留学から帰国後、これから仕事を探そうと思っているあなた!
こちらの記事では上記のような疑問について解説していきたいと思います。
私自身も学生時代に1年間アメリカへ留学後日本で就職しており、自信の体験談も交えながらお話していこうと思います。
目次
海外留学経験者は帰国後、どのような仕事に就いているの?
まずは留学経験者が帰国後どのような仕事に就いているのか、まとめてみました↓
語学力・海外経験を活かした未経験の職種へ就職
- 商社
- 客室乗務員・グランドスタッフなどの航空関係
- メーカーなどの海外営業職 など
留学後、未経験の仕事へ就職する場合は大学在籍中に留学をし、新卒で就職するパターンが最も多いです。
新卒で就職する場合は就業経験がないため、とにかく「語学力が活かせるか」という基準で仕事を探す人が多いようです。
実際に大学在籍中にいた周りの留学経験者は就職活動中に上記のような商社や航空関係、海外営業を志望する人が多くいました。
どれも海外の人とコミュニケーションを取る機会のある仕事であり、英語などの語学力が活かせる仕事です。
私自身も留学後は「英語力を活かしたい!」と考え、新卒では商社や航空関係を考えており最終的に商社へ就職しました。
新卒の場合は誰もが就業経験がないため、未経験の仕事への就職ができます。
一方で一度社会に出た後に留学をし、帰国後に全くスキルや経験のない分野の仕事に就くチャンスはそれほど多くはないのが現実です…。
そこで、ここからは主に大学卒業後に留学をした方に向けてお話していきたいと思います!
大学卒業後に留学をした人の就職パターン3つを詳しく解説していきます。
経験のある職種に関連した企業へ就職
まずは留学前に勤務していたものと同じ業種に就職するパターンです。
既に経験もあり、さらに語学力や海外生活の経験を強みにできるため、就職先も見つけやすくなるでしょう◎
例えば留学前は英語教師として働いていたが自身の英語力を上げるために留学へ行き、帰国後に再度、英語教師として働く人などです。
もともと持っていたスキルや資格を活かした仕事へ
次に留学前あるいは留学中に習得したスキル、取得した資格を活かして就職する方法です。
例としては学生時代に取得したトラベル・コーディネーターの資格と留学で身につけた語学力を活かして、旅行業界の仕事に就くなどです。
他にも留学中にデザインの勉強をして、帰国後にデザイン関係の仕事に就く場合などもあります◎
帰国後に新たにスキルの習得、資格取得をして就職
最後は帰国後に資格の勉強をしたり、スキル習得のために勉強をし、それらと留学経験を活かして就職するパターンです。
留学前からやりたいことや目標がはっきりしていたり、留学を通して興味がある仕事を見つけたりすることができれば帰国後はそれに向かって進んで行くだけです!
一方で、誰もがそのようになるとは限らないですよね。
「とにかく英語が話せるようになりたい!と思い、勤めていた会社を辞めてカナダやオーストラリアへワーキングホリデーに行ったものの、帰国後にやりたいことがはっきりと分からない。」
「英語力も翻訳や通訳ができるほどではないので、語学力だけを武器に仕事を探すこともできなさそう・・・」
このような悩みを持っている方も、たくさんいると思います。
そのような方に向けて、”資格取得をして手に職を付けられる”、”海外留学経験が活かせる”おすすめの仕事を紹介します!
それは、日本語母語話者でない人に向けて日本語を教える「日本語教師」の仕事です。
留学中に現地で日本語を学ぶ外国人に出会った経験はありませんか?
留学先で、日本に興味がある外国人と交流した経験を持つ方はいるのではないでしょうか!
そのような日本語を学ぶ外国人に日本語を教えるのが、日本語教師の仕事です。
日本語教師に向いている人はこのような人です↓
次に「なぜ日本語教師をおすすめするのか?」「留学経験者が日本語教師の仕事を選ぶメリット」についてお話します!
海外留学後、日本語教師の仕事を選ぶメリット3つ◎
①海外留学経験が活かせる
日本語教師は異なる文化背景を持っている学習者に日本語を教える仕事であるため、異文化への理解と適応能力が求められます。
日本語教師の仕事は国内でも海外でもできますがたとえ日本国内でするにしても、日本語を教える教室の中は異文化の世界です!
そのような中で日々仕事をするには留学中に異文化の中で生活をしたり、アルバイトなどの仕事をした経験を最大限に活かすことができます!
また日本語教師の仕事は、留学中に身につけた語学力も活かすことができます◎
国内で働く場合は、直接法といって「日本語で日本語を教える教授方法」が採用される場合が多いのですが海外で働く場合、または国内でも働く機関によっては間接法「母語話者の言語を使用して日本語を教える教授法」を採用する場合もあります。
間接法の場合はもちろん、自身の語学力を活かして教えることが出来ますし、そうでない場合も学習者が授業以外の場面で助けが必要な場合に英語や中国語など、学習者の母語を介してサポートする場面もあります。
②今後も需要のある業界
就職先の情報収集する際に、その業界の将来性は気になる点ですよね。
日本語教育業界は、今後も需要がある業界であると言えます◎
理由としては以下の2つが挙げられます↓
特に国内の人口減少による、介護人材をはじめとした労働者不足は深刻です。
現在、日本政府は労働者不足となっている分野において積極的に外国人人材を受け入れようとする姿勢を見せています。
また、留学生の受け入れも積極的に行おうとしています。
③手に職、一生働くことができる
日本語教師として働くためには、原則として日本語教師の必要とされている資格を取得する必要があります。(こちらについては、後ほど詳しく解説します。)
教師職なので教授経験が非常に大切になる職種ではありますが、一度資格取得をすれば基本的にずっと日本語教師として働くことが出来ます◎
また日本語教師の中には70代になっても日本語教師として現役で働いている人もおり、まさに生涯続けられる仕事といえます!
「手に職を付けたい」「何か資格を取得をしてスキルを身につけたい」という方にとって、日本語教師の仕事はまさにぴったりの仕事であると言えます!
海外留学後、日本語教師の仕事に就くためには?
日本語教師になるためには何が必要なのでしょうか?
日本語教師は日本語母語話者だからと言って、誰でもできる仕事ではありません。
例えば「私は日本を行きたいです」はなぜ間違った言い方なのか?学習者に説明ができなければいけません。
日本語文法や音声学、日本語教育について専門的なことを学ぶ必要があるのです。
そのような専門席な知識を持った人が日本語教師として働くために、基本的には以下の条件が求められます↓
既に大学を卒業してしまっている場合は再度、大学で日本語教育専攻として学び直すのはあまり現実的とは言えません。
そうなると「民間の学校で日本語教師養成講座を受講する」か「日本語教育能力検定試験に合格する」いずれかの方法で日本語教師になることができます。
私自身、留学先の大学の日本語学科で日本語を学ぶアメリカ人と交流したことをきっかけに日本語教師を目指すことになったのですが、帰国してすぐに「日本語教師養成講座」を受講し、その年に「日本語教育能力検定試験」に合格しました。
検定合格を目指す方が時間とお金をかけずに日本語教師になれます。
しかし、実際に教えるノウハウを学ぶという意味では「日本語教師養成講座」に通われることを強くおすすめします!
また養成講座に通うことで、同じく日本語教師を目指す仲間と交流することもできます◎
資格取得に関して、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて読んでみてください↓
また「まずは養成講座や検定試験に関する資料を見てみたい!」ということであれば下記の日本語教師アカデミーというサービスから資料請求を行うことができますので、活用してみてください!
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【海外留学後におすすめな仕事】まとめ
- 新卒以外で留学後に未経験の仕事へ就職するチャンスは少ない
- 留学後は、留学経験を活かして経験のある職種へ就職
あるいは、留学後に新たにスキルや資格を習得して就職
- 資格取得を目指すなら、留学経験が活かせる日本語教師の仕事がおすすめ!
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