話が続きませんので、日本の文化についてもある程度は話せるようにしておいたほうが良いです。
まとめ
他国の異なる文化を持った人と交流を図ること。
もっと言うと異文化交流を通して、様々な文化背景を持つ人同士が他文化について意見交換し、価値観の違いについて知ること。
- 新しい言語を学習できる
- 自分自身をもっと深く知る事ができる
- 忍耐力
- 他者・他文化を否定しない
- 偏見で話さない
最後に、異文化交流に興味がある方にオススメしたいのが「外国人に日本語・日本文化を教える日本語教師」の仕事!
日々外国人の学習者と交流する機会があるため、異文化交流が好きな方にはぴったりの仕事です。
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すーみん
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