【文法解説】日本語能力試験JLPT N4「~がする」例文・導入・誤用例も!

 

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!

  • 日本語能力試験JLPT N4の文法「~がする」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~がする)」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「〜がする」の概要

 

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

五感で受けた感覚を表す表現。

接続

N+がする

 

先生
「いいにおい」「変な味」など、名詞の前には形容詞や名詞を説明する語句を用いることが多いです。

JLPTレベル

日本語能力試験 JLPT N4

該当文法が使わているテキスト

文法「〜がする」とよく一緒に使われる単語

名詞

  • におい
  • 感じ

文法「〜がする」を使った例文

  • 変なにおいがします。何か燃えているようです。
  • 母がカレーを作っていますから、いい匂いがします
  • 外から子どもが泣いている声がする
  • このコーヒーは変な味がする
  • これは水はレモンの味がしますね。
  • パソコンから変な音がする
  • 今、隣の部屋で大きな音がしました。見に行きましょう。
  • この曲は優しい感じがします
  • この料理を食べると、いつも懐かしい感じがする

文法「〜がする」を使った導入例

導入例1

先生
誰かがカレーを作っている絵、それを食べて辛そうな顔をしている絵を提示します。

先生:何をしていますか。

学生:料理をしています。 カレーを作っています。

先生:はい。カレーを作っています。いいにおいです。いいにおいがします

学生:いいにおいがします

先生:このカレーを食べます。おいしいですか。(どんな味ですか。)

学生:辛いです。

先生:このカレーは、辛い味がします

学生:辛い味がします

先生
ここで学習者に「がします」の前に来る言葉の品詞を問います。

先生:「がします」の前は、「におい」「味」です。においと味は、動詞ですか?名詞?形容詞?

生徒:名詞です。

 

学習者がよくする文法「〜がする」の誤用例

先生
「がする」を「でする」や「をする」で言い間違える事があります。以下のような練習を行うと良いでしょう。

例) 教師  →  学習者

変な味   → 変な味がします 

大きな音  → 大きな音がします

いいにおい → いいにおいがします

泣いている声 → 泣いている声がします

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日本語教師キャリア マガジン編集部

運営情報
日本語教師キャリア マガジン編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。