【外国人と関わる仕事】英語が苦手でも、国内でもできるお仕事紹介

外国人と関わる仕事がしたいという方にオススメのお仕事を紹介します。

外国人と関わるお仕事というと、語学力を活かして、国際的に活躍するお仕事というイメージの方がほとんどだと思います。

そのため外国人と関わりのある国際的なお仕事に憧れはあるけれど「英語が話せないと…。」「他の言語が話せないと…。」という理由で諦めてしまう人もいるのではないでしょうか。

本記事では語学力が求められない&国内でできる「外国人と関わる仕事」をご紹介しています。

日本国内で語学力がなくても、外国人と関わりながら働くことができますので気になる方はぜひ最後までご覧ください。

【国内で外国人と関わる仕事】日本にいる外国人について

引用:「東京で暮らす外国人、過去最多の55万人 : 新宿区は全人口の12.4%に」(2019) nippon.com

(上記は東京における人口の推移)

外国人の方と関わるお仕事というと、海外に行って国際的に働くことをイメージしがちです。

しかし、令和元年時点で日本で働く外国人労働者は約166万人。労働者の届け出が義務化された平成19年度以来、最多の記録となりました。

中国、ベトナム、フィリピン、インドネシア、ネパールなど、アジアの国々を中心に日本に働きに来る人々が毎年のようにいます。

このように日本国内にも多くの外国人の方が働いており、国内でも外国人と関わりながら働くことは可能です。

では具体的に国内でどのようなお仕事があるのか、見ていきましょう。

【国内で外国人と関わる仕事①】日本語教師

日本語教師は日本語を母国語としない人に日本語を教える職業です。

それだけではなく日本の文化や習慣、歴史なども教えるケースもあります。

日本語教師の主な業務は”日本語教育”ですが、勤務する場所によっては下記業務も行います。

  • 宿題や試験の採点業務
  • 教科書の作成/編集業務
  • 学生の進路指導・生活指導
  • 運動会や修学旅行など学校行事の運営・付添い

働く場所は、国内外の日本語学校・専門学校・大学や、企業内で働く外国人従業員向け研修施設、在宅でのオンラインレッスンなど非常に多様となっています。

“日本語教師”と聞くと、英語が話せないと出来ない仕事なんだろうと思われる方が非常に多いですが、実は日本語教師に英語は必須ではありません。

というのも、国内で教える日本語教師は「日本語で日本語を教える直接法」という方法で教えるため、英語が話せなくても日本語教師として働いている人は多くいるんです。

日本語教師は、学生たちの日本語学習、また日本での進学/生活指導を通して、生徒の成長を横からサポートできる非常にやりがいのある仕事です。

もしこの記事を読んで日本語教師に少しでも興味を持った方は、2021年現時点での日本語教師になるために必要な方法について詳細をまとめていますので良ければご覧ください。

日本語教師になるには?

2024年最新版|日本語教師になるには?国家資格化・仕事内容・給料について徹底解説!

2022/4/8

【国内で外国人と関わる仕事②】ホテルスタッフ

ホテルスタッフは、仕事内容ごとに細かく分業されています。

どの職業も、宿泊のお客様にホテルで最高の時間を過ごしてもらう上で欠かせない、サービスのプロフェッショナルです。

正社員、契約社員、アルバイトなどが勤務しており、「フロント」「コンシェルジュ」「清掃スタッフ(ハウスキーピング)」「ドアマン」「ベルマン」などの職種があります。

その他にもホテルのレストランなど飲食を提供する「レストランスタッフ」や「バーテンダー」などもホテルの職種であり、多くの人々が協力してお客様をおもてなしします。

様々なエリアから来日する外国人客に平等なサービスを提供するため、英語や中国語、韓国語などの他言語が話せた方がいい場合もありますが、話せなくてもやさしい日本語等で対応ができますし、日本のおもてなしのサービスは言語の壁をも超えることもあります。

また昨年、2019年の4月より宿泊の仕事も対象となる「特定技能」の在留資格が新設されたため、今後ホテル業界に外国人労働者が増えていくことは明白です。

一緒に働く仲間が外国人労働者になるという可能性も高いのでホテルで働く場合、外国人と関わりながら働くことになるでしょう。

【国内で外国人と関わる仕事③】コンビニ・飲食店の店長

コンビニエンスストアやその他飲食店の店長として店舗運営全般を行う職業です。

企業に所属し直営店の店長に配属されたり、店舗スタッフからスタートしてフランチャイズ店舗の新規出店時に店長配属されたり、既存店責任者から任命されたりといくつかの就業方法があります。

店長として働く上で特別な資格はありませんが商品計画やマーケティングに関する知識があることが望ましいでしょう。

またスタッフとのコミュニケーション能力、経営に関する事務処理能力など求められます。

2018年度、大手コンビニ4社で働く外国人労働者は約5万5000人となりました。

留学生の中にはコンビニで接客の仕事を通して日本語力の向上を求めている人もいるため、外国人がいるコンビニで働いていれば自然と外国人とコミュニケーションを取る機会は増えていくでしょう。

【国内で外国人と関わる仕事④】観光地のスタッフ

観光地のスタッフは観光地のお店で接客等のお仕事を行うことです。

場合によっては、現地の観光名所の案内などをする人もいるかもしれません。

日本政府観光局によると2019年1年間の訪日外国人客数は3,188万2千人と、統計を開始した1964年以降で最多となっています。

2021年11月現在、コロナウイルスの影響で外国人観光客の入国が制限されていますが、ビジネスや留学生などの国際的な行き来が再開されており、今後は外国人旅行者への制限も徐々に解除していこうという動きになっています。

外国人観光客の方にとって観光地での日本人との関わりは一生忘れられない思い出になることもあります。

日本の文化やおもてなしを外国人に伝えることができるお仕事の1つと言えますね。

【国内で外国人と関わる仕事⑤】空港で働く

空港

キャビンクルーやパイロット、グラウンドスタッフ、免税店などの空港関係の場所で働くと、外国人と接する機会は必然的に増えるでしょう。

「空港で働く=航空会社で働く」というイメージがありますが、空港内には免税店、飲食店、コンビニ、インフォメーションのスタッフなど、サービス業を中心に、働く場所は多岐にわたります。

空港は多国籍の人たちが行き交う場所であるため、語学ができた方が好まれる場合もありますが、「語学力が必須」という仕事はあまりなく、最低限の会話さえできれば問題ないということが多いです。

そのため、英語には自身はないけれど「空港の雰囲気が好き」「世界中の人たちが集まる場所ではたらきたい」という人にはおすすめです。

2021年11月現在、新型コロナウイルスの影響で外国人観光客の行き来はできていませんが、今後国際的に感染が収まっていけば、国をまたいで移動する人たちもかならず増えてくるでしょう。

 

【国内で外国人と関わる仕事】まとめ

外国人と関わる仕事のまとめとしては下記があります。

  1. 日本語教師
  2. ホテルスタッフ
  3. コンビニ・飲食店の店長
  4. 観光地のスタッフ
  5. 空港で働く

以上、国内で外国人と関わるお仕事についてご紹介いたしました。

語学力がなくても、国内で外国人と関わることができるお仕事はあります。

特に日本語教師のお仕事は大きなやりがいを感じることの出来ますので、国外で国際的な働き方をしたいという人にオススメです◎

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すーみん

運営情報
関西在住の現役日本語教師。日本語教育主専攻卒の新卒非常勤。日本語学校、中・高等学校、企業向けセミナー、オンラインレッスンなど、経験値を上げるため様々な場所で修行中… 若手日本語教師の目線で様々なことを発信します! 日本語教師キャリア マガジンのライター