アメリカで日本語教師として働いてみたいという方はいらっしゃいますか。
アメリカで日本語教師になりたい!
現地で働くにはどうしたらいい?
このように考えている方もいらっしゃると思います。
本記事は「アメリカで日本語教師になりたい方」が対象です。
アメリカの日本語教育、海外の日本語教師求人の探し方についても解説していきます。
ご興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
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アメリカについて
アメリカ合衆国(United States of America)は北米に位置する大統領制、連邦制の国家です。
人口 | 9,833,517平方キロメートル(日本の約26倍) |
面積 | 約3億3,500万人(2023年10月時点) |
首都 | ワシントンD.C. |
日本との時差 | ワシントンD.C.とは14~17時間(ほか4つのタイムゾーンがある) |
言語 | 主に英語 |
教育制度 | 12年間(高校までの義務教育) |
在留邦人数 | 418,842人(2022年10月時点) |
通貨 | 米ドル |
アメリカは日本の約26倍の広さを有し、国土には全50州があります。東部時間(EST)、中部時間(CST)、山岳部時間(MST)、太平洋時間(PST)4つのタイムゾーンで分かれており、首都・ワシントンD.C.と日本との時差は14~17時間となっています。
アメリカの日本語教育
アメリカの日本語教育ですが、小学校から大学までの学校教育機関で日本語を学んでいる人が多く、民間の語学学校で学んでいる人は少ない傾向にあります。
初等教育機関で外国語教育が行われているのは全体の4分の1程度、その中で日本語教育を担っているのはチャータースクール、マグネットスクール、イマージョンスクールなどの公立学校、私立学校が中心となっています。
2010年、全米日本語教育学会(American Association of Teachers of Japanese)が主催となり、中学、高校、大学生向けの日本語テスト「National Japanese Examination(通称NJP)」が開始されました。この試験はJLPTN5~N4に相当するレベルで設定されており、学校教育に即した試験としても活用されています。
2024年4月には、在米国日本国大使館特命全権公使と米教育文化担当の間で「日本外務省・文部科学省及びアメリカ合衆国国務省の間の日本専門家のための教育・文化交流機会創出のための協力覚書」への署名が行われました。
この覚書では、将来的な日本語教師の増加を目指すこと、日本語指導助手としてアメリカの教育現場における研修機会を提供する団体の拡大を目指すこと 、また日本語指導助手の参加者の滞在期間を最長3年に延長することなどを確認しています。
教育機関で使用されている日本語教科書
アメリカの初等教育機関、中等教育機関、高等教育機関、日本語学校など、現地で使用されている日本語の教科書に以下のようなものがあります。
- 『Adventures in Japanese』 (Cheng & Tsui)
- 『Yookoso!』 (McGraw Hill)
- 『なかま』 (Houghton Mifflin)
- 『げんき』(ジャパンタイムズ)
アメリカでは教育段階に応じてさまざまな教材があるようです。初等教育機関では絵本などの児童図書や自作教材が、中等教育機関や高等教育機関では教師が独自に作成した教材、生教材を元に自作した教材などが使われています。
アメリカの日本語教師に必要な資格
アメリカで日本語教師として働く上で必要な資格ですが、初等教育機関や中等教育機関の公立校の場合は州が認める教員免許が必要です。民間の日本語学校では学校によって異なります。
アメリカにある日本語学校では、以下の条件で求人募集を行っていました。
- (ニューヨーク州のバイリンガルスクール)日本語教育の学位または教員免許保持者、K-12(幼稚園から高校卒業までの期間)で日本語教師の経験が5年以上ある
- (ロサンゼルス近郊の日本語学校)アメリカの就労資格保持者、ネイティブレベルの日本語、教師経験、短大卒以上
- (サンフランシスコの日本語教室)4年制大学卒、日本語教師資格または日本語教師養成420時間講座修了、日本語学校や企業で2年以上の指導経験がある
これ以外にも、米国若手日本語教員(J-LEAP)という国際交流基金が行っているプログラムがあります。これは、アメリカの小学校、中学校、高校へ若手の教員をアシスタントティーチャーとして派遣するものです。
海外の日本語教師求人の探し方
アメリカの日本語教師の求人ですが、現地の日本語学校に直接問い合わせる方法、日本語教師求人サイトなどから求人を探す方法などがあります。
当サイトを運営している「日本語教師キャリア」では海外の求人も多数扱っております。
海外で日本語教師として働きたいという方は、こちらの求人検索をご利用ください。
まとめ
本記事は「アメリカで日本語教師になりたい方」に向けて解説してきました。
内容をまとめると….
- アメリカは大統領制、連邦制の国家、ワシントンD.C.と日本の時差は13時間
- アメリカの日本語教育:小学校から大学までの学校教育機関で日本語を学ぶ人が多い、全米日本語教育学会(American Association of Teachers of Japanese)が開発した日本語テスト「National Japanese Examination」などがある
- アメリカの日本語教師求人:初等教育機関や中等教育機関の公立校の場合は州が認める教員免許が必要、民間の日本語学校ではそれぞれ異なる
池田早織
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