こちらは、”香港で日本語教師をしたい”という方に向けた記事となります!
- 香港に住むなら知っておきたい基本情報!
- 香港では、どのような教育機関で日本語教師の仕事があるの?
- 給与について〜お給料は十分にもらえる?
- 香港の日本語教師求人が見つかる求人サイト
- 求人応募の際の採用条件について!
上記のような情報を知りたい!疑問を解決したい!という方に向けた「香港×日本語教師」の特集記事となります!
目次
【香港×日本語教師①】住むなら知っておきたい”香港”の基本情報
アジアのビジネス拠点として名高い香港は、中華人民共和国の南部にある特別行政区です。
正式国名は「中華人民共和国香港特別行政区(Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China)」です。
香港に移住する前に知っておきたい情報を、以下にまとめました!
香港の基本情報
- 面積
約1106km2 ※東京の約半分
- 人口
約748万人(2018年)
- 言語
広東語,英語,中国語(マンダリン)ほか
- 民族
中国系(約91%)
- 宗教
仏教・道教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教、ユダヤ教など
- 通貨
香港ドル(HKD)※1HKD=約14円(2020年10月現在)
- 時差
日本より1時間遅れている
- 植民地の歴史
香港は南京条約(1842年)、北京条約(1860年)により、イギリスの植民地となる。1997年に中国に返還されるまで、約150年間イギリスの植民地であった。
香港の気候
- 亜熱帯に属している
- 暑い季節が長いが、緩やかながらも四季がある
- 日本の沖縄のような感じだが、1年を通じて湿気が多いのが特徴
- 四季ごとの気候
- 春(3~5月中旬)平均気温17~26°C
- 夏(5月後半~9月中旬)平均気温27~29°C
- 秋(9月下旬~11月)平均気温18~27°C
- 冬(12~2月)平均気温16~18°C
香港の物価
- 香港の物価は、全体として日本より少し低い
- 食費
- ミネラルウォーター約59円(日本では約115円)
- ハンバーカー347円(日本では約355円)
- ローカルレストランのディナー約980円
- 高級レストラン約7000円以上
- 交通費
- タクシーの初乗り料金340円(日本では約420円)
- 電車の最低料金70円(日本では約140円)
- 家賃
- 賃貸は月約30万円以上 ※世界でも最も住宅の高い都市とされる
香港の食
- 主食は日本人と同じく米、麺類も
- 中国大陸から移住してきた人たちによる中国各地の料理が食べられる
(広州、広東、北京、上海料理など)
- 朝はパンを食べている人が多い
- 昼は「葱油雞扒撈丁面」などの麺類を食べる人も多い
- 家庭料理では、肉・魚・野菜で3皿の惣菜を作るなどが定番
- 中国茶を飲みながら点心を食べる「飲茶」の習慣がある
- 多くの日本食がある
丸亀製麺、吉野家、日本のスナックなど日本外食企業も進出している
私自身は2019年に香港へ旅行に行ったことがあるのですが、「屋台などが並ぶ古い街並みもある一方で、高層ビル街の大都市を感じられる」という印象でした。
食費や交通費など生活に必要なものは日本より少し物価が低かったのですが、やはり家賃がかなり高いようです。
香港人の友人の話によると、独身では一人暮らしすることが不可能なほど高く、社会人になっても実家暮らしか、ルームシェアが当たり前だそうです!
【香港×日本語教師②】日本語教師の需要・活躍の場は?
香港で日本語教師として働く場合、どのような就職先が多いのでしょうか?
まずは、香港の日本語教育事情について知るために概要をまとめました↓
国際交流基金が実施した「2018年度日本語教育機関調査結果」によると・・・
上記にあるように、学校の教育機関では日本語教育はそこまで浸透していません。
一方で、社会人が生涯学習の一貫として日本語を学ぶ「日本語学校、語学スクール」での日本語教師の需要が最も高いと言えます。
また、日本語を学習する目的は、留学や日本での就職ではなく「日本のアニメが好き」「日本へ旅行に行くときに、日本語を話したい」など”日本の文化に興味がある”という場合が多い傾向にあります。
まとめると、香港は”現地の日本語語学スクールで、日本文化に興味がある社会人に向けて日本語を教える日本語教師”の需要が最も高くなっています!
【香港×日本語教師③】給与について!お給料は十分にもらえる?
香港で日本語教師として働く場合の平均給与はどのくらいなのでしょうか?
勤務先によって、さまざまであるため一概には言えないのですが、平均として月収HKD14,000〜22,000ほど(日本円で19万6,000円〜30万8,000円)となります。
最低でも日本人の新卒平均給与はもらえるといったイメージです。
さらに、香港での大卒の平均月給はHKD約19,000となっていますので、日本語教師のお給料は現地の新卒社会人ほどもらえると考えておいても良いでしょう。
食費や交通費は日本よりも安いため、それを考えると生活には困らない程度ですが、問題は住居費です。
冒頭でも記載しましたが、香港では家賃が非常に高いため、「住居を提供してもらえるのか?住宅補助はでるのか?」ということは、求人へ応募する際に確認しておきたいポイントです!
【香港×日本語教師④】求人応募の際の採用条件について!
次に、香港で日本語教師として就職したい場合に、必要とされる資格やスキルについてお話します!
採用条件は、基本的に日本国内で日本語教師になる場合と求められる条件はほとんど同じです↓
以下いずれかの条件を満たしていること
学歴に関しては、「大卒以上」としている場合が多く、「短大卒」も応募可能とされているケースもあります。
また、教授経験に関しても、「経験者のみ募集」あるいは「未経験者でも可」とされている場合があります。
語学スキルですが、必ずしも語学力が求められるという訳ではありませんが「広東語・英語・北京語のいずれかで意思疎通が可能な方が望ましい」と記載のある求人も見られます。
求人情報を探す際は、日本語教師の資格以外に「学歴・教授経験・語学スキル」の3点を確認しましょう!
【香港×日本語教師⑤】香港の求人が見つかるサイトはこちら!
海外全体の日本語教師求人数から見ると、中国、タイ、ベトナムなどの国々と比較すると、香港の求人数は少ない方であるといえます。
ですが、全くないということではなく、定期的に求人募集はあります!
そこで、「香港での求人を探す際に、どの求人サイトで探すべきか分からない・・・」という方に向けて、おすすめの求人サイト日本語教師のお仕事探し専門サイト「日本語教師キャリア」をご紹介します。
こちらの求人サイトは、海外・国内ともに求人数が多く、エリアごとに求人検索ができるため、自分の希望する求人を効率良く見つけることができます。
また、求人サイトから自分で検索するだけではなく、こちらから「日本語教師キャリア」に無料登録すると、希望する求人情報を紹介してもらうことも可能です。
海外の求人は特に、不定期に募集があり、国内求人と比較するとチャンスが限られているため「定期的に求人情報をチェックするのは面倒」「香港の求人情報が出たら、紹介してもらいたい」という方は、ぜひ一度登録しておくことをおすすめします◎
【香港×日本語教師】まとめ
- 香港の物価は日本より低めだが、家賃が高い
- 香港の日本語学習者は日本文化に興味がある社会人が多い
- 香港で日本語教師の就職先は、日本語語学スクールが最も多い
- お給料は月収HKD14,000〜22,000ほど
- 採用条件は国内の場合と同様
日本語教師キャリア マガジン編集部
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