【文法解説】日本語能力試験JLPT N3「~かける/かけの」例文・導入例!

 

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!

  • 日本語能力試験JLPT N3の文法「~かける」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~かける」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~かける」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

①~している途中だ
②(もう少しで)~しそうになる

※継続動詞に接続する場合、①「~している途中だ」という意味になります。
※瞬間動詞に接続する場合、②「(もう少しで)~しそうになる」という意味になります。

〈英訳〉

①being represents a state that has started and is not yet finished
②just before situation

〈中国語訳〉

①表示已经开始但環没有结束的状态
②差一点就要~

接続

V(ます形)ます + かける
V(ます形)ます + かけの+N

JLPTレベル

日本語能力試験JLPT N3

文法「~かける」とよく一緒に使われる単語

動詞

  • 言います
  • 落ちます
  • 死にます
  • 食べます
  • 飲みます
  • 読みます

文法「~かける」を使った例文

  • 彼は何かを言いかけて、どこかへ行ってしまった。
  • 人気がある本ですが、はじめの部分を読みかけて、読むのをやめてしまいました。
  • 先週転んだときのけがが治りかけている。
  • 息子は夏休みの宿題をやりかけて、遊びに行った。
  • この食べかけのりんごは誰のですか?
  • あそこに飲みかけのコーヒーが置いてあります。
  • 鍋に入っているのは母の作りかけの料理です。
  • この部屋には描きかけの絵が何枚もある。
  • スマートフォンを見ながら駅のホームを歩いていたら、線路に落ちかけた
  • 彼女は以前、車の事故で死にかけたそうです。

文法「~かける」を使った導入例

導入例1

先生
「①している途中だ(継続動詞)」の導入です。途中まで飲んだペットボトルの飲み物を用意しておきましょう。

T:みなさんはよくコンビニへ行きますか?

S:はい、行きます。/いいえ、行きません。

(コンビニで買う物の話などをして、雰囲気作りをします。)

 

T:私は今朝、コンビニへ行きました。とてものどが渇いたので、お茶を買って、すぐ飲みました。

(飲みかけのペットボトルを見せながら)

これは、私が少し飲みました。まだ飲みます。まだたくさん残っています。

これは飲みかけのお茶です。

(ホワイトボードに板書します。)

 

T:「~かけ」は「~している途中です」と言いたいときに使います。

先生
もし学習者が飲みかけの飲み物を持っていたら、それを使って導入するのもいいでしょう。

導入例2

先生
「②(もう少しで)~しそうになる(瞬間動詞)」の導入です。1. ホームから落ちそうになっている絵 2. 落ちずにホームに座り込んでいる絵を準備します。

T:「歩きスマホ」という言葉を知っていますか?

S:はい、知っています。/いいえ、知りません。

(歩きスマホについて意味を確認するなどして、雰囲気作りをします。)

 

(1 の絵を見せながら)

T:これを見てください。この人は・・・

S:落ちそうです。

T:そうですね、危ないです。この人はホームから落ちそうです

(2 の絵を見せながら)

T:でも、大丈夫でした。この人はホームから落ちそうでした。

この人はホームから落ちかけました。

(ホワイトボードに板書します。)

 

T:「~かけ」はもう一つ意味があります。これは「~しそうです」という意味です。

 

(導入文を使って、接続を確認しましょう。)

先生
継続動詞と瞬間動詞の確認・復習をして、使い分けができるよう練習をしましょう。

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日本語情報バンク編集部

日本語情報バンク編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。