- 海外在住で、これから日本語教師を目指したい!
- 海外にいても通信で受講ができる日本語教師養成講座が知りたい!
- 日本語教師養成講座受講以外の方法で日本語教師の資格取得はできないかな?
こちらは、上記のような疑問を持つ「海外在住&日本語教師を目指したい!」という方に向けた、まとめ解説記事になります。
↳ 日本語教師アカデミーは、完全無料で資料請求が可能です。費用は一切発生しません。
↳ お住いの地域や通信、検定試験対策講座のみなど、様々なタイプの養成講座を一括で資料請求できるので、気になる学校を比較検討できます。
↳ 各養成講座が実施しているイベントや、日本語教師を目指す人に役立つニュースを配信しています。
目次
海外から通信受講が可能な日本語教師養成講座はあるの?
”海外在住で、420時間日本語教師養成講座を修了することができるのか?”
→ 結論として、通信のみで受講可能な日本語教師養成講座はあります。
しかしながら、現時点では通信のみで受講する養成講座は、修了しても「法務省告示の日本語教育機関」で働くための日本語教師資格条件を満たすことができません。
もう少し詳しく解説をすると、そもそも日本語教師養成講座には、文化庁に届けが出され受理されているものと、受理されていない講座の2種類があります。
もし、文化庁認定ではない養成講座を受講した場合、修了したとしても「法務省告示の日本語教育機関」で日本語を教えるための要件を満たすことはできません。
(「法務省告示の日本語教育機関」とは、法務省が在留資格「留学」を付与することができると認めている日本語教育機関です。)
つまり、日本に来ている留学生に対して日本語を教えたい場合は、必ず文化庁認定の講座を受講する必要があります。
文化庁認定のもので、「理論科目」のみ通信受講可能、「実践科目」は通学受講というスタイルの講座は近年増えてきていますが、残念ながら現在のところ、全て通信形態の受講ができる養成講座で文化庁認定のものはありません。
文化庁認定の日本語教師養成講座はこちら↓
「日本語教育機関の告示基準」(平成28年7月22日法務省入国管理局策定)第1条第1項第13号
完全通信で受講ができる日本語教師養成講座はこちら!
もし、「日本で留学生を教える予定はない」「ずっと海外在住で日本語教師をするつもり」という方は、文化庁認定の養成講座を受講する必要性はないかと思いますので、そういった方に向けて、通信のみで受講ができる(文化庁認定ではない)講座をご紹介します!
全て通信で学習ができる養成講座は、「BBI日本語教師ネットワーク」の日本語教師養成講座420時間通信講座です。
BBI日本語教師ネットワークでは、オーストラリア・シドニーでの通学コース、メルボルンで開講される通学コース、そして通信で学習できる「日本語教師養成講座420時間通信講座」を開講しています。
完全通信制の「日本語教師養成講座420時間通信講座」は、世界中どこにいても受講することが可能です◎
そして、受講料は1740AUD(=日本円で約13万6,000円)と、国内にある一般的な養成講座と比較すると、約1/4~5の価格になります!
こちらの講座内容の特徴は、以下の通りです。
公式HP:「BBI日本語教師ネットワーク」日本語教師養成講座420時間通信講座
一時帰国可能な方◎海外から通信受講できる日本語教師養成講座4選!
次に、「法務省告示の日本語教育機関」で働く可能性があるため、文化庁認定の日本語教師養成講座を受けたい、という方に向けて解説します。
もし上記のような希望があり、数ヶ月間日本への一時帰国が可能な場合は、文化庁認定の日本語教師養成講座を受講・修了することができます!
方法としては、以下のような受講の流れとなります↓
① 海外で「理論科目」を通信で受講開始
② 「実践・実習」は日本へ帰国して通学する
③ 講座修了後、海外へ戻る
「理論科目」は通信で受講ができる養成講座は数多くありますので、「実践・実習」部分のみ日本で受講する流れとなります。
そこで、通信と通学の組み合わせで受講可能な、おすすめの日本語教師養成講座を4つご紹介します!
ヒューマンアカデミー
こちらは、国内では最大規模の日本語教育機関です。
全国各地に校舎があるため、首都圏以外で通学受講を考えている方におすすめです!
学習スタイルは、eラーニング(理論科目)と通学(実践科目)の組み合わせ型です。
受講料は以下の通りです↓
- 受講料495,000円(税込)
- 入学金33,000円(税込) → 合計528,000円
開講スケジュールは、平日・土日ともに朝昼夜の全時間帯開講しており、「平日夜と土日」を組み合わせて受講することも可能です。
尚、東京・大阪・佐賀で日本語学校も運営しており、「日本語教育能力検定試験対策講座」も開講しています。
アークアカデミー
こちらは、1987年より日本語教師養成講座を開講しており、30年以上歴史のある学校です。
校舎は1つのみで、新宿駅前校にあります。
学習スタイルは、完全通学コースとWEB受講と通学を組み合わせたコースがあります。
受講料は以下の通りです↓
- 420時間通信コース(WEB受講と通学)
入学金 0円(無料)
受講料420,000円(税別)→ 合計420,000円(税別)
開講スケジュールは、通学の場合、平日(月~金)の9:15~12:30となっています。
東京校・新宿校・大阪校・京都校、4校の日本語学校を運営しています。
アルファ国際学院
こちらは、アークアカデミーと同じく、1987年に創立された歴史の長い日本語教師養成講座を持つ学校です。
東京は東京本校(永田町駅周辺)があるほか、大阪本校・横浜校・名古屋校・博多校など全国に校舎を展開しています。
完全通学制と通信(通学併用)コースがあります。
通学併用コースの受講費用は以下の通りです↓
- 通信・通学併用コース
入学金:33,000円(税込)
教材費:44,000円(税込)
授業料:517,000円(税込)→ 合計594,000円(税込)
開講スケジュールは、平日・休日ともに夜間まで受講可能です。
イギリス・タイ・ベトナム・ネパールなど、主に海外で日本語学校の運営をしています。
ルネサンス日本語学院
ルネサンス日本語学院は2023年4月に開校された学校です。
東京・名古屋・大阪の3か所に通学拠点があり、理論科目はWEB受講で、実習科目は通学する学習方法です。
新しく開講された学校ならではの特徴として、「オンライン授業」の指導法を学ぶことができます! オンライン授業はこれからも需要が伸びていくので、受講の中で学べるのは嬉しい点です◎
受講料は以下の通りです↓
・420時間コース
入学金:30,000円(税込)
受講料:500,000円(税込)
合計:530,000円(税込)
さらに開講記念として、2024年3月31日までに入学申請された方には10万円のキャッシュバックがあります!受講を検討中の方はお早めに申請されることをおすすめします。
以上、4校の紹介でした!
通信で通えるか、ということに加えて「通いやすい」「養成講座の歴史が長い」「日本語学校が併設されている」この3校の養成講座をご紹介しました。
まずは国内の講座資料を一括で請求したいという方におすすめなのが日本語教師アカデミーです。
簡単な情報の入力で「日本語教師養成講座」の資料を無料で取り寄せることができるので、各養成講座の比較をしてみるのがいいでしょう。
帰国できない…海外在住でも日本語教師の資格が取れる方法はあります!
文化庁認定の日本語教師養成講座を受講したいけれど、どうしても長期の帰国が難しいという方。
「法務省告示の日本語教育機関」で働く条件を満たす方法はまだあります!
それは、日本語教育能力検定試験に合格するという方法です。
「長期での帰国が叶わない」という方でも試験を受ける日だけであれば、受講が可能です!
日本語教育能力検定試験の概要はこちらです↓
年に一度の受験日に合わせて帰国する必要はありますが、検定合格をして日本語教師になる方法は、一番安い、かつ海外在住の方にとっては一番負担なく挑戦できるのではないでしょうか。
一般的な学習準備期間は6ヶ月ほどと言われており、上記でご紹介した日本語教師養成講座開講のスクール3校とBBI日本語教師ネットワークでもWEB上で受講可能な「検定試験対策講座」を開講しているので、海外にいても十分に試験対策ができます!
海外在住者ならではのお悩みはありますが、ぜひご自身に一番合った方法で日本語教師を目指してみてはいかがでしょうか?
資格取得後、海外の求人は?
資格が取得できたら、次に気になるのは海外での日本語教師の求人ですよね!
求人自体は、インターネットでも簡単に検索できます。日本語教師の求人については、こちらの記事で詳しくまとめています。
このページにあるサイトでは国内海外かかわらず多くの日本語教師の求人を募集しています。
また、ある特定の国で仕事を探したい場合、「その国名+日本語教師 求人」で検索すると出てきますので、求人を探すのにはあまり苦労しません。
海外で日本語教師として働くときの注意点は?
では、仕事を選ぶ際はどのようにして選ぶのが良いのでしょうか?
海外の日本語教師は求人がたくさん出ていますが、その中には、正直ブラックな学校だったり、怪しい日本語学校だったりして、存在自体も少し怪しいような日本語学校の求人も載されていることがあります。
- 条件が無資格でもできるようになっている
- あまりにも時給が高い
- 情報量が少ない
- 様々な求人サイトに名前が載っている
このような求人には少し注意した方が良さそうです。
また、求人を選ぶ際に自分の中で優先順位を決めておくと、選択肢を絞りやすくなります。
しかし、優先順位といわれてもわからない…ほかにも気をつけておくポイントはある?と悩まれる方もいらっしゃると思います。
そんな方はぜひこちらの二つの記事を読んでから求人を探すことをオススメします!
【海外で日本語教師になる!国外でも日本語教師養成講座は受講できる?!】まとめ
- 通信のみで受講可能な文化庁認定の養成講座はない
- 法務省告示校で働く予定がない→完全通信制で受講できる
- 法務省告示校で働く可能性がある→①日本で養成講座受講
- 法務省告示校で働く可能性がある→②検定試験合格を目指す
- 海外の日本語教師の求人は割とある!
- 求人を選ぶ際は優先順位を決めて、しっかり条件を見極めなければないけない!
↳ 日本語教師アカデミーは、完全無料で資料請求が可能です。費用は一切発生しません。
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