「子育てが落ち着いたため、仕事を探したい…」
「思い切って新たな挑戦をしたい!」
と考える方向けに、こちらの記事では40代、50代、60代の方に向けた”おばさんでも取れる資格7選”をご紹介します!
40代以降に未経験からでも目指せる資格ですので、今までの人生経験を生かせるものや自分の得意分野・興味が持てるものを見つけていただければと思います◎
目次
40代、50代からの資格選びのポイント
こちらでは、40代、50代からの資格選びでは以下のポイントを意識するようにしましょう。
上記のポイントに当てはまる資格を取得しそれを仕事にすることで、10年後も20年後も、長く安定して働き続けられるでしょう。
せっかく新たな知識・スキルを身につけるのなら、長く活躍できる仕事に就きたいですよね。
以下では、40代・50代・60代に分けて年代別にとくにおすすめの資格を簡単に紹介します。
40代女性に特におすすめの資格
40代女性の場合はまだまだ体力に余裕があるため、外国人観光客に付き添って観光案内をする通訳案内士などの気力・体力が比較的必要な仕事や、日本語教師や宅建士など正社員でバリバリ働ける選択肢のある資格がおすすめ。
50代女性に特におすすめの資格
50代女性には、パートナーの転勤への付き添いや家族の介護など予期せぬ事態にもフレキシブルに対応しやすい、かつ体に負担がかからない事務系の仕事がおすすめ。
医療系や介護系の事務の仕事は全国どこでも就職先が探しやすく、パートタイムで働くこともできます◎
以下記事では「50代女性におすすめの定年のない仕事」「55歳からの資格取得」についてもまとめていますので、ぜひ合わせてご一読ください。
60代女性に特におすすめの資格
60代女性には個人でフリーランスとして活躍できる、かつ在宅でも働ける仕事に就ける資格がおすすめ。
さらに日本語教師やファイナンシャルプランナーなどの仕事は、これまでの人生経験を生かしやすい職種でもあります。
老後を自由に楽しみつつ在宅でフレキシブルに働ける仕事だと、長く続けられるので良いでしょう◎
▶︎以下では「女性向けにおすすめの60歳過ぎてもできる仕事」を紹介しています!
【おばさんでも取れる資格7選】未経験から長く続けられる仕事
こちらでは、すべて資格選びの4つのポイントに当てはまる資格を紹介しています。
どの資格/仕事も未経験から長く続けられる仕事なので、ぜひご自身の興味のあるものを挑戦してみてくださいね。
日本語教師
日本語教師は、「日本語を母語としない人に対して日本語を教える仕事」です。
日本語話者であれば誰でも教えられるわけではなく、日本の歴史・文化や音声学・言語構造学などの専門的な知識が必要です。
就職先としては、日本語学校の講師、オンラインレッスン講師、企業内講師、またはフリーランスとして独立して働くなど、さまざまな選択肢があります。
雇用形態はパートタイムが多く、オンラインレッスン講師の場合は在宅で働くことも可能です◎
さらに、日本語教師は国内のみならず海外でも活躍ができるお仕事です。
日本語学習者は世界中におり、国内のみならず国外での求人も多いのが特徴です。
また日本語教師には、こんな方が向いています↓
上記に一つでも当てはまった方はいませんか?
ここからは、現役日本語教師として働く私が「日本語教師の仕事・魅力について」解説していきたいと思います!
日本語教師の資格をおすすめする理由
40・50・60代女性に日本語教師の資格をおすすめする理由は、3つです。
【理由1】年齢層が比較的高い業界だから
日本語教師の年齢層は、一般的な企業と比較して高いと言えます。
20代から日本語教師になる人よりも、40代以降、50代、60代で日本語教師を目指して働き始めるというパターンの方が一般的な職場です。
中には、70代で現役日本語教師をしているという方もいます!
そのため、「この年齢から新しいことを始めるなんて不安だ・・・」「周りは若い人ばかりだったらどうしよう」と不安を持つ必要も全くありません!
さらに女性が8割を占める業界なので、女性にとっても働きやすいです◎
【理由2】日本の魅力を再発見できるから
日本語教師は単に日本語を教えるだけでなく、日本社会や日本の文化・習慣についても教える必要があります。
その中で今まで日本人として生きてきたけれど、だからこそ気がつかなかった日本の魅力、新たな一面を再発見することができます。
学習者から、自分が知らなかった文化や歴史について聞かれると「日本に興味がある外国人の方がよっぽど日本について知っているのでは!」と思わされることもあります。
今まで生きてきた自分の国の素晴らしさを再認識しつつ、日々学べることも多くあるのが日本語教師の魅力の一つです◎
【理由3】やりがいを感じられる仕事だから
こちらは日本語教師としての最大の魅力ではないでしょうか。
日々授業をしながら、学習者が成長していく様子が見られるこの仕事は非常に大きなやりがいを感じることができます。
「先生のおかげで日本語が上手になりました!」と声を掛けてもらったときなどは「この仕事を選んで本当に良かった!」と思います。
誰かの成長を側でサポートしたい、さまざま人と出会い交流したい、という方にはぜひ日本語教師を目指すことをおすすめします!
日本語教師の仕事内容は?
「日本語教師をやってみようかな・・」「日本語教師って面白そう!」と感じた方に向けて、最後に仕事内容と日本語教師になるための方法をご紹介します!
主な仕事は「毎回の授業内容を考え教案を作り、学習者へ授業を行うこと」です。
就職先は日本語学校で留学生に教える場合が一番多く、その他にもビジネスパーソンや外国人児童に教えるパターンや、フリーランスとして在宅で海外にいる学習者に教える方法もあります。
働く場所によりますが授業を行う以外にも「進路や就職の相談」「学校運営に関係する事務作業」や「学習者へ生活指導」を行うのも日本語教師の仕事に含まれる場合もあります。
日本語教師になるための方法
現時点で日本語教師になるために受験しなければならない国家資格はありませんが、日本語教師として働く際、多くの場合で以下の条件が求められます。
以下3つのうち、いずれかを満たしていること
上記のうち、これから大学・大学院で学び直す必要がある(1)はあまり現実的とは言えません。
これから日本語教師の資格取得を目指す方は(2)日本語教育能力試験に合格、あるいは(3)学位を持ち、なおかつ文化庁が受理した420時間以上の日本語教師養成講座を修了を目指すことをおすすめします◎
学位がないという方は、選択肢は(2)日本語教育能力検定試験に合格の一択になります◎
日本語教師は手に職をつける意味でもはもちろん、将来性もあり生涯続けられる、やりがいや成長も感じられる、素晴らしい仕事です。
ここまでで、少しでも「日本語教師に興味がある、面白そう!」と思った方は、まずは資料の請求をして日本語教師や資格取得についてより詳しく知っていただければと思います!
日本語教師アカデミーでは無料でお近くの日本語教師養成講座の講座資料を一括で取り寄せることが可能ですので、ぜひご利用ください。
https://nihongokyoshi-academy.com/
また日本語教師についてもっと深く知りたい!という方は下記の記事も参考にしてみてください◎
医療事務
医療事務は、医療関連施設の事務を行う仕事です。
主に病院やクリニックなどの医療関連機関で、受付、診察券の発行、患者さんのカルテの作成、会計、診療報酬請求、薬品の在庫の管理や発注などを行います。
医療事務として働くためには必ずしも資格は必要ありませんが、医療事務に関する資格試験は多数あります。
知識があることの証明にもなり、就職時にも有利に働くことから資格取得することをおすすめします!
以下は、医療事務の代表的な民間資格4つです。
医療事務はデスクワークのため、体力的にも負担が少なく中高年層におすすめの職種といえます。
また、経済状況に左右されず安定したニーズがあるのもこの職種の良い点です◎
介護事務
介護事務の仕事内容は、介護報酬請求業務が主な仕事となります。
介護報酬請求業務とは、利用者に向けて提供した介護サービスの実績が記入された「介護給付費明細書(レセプト)」を作成する仕事です。
介護報酬請求業務の他に、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行うケアマネジャーのサポート業務も行います。
介護事務として働くためには、必ずしも資格は必要ありませんが、介護事務に関連する資格はいくつかあります。
以下に、主な3つの資格を挙げました。
専門的知識を身につけられるため、就職の際には知識があることの証明になるため、資格取得をしておくことをおすすめします◎
介護事務の仕事は、医療事務と同様にデスクワークであるため、身体的負担が少なく、働きやすい環境があります◎
今後は、高齢化社会進む日本では需要も高まっている業界であり、介護に興味がある、介護分野で社会に貢献したいという方にはおすすめです!
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、「宅建士」とも言われる国家資格です。
法律系国家資格の入門的な位置づけにある資格であり、受験者に制約もなく国家資格の中では比較的挑戦しやすいといわれています。
宅建士は、不動産の売買や貸借の際に、土地や建物の状況、権利関係などを調査し、取引の相手方に対してその内容を取りまとめた「重要事項説明書」を交付・説明するなど、契約を結ぶ一連の仕事を行います。
宅地建物取引士の資格取得をすると、不動産に限らず、金融、小売り、外食、交通、インフラなど幅広い業界で活躍できます。
経験のある仕事に+αで宅地建物取引士を取得し、キャリアアップに繋げたい方や、業界を問わず幅広く活躍したいという方におすすめです◎
登録販売者
登録販売者は、かぜ薬や鎮痛剤といった一般用医薬品の販売をし、医薬品に関することについてお客様にアドバイスをする仕事です。
働く先としては、ドラッグストアや薬局などです。
登録販売者として働くためには、公的資格である「医薬品販売資格」を取得する必要があります。
薬局やドラッグストアは全国各地あるため、どこでも職場が見つかりやすいことや、一度取得すると生涯有効な専門資格であるため、安定したキャリアを築きたい方やある程度プライベートを重視して働きたいという方におすすめです◎
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、節約から税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続まで、お金のエキスパートとしてライフプランの設計を行う仕事です。
ファイナンシャルプランナーになるためには、必ずしも資格を持っていなくていけないというわけではありませんが、国家資格「FP技能士」や民間資格「AFP,CFP」などの資格を取得してから仕事に就くことが一般的です。
ファイナンシャルプランナーの資格を持つと、金融・保険・不動産などさまざまな業界で幅広い業界で活躍することができ、また独立や開業することも可能です◎
さらに、仕事のみならず、資格取得を通して身につけたお金に関する知識は自身の日常生活でも役立ちます。
ファイナンシャルプランナーは、「お金に関する知識を身につけて、幅広い業界で活躍したい、独立したい」という方にはおすすめ資格です◎
通訳案内士
通訳案内士は、外国人観光客に付き添って日本の観光地や文化を紹介する仕事です。
正社員や契約社員として企業で働いたり、フリーランスで活躍することも可能です。
働き方がさまざまあることから、時間の縛りがなく働くことができます。
通訳案内士として働くためには、国家資格である「通訳案内士試験」を取得する必要があります。
試験科目は英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語から選択可能です。
「語学力を生かしたい」「日本の文化を世界に広めたい」という方におすすめの資格です◎
【おばさんでも取れる資格7選】まとめ
- 言語が好き、海外で働いてみたい→「日本語教師」
- 医療知識を身につけてバックオフィスで働きたい→「医療事務」
- 介護の知識を身につけてバックオフィスで働きたい→「介護事務」
- 不動産に興味がある、不動産業界その他幅広く働きたい→「宅地建物取引士」
- 医薬品の知識を得て働きやすさを重視したい→「登録販売者」
- 私生活にも役立つお金の専門家を目指したい→「ファイナンシャルプランナー」
- 語学を生かして日本の魅力を世界へ広げたい→「通訳案内士」
日本語教師キャリア マガジン編集部
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