独学で日本語教師になる!【資格取得前の必読ガイド】

本記事では「独学で日本語教師の資格取得を目指したい‥」と考えている方に向けて、「事前に知っておきたいこと」や「独学をする際のポイント」をまとめてご紹介します!

「本当に独学で日本語教師を目指せるの?」

教師の仕事と聞くと「学校に通って教育実習を受けて…」と想像する方もいるかもしれません。

ですが「日本語教師」は、学校に通わずとも完全に独学で教師の資格取得を目指すことができます!

独学で日本語教師の資格を取得するには?

まず前提として、日本語教師になる方法はいくつかあります。

多くの日本語教育機関で求められる日本語教師の採用条件は「以下の3つの条件のうち、どれか一つを満たしていること」です。

※「近い将来に、日本語教師の資格が国家資格化する」というニュースがありますが、これから日本語教師を目指す方はこちらもぜひ合わせてチェックしてみてください。

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【2020年最新版】日本語教師の資格が国家資格になるって本当?

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① 学士の学位を有し、420時間の日本語教師養成講座を修了する
② 日本語教育能力検定試験に合格する
③ 大学で日本語教育の主専攻または副専攻として学び、修了する

上記の中で、独学で日本語教師の資格を取得する方法はこの一つだけです。

「③日本語教育能力検定試験に合格する」

つまり「独学で日本語教師を目指す=この検定試験合格を目指す」ことになります!

独学で資格取得をし、日本語教師を目指す前に知っておきたいこと!メリット・デメリット

「よし、それじゃあ検定合格を目指して勉強を始めてみよう!」

いざ独学で検定試験合格を目指す前に、検定合格をする場合のメリット・デメリットを知っておきましょう。

というのも、「検定合格をして日本語教師になる場合」と「他の①②の条件を満たして日本語教師になる場合」とでは大きな違いがあるのです。

独学で資格取得をするメリットとデメリットを考えた上で、自分に一番合った「日本語教師への道」を選びましょう。

独学で日本語教師を目指すメリット

独学で資格取得をする最大のメリットは、やはり「一番金銭的に負担が少なく、時間の制約も受けずに日本語教師の資格取得ができる」ことです!

「社会人なので420時間の養成講座に通う時間が取れない…」

「学生だから、約50万円以上もかかる養成講座に通うお金の余裕がないな…」

そういった方は、時間的にも経済的にも検定合格が一番の近道なのではないか?と思いますよね。

しかし、ここで知っておいて頂きたい事実があります。

独学で日本語教師を目指すデメリット

独学で検定に合格後、いよいよ日本語教師デビューを目指して就職活動を始めます。

この就職活動の際に、一番必要とされるのが「現場での指導力」です。

採用試験に応募すると、必ずと言っていいほど面接の他に「模擬授業」があります。

この「模擬授業」を通して、採用する側は現場での指導力があるかを見定めているのです。

大学で日本語教育専攻で学ぶ場合、420時間の養成講座を受講する場合は「教壇実習」を受けることができます。

一方で検定合格だけですと「教壇実習」を経験しないまま日本語教師の資格を取得することになります。

そのため、「模擬授業」を受ける際に「どうやって教案を作成するのか」「授業をどうやって進めればいいのか」、知識や経験が十分ないまま臨むことになってしまいます。

これが、独学で資格取得をする際の最大のデメリットです。

とはいっても、検定を合格すれば日本語教師になる条件を満たすことには変わりはありません。

検定合格と同時に、日本語教育機関が行う教壇実習のみの講座やボランティアなどを通して、実際に学習者に教える経験を積まれることをおすすめします。

「検定合格+指導経験」があることで、就職活動の際にも模擬授業に自信を持って臨むことができます!

独学で日本語教師の資格取得を目指そう!日本語教育能力検定試験の概要

実際に独学で日本語教師の資格取得を目指すにあたり、まずは検定試験の概要を確認してみましょう!

・試験日程は?

・試験会場はどこ?

・実際に合格率はどれくらい?

・どんな内容が出るの?

「検定試験について全く知らないな‥」という方は、以下の記事で「試験に関する基本情報」をチェックしてみましょう!

日本語教育能力検定試験とは?取得方法など解説!

2020/1/29

独学で資格取得→日本語教師になるためのポイント①準備期間はどれくらい必要?

検定試験の時期や会場などの確認ができたら、独学を始めるにあたって試験までの準備期間がどれくらいあるのかを逆算してみましょう。

学習できる期間が長ければ長いに越したことはありませんが、一般的に「最低半年以上あると余裕を持って準備ができる」と言われています。

とはいえ、「試験までどれくらいの時間が確保できるか」「独学前に日本語教育関連の知識がどれくらいあるのか」は人によってさまざまです。

「1年間勉強したけれど合格できなかった」という人もいれば、「3ヶ月しか準備期間がなかったけれど合格できた!」という人もいます。

大切なことは、検定試験を受けることを決めたら「学習計画を立てて、すぐにでも検定に向けて勉強を始めること」です!

次は、具体的にどのように学習を進めて行けばいいのか?学習計画の流れについてご紹介します。

独学で資格取得→日本語教師になるためのポイント②学習計画の流れ

① 試験の全体構成や出題内容を大まかにを把握しよう!

試験時間や出題形式、出題内容など、どのような試験なのかを把握しておきましょう。

一度勉強を始める前に、模擬試験が載っている参考書を購入して「模擬試験」を受けてみるのもいいかもしれません。

試験の概要と今の自分のレベルを掴んでおくことで、ただがむしゃらに勉強を始めるよりは、「自分にはどれくらいの学習量が必要なのか」をイメージしつつ学習計画を立てることができます。

② 「広く浅く」とにかく基礎を固めよう!

この検定試験は、出題内容の範囲が広いのが特徴です。

かなり広い分野の知識が必要となるため、まずはしっかりと基礎を固めることに専念しましょう。

逆に言うと、一つの分野に関して発展的で深い内容などはあまり問われません。

初めから一つひとつの分野を完璧に習得しようとすると心も折れてしまいますので、参考書を何度も読んで「広く浅く」学習するイメージで進めていきましょう。

③ 「最後の追い込み!」練習問題をたくさん解く+苦手分野の学習

一通り基礎を固め終わり、試験の1ヶ月半〜2ヶ月前になったら、練習問題を解き始めましょう。

「練習問題を数多くこなすこと」これが検定合格のために最も重要です!

なぜかというと、出来るだけ多くの問題に触れることで「インプットした知識を定着させる」「問題の出題傾向に慣れる」「自分の苦手分野を知る」ことに繋がるからです。

最後の追い込みをかけながら問題に慣れつつ、苦手な部分が分かったらその分野の学習にも集中して取り組みましょう。

ここまでで基本的な学習の流れをご紹介しましたが、上記を参考にしつつ、自身の学習スタイルや準備期間に合わせて検定合格を目指していきましょう!

独学で資格取得→日本語教師になるためのポイント③独学だけじゃ不安…検定対策講座は受けた方がいい?

「検定合格までの学習方法は掴めたけど、やっぱり一人で勉強をするのは不安だぁ…」

日本語教師養成講座を開講しているスクールには、日本語教育能力検定試験のための対策講座を設けているところがあります。

「本当に独学で大丈夫?」と考えている方は、検定対策講座を受けることも検討してみると良いかもしれません。

検定試験対策講座には、基礎知識から模擬試験対策まで全てを網羅しているものや、検定直前の準備にフォーカスしたものなどがあります。

「一人で勉強するのが苦手だな」「この部分は自分の勉強だけでは自信がないな」など、自分自身の課題を見つけた上で受講が必要かなのかを検討してみてください。

また、検定講座に行くと、自分と同じように日本語教師を目指す人たちとの繋がりができます。

勉強に対するモチベーションが上がったり、日本語教育関連の情報交換ができたりするので、こういった部分が検定講座を受講するもう一つのメリットにもなります。

独学で勉強をしていく中で、時には不安になったり思うように学習が進まないこともあります。

そういった時に、相談をしたり情報交換をしたりできる人がいると心強いですよね。

【独学で日本語教師】まとめ

・独学で日本語教師を目指すには「日本語教育能力検定試験 合格」
・検定合格と同時に、指導経験も積む
・検定までの準備期間は、6ヶ月以上が理想的
・学習の流れは「概要把握→基礎固め→練習問題+苦手克服」
・独学だけでは不安なら検定対策講座を検討

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日本語教師 E

日本語教師 E

関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で就業経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語情報バンクのライター