アジアで日本語を教えたいなら日本語パートナーズ!派遣先や待遇は?

国際交流基金が実施している「日本語パートナーズ」について、解説したいと思います。

「日本語パートナーズって聞いたことがあるけど、詳しく知りたい」

「海外で日本語を教える道を探している」

このように考えている方にとって、役立つ記事になっています◎

日本語パートナーズとは?

「日本語パートナーズ」とは国際文化交流を実施する日本の専門機関である”国際交流基金”が、2014年より実施しているプロジェクトです。

このプロジェクトの参加者はアジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介を行います。

「日本語パートナーズ」は日本人教師をアジア各国へ派遣することで、アジアと日本の架け橋となることを目標としています。

現在、ASEAN諸国においては中学、高校の授業などで日本語教育が盛んに行われている一方で日本語の教師数と教師の経験不足が課題となっています。

このような課題を解決すべく、現地の日本語の先生をサポートしながら“生きた日本語”を教えられる人材を派遣するための事業としてはじまりました。

日本語パートナーズの活動内容・派遣期間

活動内容

「日本語パートナーズ」として派遣された場合、主な役割は先生や生徒のパートナーとして行動することです。

具体的には以下のような活動内容となります。

現地で日本語教師のアシスタントや国際交流をするだけではなく、自分自身も現地の言語を学び、その経験を日本に発信することももとめられます◎

  • 現地日本語教師のアシスタントとして授業をサポート
  • 派遣先の生徒や地域の人たちに日本文化の紹介する交流活動
  • 派遣者自身も現地の言葉や文化を習得
  • 現地で活動した体験を日本に発信する

派遣期間

派遣期間は、1年未満です。

過去の派遣実績を見てみると、ほとんどが半年〜10ヶ月ほどの期間となっています。

国や募集年度によって、4〜5ヶ月の派遣先もあるようです。

日本語パートナーズの派遣先

日本語パートナーズの派遣先はアジアのみとなりますが具体的な派遣先国はこちらです。

  • 台湾
  • フィリピン
  • ブルネイ
  • インドネシア
  • シンガポール
  • マレーシア
  • カンボジア
  • タイ
  • ラオス
  • ベトナム
  • ミャンマー

ここで、「自分で派遣先は選べるのか?」が気になるところですが、応募の際に派遣先国を選択することが可能です◎

複数の国を選択した場合は、本人の適性を考慮して、国際交流基金が派遣先国を決定します。

日本語パートナーズの応募条件

日本語パートナーズに応募するには、日本語教育などの専門的な知識は必要なく、応募要件に当てはまればだれでも応募が可能です!

「行きたい気持ちはあるけれど、日本語を教えたこともないし資格も持っていない」

と不安に思っている方は安心してくださいね!

国際交流基金が出している応募条件はこちらです↓

  • 満20歳から満69歳で日本国籍を有する
  • 日常英会話ができる
  • 派遣前研修(約1か月間)に全日程参加できる

応募可能な年齢は20~69歳と非常に幅広いですね。

学生、一度社会人を経験した人、育児がひと段落した人、また会社を退職した人、さまざまな人が応募できますね◎

気になるのが「日常英会話のレベル」ですが、公式HPによると「現地での生活に困らないレベル=身の回りのできごとについて、知っている単語や表現で会話のやりとりができる程度」と記載されています。

日本語パートナーズに参加したら待遇はある?

いわゆるお給料のかたちで支給される待遇はありません。

ですが、国際交流基金の規定に基づいて以下のものが提供されます。

  • 滞在費(派遣先によって異なるが、月額10~14万円程度)
  • 往復航空券
  • 旅費等の支給
  • 住居の提供

滞在費がカバーしているものは、食費、衣料費、日用品費、水道光熱費、通信費などの現地での生活費全般です。

日本語パートナーズ〜応募から出発までの流れ

日本語パートナーズのホームページなどから、定期的に募集がかかっていないかをチェックします。

募集が開始されたら、以下の流れで選考が進んでいきます。

① 応募画面で必要情報を記入して応募用紙をダウンロード

② 応募用紙とその他の提出書類を出す

③ 第1次選考(書類選考)

④ 第2次選考(面接)

⑤ 派遣前研修

⑥ 現地へ出発

気になる選考についてですが公式HPによると、第1次選考では、日本語パートナーズへの理解度や熱意、応募者の興味・関心分野への取り組みを重点的に考慮します。

さらに、派遣後に得た経験を将来どのように活かしたいかなど、帰国後の先までのビジョンを思い描くことができる人が好まれます。

第2次選考では派遣先での生活をどれくらいイメージできているかを確認されます。

派遣先へについてどの程度理解しているのか、現地の環境に適応し現地の人たちと協力していけるかどうかが重視されます。

出発前の派遣前研修では現地の言語や現地での生活・活動に必要な知識を身につけます。

日本語パートナーズへ行く前に!

ここまでで「日本語パートナー」について詳しく解説をしました!

「日本語パートナーズは、自分に合っているかも」

「日本語パートナーズ、面白そうだな!」

こんな風に思った方は、ぜひ応募を検討してみてくださいね。

最後に、実際に応募する前、派遣前に準備したほうがいいことを3つ挙げました◎

まずは情報収集をしよう

「応募してみようかな」と思ったら、まずは実際に日本語パートナーズとして派遣されたことがある経験者の話を聞いてみましょう。

自分の身の回りで、なかなかそういう人を探すのは難しい・・という方は、日本語パートナーズの公式HPで、派遣経験者へのインタビュー記事や動画がたくさんあります◎

「自分は本当に参加したいのか」

「どんな目的をもって参加するのか」

「どんな人が派遣されて、どんな体験をしているのか」

「どの国に自分は行きたいのか」

不安や疑問に思うことについて、きちんと自分自身で調べて、納得した上で応募をすることが大切ですね◎

経済的に不安な人は貯金をしよう

日本語パートナーズは出発から帰国までにかかる航空券代や生活費全般については支給があります。

しかし、派遣期間中に貯金できるほどの余裕があるかというと、そうではありません。

そのため「帰国後は経済的に不安だな・・・」と感じる人は派遣開始前までに、ある程度の貯金をしておくと安心です◎

日本語教師になりたい人は資格を取ろう

「帰国後に、日本語教師として働いてみたい」とかんがている人は、派遣前に日本語教師の資格を取得しておくと良いでしょう◎

日本語教師として働くには、以下3つの条件を満たしている必要があります。

  • 大学にて日本語教育専攻または副専攻
  • 日本語教師養成講座(420時間以上)修了+大学卒業
  • 日本語教育能力検定試験合格

日本語教師養成講座は民間のスクールで日本語を教える際に必要な知識と実践スキルを学びます。

修了までにかかる費用は約50万円、期間は半年〜1年です。

日本語教育能力検定試験は年1回10月に実施される試験です。

この試験に合格すると、日本語を教える際に必要な知識があることを証明できます。

民間のスクールで試験対策講座を受講するか、独学で目指すことも可能です◎

経済的、時間的な余裕がある方は日本語教師養成講座に通うことをおすすめします!

理由は、教案作成や教育実習などの実践的なスキルをきちんと学べるからです。

「養成講座についてもっと知りたいな」という方は、無料で資料を取り寄せることができるサービスもありますので、活用してみてください。

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【アジアで日本語を教えたいなら日本語パートナーズ!派遣先や待遇は?】

  • 日本語パートナーズは、国際交流基金が2014年からはじめたプロジェクト
  • 派遣先はアジア諸国
  • 主な活動内容は日本語教師アシスタントや日本文化の紹介
  • 活動期間は1年未満
  • 専門的な知識は不要で、条件に当てはまればだれでも応募可能
  • 給与はないが、旅券・生活費・住居などは支給される
  • 日本語教師になりたい人は、資格をもっておくと良い
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伊藤えり子

伊藤えり子

関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語情報バンクのライター