日本に住む外国人の母親支援のため、東京のNPO法人が、日本語を母語としない人にもわかりやすいよう言い換えなどをした「やさしい日本語」で定期的に支援のメールを送るプロジェクトを計画している。子育ての助言や医療の情報などを送り、孤立を防ぐのがねらい。現在、インターネット上で制作資金を募っている。
計画しているのは、NPO法人きずなメール・プロジェクト(東京都杉並区)。理事長の大島由起雄さん(54)は10年ほど前から、母親に送るきずなメールを作成、自治体に提供する事業に取り組んできた。妻の妊娠中に、胎児の日々の成長を紹介する洋書に出合ったのがきっかけという。
現在、文京区や中央区、千葉県松戸市、相模原市など約30の自治体が、それぞれの相談窓口や母親対象の事業などの情報を加えてメールやLINE(ライン)で配信している。今回、支援できる対象を増やしたいと「やさしい日本語」でのメール制作を計画した。配信対象は、団体のウェブに登録した人に無料で配信することを想定している。来年1月22日まで、やさしい日本語への翻訳など、制作資金200万円をインターネットの募金サイト「READYFOR(レディーフォー)」で募っている。
参照:東京新聞
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日本語教師キャリア マガジン編集部
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