【文法解説】日本語能力試験JLPT N3「~がち」例文・導入・誤用例も!

 

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!

  • 日本語能力試験JLPT N3の文法「~がち」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~がち」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~がち」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

すること/なることが多い
※好ましくない傾向に使われることが多い。

〈英訳〉tend to~ ※It is often used in the undesirable trend.

〈中国語訳〉容易~ ※通常用于不好的傾向。

接続

Vます形(ます)+ がち

名詞 + がち

JLPTレベル

日本語能力試験JLPT N3

該当文法が使わているテキスト

文法「~がち」とよく一緒に使われる単語

動詞

  • あります
  • 遅れます
  • 不足します
  • 休みます
  • 忘れます

名詞

  • 病気
  • 曇り

その他

  • 文型は「~てしまう」と一緒に使うことが多いです。

文法「~がち」を使った例文

  • このミスはよくありがちだから、気をつけてくださいね。
  • 天気が悪い日は、バスが遅れがちだ。
  • 一人暮らしをしていると、野菜が不足しがちになります。
  • この漢字は間違って読みがちですから、気をつけてください。
  • 最近田中君は宿題を忘れがちだ。
  • 最近怪我をしがちだから、よく準備運動をしてから走ろう。
  • 息子は寝坊しがちで、学校に遅刻することが多い。
  • 彼女は最近仕事を休みがちだけど、どうしたのかな。
  • 最近曇りがちで、洗濯物が乾きません。
  • 彼は病気がちで、よく学校を休みます。

文法「~がち」を使った導入例

導入例1

先生
学生がよく読み間違える漢字を準備します。学習者のレベルに合わせて選んでください。

T:漢字の勉強はどうですか?

S:大変です/楽しいです/難しいです。

(導入で使う漢字について、読み方を確認して雰囲気作りをします。)

 

(ホワイトボードに「出生率」と書く。)

T:これは何と読みますか?

S:しゅっせいりつ。

T:いいえ、これは「しゅっしょうりつ」と読みます。

(ホワイトボードに板書します。)

この言葉の読み方をよく間違えます。

この言葉の読み方を間違えがちです。

(ホワイトボードに板書します。)

 

T:「~がち」は「~することが多い」という時に使います。よくないことに使うことが多いです。

導入例2

先生
学生に休みの日にすることについて話をします。

T:みなさんは休みの日は何をしますか?

(休みの日にすることなどを話して雰囲気作りをします。)

 

T:では、みなさんは休みの日、何時に起きますか?

S:○時に起きます。

T:遅いですね。休みの日は遅く起きることが多いですか?

S:はい、休みの日は遅く起きます。

(ホワイトボードに板書します。)

T:Sさんは休みの日は遅く起きることが多いです。

Sさんは休みの日は遅く起きがちです。

(ホワイトボードに板書します。)

 

T:「~がち」は「~することが多い」という時に使います。よくないことに使うことが多いです。

(導入文を使って接続を確認しましょう)

学習者がよく間違う似た文法

~ぎみ

~きらいがある

学習者がよくする文法「~がち」の誤用例

先生
マイナスの意味で使用することが多いので、導入の際にはしっかりと意味を定着させましょう。

プラスα

「ありがち」は「よくある」という意味になるので、理解度の高いクラスや余裕がある場合は導入しましょう。

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日本語教師キャリア マガジン編集部

日本語教師キャリア マガジン編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。