シンガポールで日本語教師に!採用条件や待遇など知りたい情報まとめ◎

シンガポールで日本語教師になりたい方必見!

この記事は、シンガポールで日本語教師を目指したい人・興味がある方向けの記事です

シンガポールの日本語教育事情から、ネイティブ日本語教師の役割、採用条件や待遇など、シンガポールで日本語教師になるために知っておきたい情報をまとめて紹介します。

シンガポールで働く際に気をつけること、求人の見方なども記載していますので最後まで御覧ください。

シンガポールでの日本語教育事情

国際交流基金による2018年度「海外日本語教育機関調査」結果によると、シンガポールは、機関数が30(2015年)から19(2018年)で11機関減っています(増減率は−36.7)。

シンガポールで働く日本語教師の数はというと、227人(2015)から221人(2018)で−6人と機関数と同じく減っています。

シンガポールの日本語学習者

シンガポールの学習者数は、順位を1つ下げて21位になりましたが、10,798人(2015)から12,300人(2018)と1502人増えています。(増減率+13.9%)

学習者の内訳(2018年)は、学校教育以外が最も多く、6,393人で、続いて高等教育機関(大学や大学院相当レベル)が4056人、中等教育機関が1,457人で、初等教育機関が394人となっています。

人口10万人あたりの学習者数でみると326.1人で、東南アジアの国々の中でトップの割合で学習者が多いです。

内訳を見ても分かる通り社会人の日本語学習が盛んで、多くの民間語学学校が存在します。

シンガポール労働力開発庁(Singapore Workforce Development Agency、WDA)より民間言語学校に対して生涯学習の一環として授業料の補助が2016年より開始されており、民間語学学校でも活用されているようです。

また、続いて多い高等教育機関については、シンガポールにある6つの国立大学のうち、4大学で日本語教育が行われていることが関係しています。

シンガポールで唯一の日本研究学科であるシンガポール国立大学人文社会科学部日本研究学科には博士課程も設置されており、日本の社会、文化等に関する幅広い研究も行われています。

シンガポールの日本語人気

言語学習は、その国同士の関係に影響を受けることも多いです。

日本の経済力に影響を受け1980年代後半から第一次日本語学習ブームが起き、シンガポールでの日本語学習熱は高まっていきました。

日本の景気低迷の影響を受けてか、1994年以降は、大手民間日本語教育機関での日本語学習者はやや減少の傾向を見せましたが、1999年頃から、日本のテレビドラマ、アニメ、マンガ、J-POP、ファッション等から第二次日本語ブームが起き、再び日本語学習者数は増えていきました。

現在も機関数は減っていますが、学習者は微増しています。

日本語の人気は総じて高く、多くの機関において他言語よりも学習者人口が多いです。

最近では、日本関連ビジネスで活躍できる人材の需要の増加に伴い、就職を意識した学習者も増えてきています。

シンガポール 国立大学では、「ビジネス日本語」コースが開講され、「企業訪問プロジェクト」というカリキュラムが行われています。

この中では、「ビジネス日本語」「ビジネスマナー」なども扱われており、就職を意識した学生により実践的な知識をつけてもらうための工夫がされています。

日本語教育学会—世界の日本語教育−「シンガポールの日本語教育事情 -グローバル人材育成に向けた取り組み- 」 より)

求人から見るシンガポールの日本語教師

では、実際にシンガポールの日本語教育機関で募集されている日本語教師にはどのような条件が求められているのでしょうか。

 

ネイティブ日本語教師の役割と応募条件

日本人教師は公教育及び民間の教育機関において広く活躍しており、教師数もシンガポール人教師より多いです。しかし、年々ビザ取得が難しくなっており、日本人教師の雇用に影響を与えています。

日本語教師は学校外においても日本語スピーチコンテストをはじめ日本語に関する様々な場面で活躍しており、シンガポールにおける日本語教育の質を高めています。

現在、シンガポールでの日本語教師募集は以下のようなものがあります。

 

①日系企業での日本語教師

日系企業での日本語教師(正社員)の募集の応募条件を見てみると、

  • 日本語指導の経験(日本語指導養成講座を修了されている方歓迎)
  • 業務内容に柔軟に対応できる
  • 平日の夕方・週末のクラスの指導が可能な方

とありました。

国内で働くときに求められる、日本語教師ガイドライン(以下参照)

1)修士の資格を持ち文化庁指定の日本語教師養成420時間講座を修了している

2)日本語教育能力検定試験に合格している

3)大学で日本語教育を主専攻または副専攻を修了している

は特に記載されていませんでしたが、一つ目の条件を満たすためには、必要になってくる可能性が高いです。

こちらの求人では経験が重視されていますね。

 

②日本語学校教師

もう一つは正社員の日本語学学校の教師でしたが、

必須条件

  • ビジネスレベルの英語力
  • 教えることに興味があり、長期で就労できる方

歓迎条件

  • 日本語の講師、教師経験(アルバイトでも可能)

と記載されていました。

講師としてのご経験がない方でも、日本語講師に興味がある、日本文化を広めたい等、教育に対して強い情熱がある方はぜひ自信を持ってチャレンジしてください

とのことなので、こちらは経験ではなく熱意が求められていますね。

一概には言えませんが、ぜひ参考にしてみてください!

(どちらもシンガポールビジネス情報サイト「AsiaX」の求人を参考にしています)

 

シンガポールでの日本語教師の待遇

先ほどの求人を元に、シンガポールでの日本語教師の待遇について考えたいと思います。

①の求人は経験重視でシンガポールドル 3,000/ 月(約24万)

②の求人は熱意重視でシンガポールドル 4,000~5,500/ 月(約28万円〜43万円)となっていました。※1ドル=1シンガポールドル=80円

こう見てみると、東南アジアではかなり高い給料のように見えますが、

シンガポールは物価が日本と同じくらいなのでそこまで日本の生活と変わりません。

また、家賃が高いようなのでなかなか貯金を貯めるということは難しいようです。

 

シンガポールの日本語教師サポート

シンガポールでは、日本語教育の普及と発展に理解と関心のある者を対象に、積極的な意見・情報交換の場を幅広く提供することを目的として、2001年3月に「シンガポール日本語教師の会」が、シンガポール日本人会地域社会交流部の中に設立されました。

シンガポールにおける日本語教育の発展に寄与するために、以下の活動を中心に行っているようです。

  • シンガポールにおける日本語教育セミナーの企画・実施
  • シンガポール日本人会 地域社会交流部への協力
  • シンガポール日本語教育関係者間のネットワーク確立

 

シンガポールで日本語教師の求人を探す

実際に日本語教師の求人を探す場合は求人サイトに様々な募集が載っていますので、調べてみましょう。

大学関係の求人をお探しでしたら、日本語教育学会がオススメです。

 

また、こちらの「AsiaX」ではシンガポールの求人について掲載されています。

求人サイトに載っている求人は色々ありますが、時にはもう締め切りを過ぎているものや、すでに採用者が決まり受付を終了しているものが載っていることもありますので、注意してください。

求人サイトから学校HPを探して直接問い合わせるということもできますが、一つ一つ求人サイトを確認して募集を調べるのは骨が折れる作業ですよね。

 

そこでオススメなのが、日本語教師キャリアに登録することです。

現在募集している求人で、登録者の皆様が興味のある求人を探すことができるよう、スタッフがサポートいたします。

完全無料で求人の紹介から就職までのサーポートも行いますのでぜひ登録してみてください。

まとめ

シンガポールで日本語教師になるために必要な情報をまとめると

  • 社会人から日本語を学び始める人が一番多い
  • 求人の応募条件は、経験か熱意重視
  • 給与は東南アジアにしては高めだが、家賃と物価が高めなので、貯金ができるかどうかはわからない
  • 現在も他言語に比べて日本語人気が高め

 

日本語教師キャリアでは、皆さんが理想とする日本語教師としての働き方を一緒に探すお手伝いをしています。

気になった方はぜひ、こちらをクリックして日本語教師キャリアに登録しましょう!

 

参考
国際交流基金 HP https://www.jpf.go.jp/j/index.html
『海外の日本語教育の現状 2018年度日本語教育機関調査より』

https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/result/dl/survey2018/text.pdf

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日本語教師 S

関西在住の現役日本語教師。日本語教育主専攻卒。新卒非常勤2年目。 若手日本語教師の目線で様々なことを発信中! 日本語情報バンクのライター