文部科学省は、令和5年6月28日に「留学生就職促進教育プログラム認定制度」の公募を開始した。
主に大学等で行われる外国人留学生への「日本語教育」「キャリア教育(日本企業論等)」「インターンシップ」を一体とする教育プログラムを、「留学生就職促進教育プログラム」と呼ぶ。
その教育プログラムを文部科学省が認定し、当該プログラム修了者が就職活動において大学が発行する修了証明書を提示することにより、外国人留学生の国内企業等への就職を一層促進しようとする制度である。
令和3年から始動したこのプロジェクトだが、現在までに様々なプログラムが認定されている。
神戸国際大学 留学生就職地域連携プロジェクト
明海大学 MGO留学生サポートプログラム
名古屋商科大学 NUCB留学生就職フロンティアスピリットプログラム
滋賀医科大学 びわこ医学系研究科留学生就職促進プログラム
四日市大学 留学生三重おもてなし就職促進プログラム
神田外語大学 KUIS留学生就職促進プログラム
今日、日本経済全体の活性化のため高度外国人材の獲得・定着が強く求められている。しかしながら、各年度に大学・大学院を卒業・修了した外国人留学生のうち、日本国内で就職した外国人留学生の占める割合は約3~4割に留まっている。
外国人留学生の国内就職における課題として、以下の5つが挙げられている。
①日本の採用慣行や日本企業等での働き方の理解
②ビジネスの世界で求められる日本語能力
③外国人留学生採用枠の拡大
④外国人留学生向け就職情報の充実
⑤外国人留学生用インターンシップの充実
これらの課題解決に、「留学生就職促進教育プログラム認定制度」がその一端を担う事は間違いない。
参照:文部科学省
※ 文部科学省「外国人留学生の就職促進について(外国人留学生の就職に関する取組等)」
日本語教師キャリア マガジン編集部
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