目次
文法「~くらい(軽視)」の概要
記号の見方:品詞 V(Verb)…動詞 いA(i-Adjective)…い形容詞 なA(na-Adjective)…な形容詞 N(Noun)…名詞 Adv(Adverb)…副詞
意味
重要ではない、簡単なことだ、という程度の軽いことを表します。
〈英訳〉refers to that is not a big deal.
〈中国語訳〉表示程度很轻。
接続
V普通形 + くらい
N + くらい
JLPTレベル
日本語能力試験JLPT N3
該当文法が使わているテキスト
文法「~くらい(軽視)」とよく一緒に使われる単語
動詞
- 歩きます
- 落ちます
- 転びます
- 走ります
- 間違えます
名詞
- あいさつ
- そんなこと
- 掃除
- 料理
- 連絡
文法「~くらい(軽視)」を使った例文
- 一度試験に落ちたくらいで、落ち込まないで。
- ちょっと走ったくらいで、疲れたの?
- 少し血が出たくらいで、騒がないでください。
- 1つ間違えたくらいで、怒らなくてもいいのに。
- ちょっと汚れたくらい、大丈夫だよ。使えるよ。
- そんなことくらい、子供でもわかりますよ。
- 私はあいさつくらいの簡単な英語しか話せません。
- 暇なら、掃除くらいしてよ。
- 30分も遅れるなら、連絡くらいして。
- 私は料理が苦手なので、卵焼きくらいしかできません。
文法「~くらい(軽視)」を使った導入例
導入例1
T:みなさんは毎日料理をしますか? S:はい、します。/いいえ、しません。 (料理の話をするなど、雰囲気作りをします。) T:私は料理が苦手です。本当にすこしだけ、できます。 私は卵焼きしか、作れません。 (ホワイトボードに板書します。「卵焼き」に下線を引いて、「簡単です。」と書くとわかりやすいです。) T: 卵焼きは簡単です。 私は卵焼きくらいしか、作れません。 (ホワイトボードに板書します。) T:「~くらい」はここが(「板書の「しか」の前を指しながら」「簡単です」「小さいことです」と言いたいときに使います。
導入例2
T:みなさんは運動をしますか? S:はい、します。/いいえ、しません。 (運動の話をしたり、スクワット/腕立て伏せなどの言葉を確認し、雰囲気作りをします) T:私は運動が苦手です。すぐ疲れます。 (その場でスクワット/腕立て伏せなどを3回くらいして、息をきらします。) T:私は腕立て伏せを3回します。疲れてしまいます。 (ホワイトボードに板書します。「腕立て伏せ」に下線を引いて、「簡単です。」と書くとわかりやすいです。) 「腕立て伏せを三回します」は簡単です。 私は腕立て伏せを3回したくらいで、疲れてしまいます。 (ホワイトボードに板書します。) T:「~くらい」はここが(「板書の「しか」の前を指しながら」「簡単です」「小さいことです」と言いたいときに使います。 (導入文を使って、接続を確認します。)
日本語教師キャリア マガジン編集部
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