「子育てが落ち着いて、また働きはじめたい!」「第2の人生として、新しい仕事にチャレンジしたい」
”人生100年時代”と言われるなかで、「60代から70代、80代まで、まだまだ働きたい」と考えている方も多くいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、上記のような方に向けて「60歳からでも女性が活躍できる&定年のない仕事5選」をご紹介します。
仕事選びのポイントや仕事の探し方もあわせてお伝えしますので、ぜひ最後までご一読ください◎
目次
【今、シニア世代で働く女性が増えています!】
総務省統計局が出した『統計からみた我が国の高齢者』の労働調査によると、2019年の高齢者の就業者数は892万人と過去最多となっており、16年連続で前年に比べ増加しています。
さらに、以下『高齢者の就業率の推移(2009年~2019年)』の女性のグラフを見てみると、60~64歳の女性は58.6%、65~69歳は38.6%、65歳以上は17.8%の割合で働いていることが分かります。
65歳以上は17.8%、70歳上でも11.8%が働いているという結果です。
※総務省統計局『統計からみた我が国の高齢者』より参照
上記のデータをもとに考えると、高齢期でも、働く女性の数は年々増えつづけていることが分かりますね!
とはいえ、60歳を境に非正規雇用の比率は上昇していき、なかなか仕事を見つけるのが難しくなるのも事実です。
そのためシニア世代の多くは、アルバイトやパート、契約社員、派遣社員として働く人が多いようです。
【60歳からの仕事選びのポイント】
60歳からの仕事探し。「不安ばかりで、何を軸に仕事を探したらいいか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
60歳から新たに仕事を探すにあたって、抑えておきたいポイントは3つあります。
人生経験が活かせる仕事
60代、70代と、長く生きているからこそ得られる「豊富な経験や知識」は、60歳から仕事を始めることにおいて、最大のメリットとなります。
そのため、自身の人生経験が活かせる仕事を選んでみましょう。
人生経験が直接活かせる仕事ではなくても、仕事をする中で、過去に培った経験や知識が自然と活かされているということも。
例えば、こちらの記事でご紹介する「日本語教師」という職業は、”日本語を教える”という新たな技術を身につけつつ、過去の仕事や子育てや学校についての経験など、あらゆる過去の経験をもとに、外国人へ日本文化や日本の習慣を教えることができます◎
体力的な負担のない仕事
60代以降の仕事探しは、その先長く働き続けられるかどうかも、重要なポイント。
工事現場での仕事など、明らかに体力的に負担が大きい仕事は避けるようにしましょう。
適度に身体を動かしたいなら、通勤が必要な仕事もおすすめですが、今はリモートワーク化も進んでいるため、在宅でリモートワークできる仕事もたくさんあります◎
理想の働き方に合う仕事
60歳から老後も働きつづける場合、選択肢として以下のような働き方があるでしょう。
すでに述べたように、60代以降のシニア世代の多くは非正規雇用で働く人がほとんどです。
正社員ではなくパートや個人事業主として働くなら、できる限り場所や時間にとらわれない職種がシニア世代にはオススメ。
「バリバリ働きたいから、平日5日間は毎日仕事がしたい!」という方もいるかもしれませんが、「家族との時間や旅行をしたりなど、自由な時間も大切」と考える方が多いのではないでしょうか。
「正社員」という働き方は経済的な面ではより安定していますが、自由なライフスタイルを重視している方は、シフト制であったり、稼働時間を自分で決められるフリーランスとして働くなどの選択肢があります◎
【60歳からの仕事・求人の探し方】
挑戦したい仕事が決まったら、肝心なのは求人探し。シニア世代の仕事探しは、以下3つの方法を活用してみるのが良いでしょう◯
ハローワーク
近くにあるハローワークへ行って求人を紹介してもらう方法。
ハローワークの職員に希望の職種や条件を伝えると、自分に合った求人を紹介してもらえます。
自分で探すのは大変、パソコンが使えないといった人でも安心して相談できる場所なので、仕事を探そうと思ったらまずはハローワークに足を運んでみるとよいでしょう。
求人情報サイト
ネット上には求人情報サイトで仕事を探す人も多くいます。
なかにはシニアに特化した転職サイトや、シニアのための求人掲載をしているサイトは多数あります。
そういったサイトを利用したり、「(探したい仕事) 求人」と検索して、年齢制限のない求人に応募してみるのもよいでしょう。
シルバー人材センター
シルバー人材センターは、各地域にあり高齢者に向けて短期・臨時的あるいは軽易な業務を紹介している団体です。
「高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、 地域社会の活性化に貢献する」という目的で事業をおこなっている組織であるため、一定した収入の保証はありません。
そのため、経済的な理由よりも社会貢献や社会とのつながりが欲しいといった人にはおすすめです。
【女性向け|60過ぎてもできる定年のない仕事①】日本語教師
世界の日本語学習者が増加し、人材不足により国内の外国人数も増えていくなかで、今後ますます重要な存在となっていくのが「日本語教師」の仕事です。
日本語教師は、50代60代から初めて目指す人が多く、女性が多い職場です。
どんな仕事?必要な資格は?
日本語教師は、一言でいうと「日本語を必要とする学習者に向けて、日本語を教える仕事」です。
学習者に日本語の文法や日本文化を教えたり、発音を訂正したり、会話の練習相手となったりするのが仕事です。
国際交流が好き、海外経験がある、日本文化を海外に広めたい、といった人におすすめです◎
日本語の学習者はさまざまな場所におり、学習する目的も多様であることから、日本語教師が活躍する場も多様化しています。
日本語教師になるためには、以下3つのうち、いずれか一つの条件を満たす必要があります。
社会人が目指す場合は、養成講座に通うか、検定試験合格を目指す人がほとんどです。
養成講座ってどんなことを学ぶの?家の近くに養成講座が受けられるスクールがあるか知りたい!という方は、以下から無料で資料請求ができますので、ぜひ利用してみてくださいね◎
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検定試験について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください◎
仕事の探し方
先ほども述べたとおり、日本語教師が働く場所、教える学習者はさまざまであることから、どこで誰に教えるかによって、仕事の探し方は変わります。
登録することで国内海外の求人情報が受け取れる 「日本語教師キャリア」もぜひ利用してみてくださいね!
【女性向け|60過ぎてもできる定年のない仕事②】介護福祉士
超高齢化社会の日本で、今後ますます需要が高まるのが「介護福祉士」の仕事。
介護業界では、50代、60代以上の女性が多く活躍しているのも特徴です。
どんな仕事?必要な資格は?
介護福祉士は、介護を必要とする人の体に触れてサポートをする「身体介助」や、家事の手伝いをする「生活援助」、介護者の家族に対して介護のアドバイスをしたりなどが主な仕事となります。
介護福祉士の主な就職先は以下となります。
介護福祉士として働くためには、国家資格である『介護福祉士』に合格する必要があります。
仕事の探し方
介護士の仕事は、介護士専門の転職サイトで探してみましょう。
「きらケア」は介護業界最大手で、掲載求人数もトップクラスを誇るオススメのサイトです。
【女性向け|60過ぎてもできる定年のない仕事③】事務職
「パソコンスキルがある」「人とコミュニケーションを取るのが苦手」といった方にオススメなのが、事務職の仕事です。
バックオフィスでの仕事が主となるため、体力的に負担が少なく、長く働き続けやすいのが特徴です。
どんな仕事?必要な資格は?
事務職の主な仕事は、書類作成、書類整理、データ入力や電話応対などがあります。
ですが、事務職には一般事務、貿易事務、経理事務、医療事務、調剤薬局事務など、非常に幅広い職種がありますので、どの事務職に就くかによって業務内容も変わります。
自身のスキルと興味に応じて、どの職種の事務職に就くのかを決めましょう◎
事務職の仕事をするためには、かならずしも必要な資格はありませんが、人気の事務関係の資格は、「医療事務」や「調剤薬局事務」です。
これらの資格は、高齢化社会の中で医療の需要が高まっていくことで今後も必要とされている職種であること、就職先となるクリニックや薬局はどこにでもあるため、働く場所の自由度が高いことから、多くの人が取得する資格となっています。
仕事の探し方
事務職の仕事は、一般求人サイトで探したり、フリーランスとして仕事を請け負いたい場合は、「フジ子さん」などのオンラインアシスタントを募集している「クラウドソーシングサイト」に登録する方法があります。
【女性向け|60過ぎてもできる定年のない仕事④】軽作業
「スキルがなくてもすぐに働きたい」という人にオススメなのが軽作業の仕事です。
どんな仕事?必要な資格は?
おもに製造業にて、梱包や加工、食材の下ごしらえなどが一般的な業務内容で、体力をあまり使わないため、長く働きつづけることができる仕事です◎
正確に素早い作業を行うことが求められることも多く、几帳面で手先が器用な人には向いているでしょう。
軽作業の仕事に就くためには、スキルや経験が求められることはほぼなく、誰でもすぐに働き始められることがメリットです。
仕事の探し方
軽作業の仕事は、一般的にパート・アルバイトの求人サイトから探すことができます◎
単発や短期間の求人もあるので、時間があるときだけ働くこともできます。
【女性向け|60過ぎてもできる定年のない仕事⑤】家事代行
共働きの夫婦が増えてきた影響で、需要がますます伸びているのが「家事代行」の仕事です。
どんな仕事?必要な資格は?
家事代行とは、文字どおり「依頼主の自宅を訪問し、清掃や洗濯、料理などの家事全般を代行する仕事」です。
家事代行の仕事に就くためには、特に必要な資格やスキルはありません。
ですが、家事の経験を活かすことができるため、「掃除が得意」「料理が好き」といった人にはオススメの仕事です。
また、一人で黙々と作業を進める形になるため、「人とあまり関わらない仕事がしたい」という人にも向いています◎
仕事の探し方
家事代行の仕事を探すには、「ベアーズ」などの家事代行サービス会社に登録する方法がもっとも一般的です。
大手の家事代行サービス会社では、求人紹介だけではなく、スキルアップの研修をしてもらえることもあります。
まとめ
以上が、女性が60過ぎてもできる定年のない仕事5選でした!
希望の働き方や興味に応じて、好きな仕事に挑戦してみましょう◎
日本語教師キャリア マガジン編集部
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