【文法解説】日本語能力試験 JLPT N5「~と思う」例文・導入例・誤用例・よく聞かれる質問も!

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!

  • 日本語能力試験 JLPT N5の文法「〜と思う」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~と思う」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~と思う」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

わからないことを推量する。

意見、感想を述べる

〈英訳〉I think/guess

接続

普通形+と思います。

JLPTレベル

日本語能力試験 JLPT N5

該当文法が使わているテキスト

文法「~と思う」を使った例文

  • 図書館は明日休みだと思います
  • その話は本当じゃないと思います
  • 先生は今教室にいると思います
  • もうすぐ雨が降ると思います
  • ここに入ってはいけないと思います
  • 京都はとてもきれいだと思います
  • 田中さんは歌が上手だと思います
  • ○○の製品はとても高いと思います
  • あのレストランはとてもいいレストランだと思います
  • 日本語の勉強はとても面白いと思います

文法「~と思う」を使った導入例

導入例1

先生
導入の前に、学習者が普通形の学習から時間が経っている場合、普通形の復習から行うと良いでしょう。そしてまずは「推量」の「〜と思います」の導入例です。定期テストで上のクラスに行けるかどうか、という場面設定をします。

教師:Aさんのテストはいつもいいです。上のクラスで勉強することができますか。

学生:はい、できます。

教師:でもテストはまだしていませんから、わかりません。「できます」と言うことができません。「上のクラスへ行くことができると思います」。「普通形+と思います。」です。

V:雨が降る+と思います

いA:明日は暑い+と思います

なA:家族は元気だ+と思います

N:いい天気だ+と思います

先生
上記のように接続の確認をしたら、口頭練習を行います。

教師:雨が降ります

学生:降ると思います

<教師側の例>

田中さんはテニスをしません。

明日も寒いです。

レストランは明日休みです。

導入例2

先生
「意見」の「〜と思います」の導入例です。ハリウッド俳優などの写真を学生に見せます。いろいろな俳優で導入し、意見が分かれるようにします。

教師:ハンサムですか。

学生1:はい、ハンサムです。

学生2:いいえ、ハンサムじゃありません

教師:「普通形」、「と思います」にしましょう。

学生1:ハンサムだと思います

学生2:ハンサムじゃないと思います

先生
質問文も確認し、個別でQA練習をします。

教師:日本の映画は面白いと思いますか

学生:はい、面白いと思います

学習者がよく間違う似た文法

先生
「〜と思います」の学習で学習者が混乱することはないでしょう。ただ学習が進むと「〜ようです」、「〜そうです」などの推量の表現が登場するので、新たな「推量」の表現が出てきて学習者が混乱しているようだったら一度整理すると良いでしょう。

学習者がよくする文法「~と思う」の誤用例

先生
上級者になっても「きれい思います」、「いいと思います」と言ってしまう学習者がいます。口頭練習やテスト等できちんと定着させることが大切です。

学習者からよく聞かれる質問

先生
「と思います」、「と思っています」はどう違うかという質問があるかもしれません。前者は今思っている、後者は過去から現在までずっと思っていると説明をします。また、「と思います」は三人称には使えません。「彼は」が主語になる場合、「〜と思っています」となります。ただ、ここまで触れるかは学習者の理解の様子を見て決める必要があります。

 

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日本語情報バンク編集部

日本語情報バンク編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。