技術者の慢性的な不足と高齢化を背景に、静岡県内の自動車整備業界で留学生や技能実習生など外国人の受け入れと人材育成が広がっている。新型コロナウイルスの収束が見通せない中でも人材の引き合いは今後も強いとみられ、整備士養成校で外国人枠を拡大する動きが出ている。整備技術の向上には日本語の語学力も欠かせず、受け入れ企業や養成校は技術だけでなく語学教育の強化を課題に据える。
業界関係者によると、外国人留学生や技能実習生を雇用する県内のディーラーや整備工場は全体の1~2割とみられ、年々増えているという。5年前に県内で初めて留学生専門の養成科を設置した静岡工科自動車大学校は、2年前に25人だった1学年の定員を昨年40人、今春は60人に急拡大。静岡工科の生徒は国内の日本語学校経由で入学する上、通常2年の整備課程を3年制にすることで長く日本語能力を磨く。同校の教員は「企業側に『外国人だから』という抵抗感はなくなっている。それだけに、就職したら日本語で顧客と意思疎通できる力が問われる」と強調する。
参照:静岡新聞
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日本語教師キャリア マガジン編集部
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