みなさんは、YouTubeを利用していますか?
YouTubeは、すでに多くの人とっては情報収集などにおいて欠かせない存在です。
昨今のテレビの視聴者数の低下は、YouTubeをはじめとする動画サイトが原因といっても過言ではありません。
さらに、小学生がなりたい職業ランキングでも、YouTuberは上位にランクインしています。
そんなYouTuberですが、実は日本語教師YouTuberとして活躍している人物がいます。
人気の日本語教師YouTuberは、海外の日本語学習者はもちろん、日本語教師に向けても、わかりやすく指導をする動画を投稿し、視聴者数を伸ばしています。
そこで本記事では日本語教師でYouTubeへ投稿することのメリット、視聴者数の多いチャンネルなどをご紹介します。
目次
【日本語教師YouTuber】何を投稿したらいい?
まず日本語教師としてYouTuberとなるためにはどんな動画を投稿するのかを考えなければなりません。
何かを発信するということの基本は「みんなが知りたがっている情報」「興味を持つような情報」という内容を盛り込むことです。
なので日本語教師で言えば見るひとは「外国人で日本語を学びたい、日本に興味がある人」だと思います。
彼ら、彼女らが知りたがっている情報は何かを考えると、例えば「日本の挨拶」なのかもしれませんし、「日本で住むのに知っておくべきマナー」なのかもしれません。
また自分の経験したことや、他の人よりも自分が知識を持っていることを発信するだけで、価値がある情報となります。
なので基本的には自分ができることベースで投稿することが大切です。
【日本語教師YouTuber】YouTubeをで発信することのメリット
ではここでは日本語教師がYouTubeで発信することのメリットを紹介します。
①個人として生きていける
基本的に日本語教師としてお金を稼ぐためには「日本語学校」などの日本語教育機関で働くことや、オンライン日本語などのプラットフォームを使わないといけません。
すると生徒の方は「あなた」の生徒ではなく学校やオンラインプラットフォームの生徒なのです。
それがなくなってしまうと日本語教師として生活していくことができなくなってしまいます。
しかしYouTubeで発信を続け、自分の名前で生徒を集めることができればそれは個人として、どこにも依存せずに生きていくことを意味します。
②広告収入を得ることができる
YouTubeで動画を投稿し、ある程度以上見られるようになると「広告」をつけることができます。
すると1回再生されるごとに自動的にお金が入ってくる仕組みを作ることができます。
確かに生活するためのまとまったお金を手にすることはなかなk難しいのですが一度、そこまでいくと自分のYouTubeのチャンネルは資産となります。
【日本語教師YouTuber】有名なチャンネルの紹介!
日本語学習者向けチャンネル
①Learn Japanese online with BondLingo
Learn Japanese online with BondLingoは、主にインドネシアの日本語学習者向けのYouTubeチャンネルです。
日本語を教える動画にはMarinaという女性が出演しています。他にも、Minakaという女性やJeromeというインドネシア人の男性も出演します。英語の字幕を付けているので、日本語がわからない初心者でも楽しめる内容となっています。
Learn Japanese online with BondLingoがアップロードしている動画で一番再生回数が多い動画は、112万再生となっています(記事執筆時点)。
チャンネル登録者数は11万2000人(記事執筆時点)です。
インドネシアは、日本語学習者の数が世界でもトップクラスです。
②あかね的日本語教室
あかね的日本語教室は、2017年から動画投稿をしているYouTubeチャンネルです。
出演者はあかねという若い女性で、日本語でわかりやすく日本語を教えています。
最も再生回数が多い動画は、130万回(記事執筆時点)再生されています。
チャンネル登録者数は51万3000人(記事執筆時点)です。
③Go With Mai
Go With Maiは、慶応義塾大学に在学中のベトナム人、Maiがベトナム語で日本語を教えるYouTubeチャンネルです。
チャンネル登録者数は12万8000人(記事執筆時点)です。
しかも、2019年の夏に動画投稿を開始したのにも関わらず、すでに安定的に毎回数千回の再生回数を達成しています。
最も再生回数が多い動画は、2万2000回(記事執筆時点)の東京を案内している様子を撮ったものです。
日本語教師向けチャンネル
①こせんだ式日本語教室〜Japanese Language Lesson by Kosenda 〜
こせんだ式日本語教室は、日本語教師養成講座に通っている方や、日本語教育能力試験の対策をしたい方に向けた動画が多く、チャンネル登録者数は、2万3700人(記事執筆時点)です。
こせんだ先生自身が、日本語教育能力検定試験に独学で合格しており、そのノウハウやおすすめの勉強法などを、包み隠さずに伝えてくれる動画は、8万8000回(記事執筆時点)にもなります。
また、登録日本語教員の資格に関する動画や、文法の解説なども行っており、現役の日本語教師にとっても、役立つ内容もあります。
②【日本語教師になる】ももこ
【日本語教師になる】ももこでは、日本語教師を目指している方向けに多くの動画を配信しています。
2020年5月から配信を始め、わずか数年で現在のチャンネル登録者数は、1万3000人(記事執筆時点)を超えています。
一番多く視聴されている動画数は3万4000回(記事執筆時点)で、日本語教育能力検定試験対策動画の一つです。
日本語教師能力検定試験の勉強法や、就活に関することをお話されています。
サブチャンネルでは、日本語学習者に向けたJLPT対策に関する動画もあるようです。
【日本語教師YouTuber】まとめ
この記事では以下の項目についてお送りいたしました。
- 投稿は自分の経験、できることをまとめる
- YouTubeを使うことで個人として生きていける
- YouTubeを使うことで広告収入を得ることができる
- 人気な日本語教師YouTuber
<日本語学習者向け>
①Learn Japanese online with BondLingo
②あかね的日本語教室
③Go With Mai
<日本語教師向け>
①こせんだ式日本語教室〜Japanese Language Lesson by Kosenda 〜
②【日本語教師になる】ももこ
オンラインで学習することが当たり前になってきた昨今。
みなさんもぜひ、ご自身の強みを活かしてYouTube配信に挑戦してみてくださいね!
日本語教師キャリア マガジン編集部
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