【文法解説】日本語能力試験JLPT N1「~たまでだ」例文・使用例・よく聞かれる質問も!

 

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!

  • 日本語能力試験JLPT N1の文法「~たまでだ」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~たまでだ」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~たまでだ」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

「~たまでだ」は、「特別な理由はなく、単に~しただけだ。」という意味です。
自分のしたことを謙遜して言うときによく使われます。
「~たまでのことだ」という言い方もあります。

接続

Vた形+までだ

JLPTレベル

日本語能力試験JLPT N1

文法「~たまでだ」とよく一緒に使われる単語

動詞

  • 言う
  • 伝える
  • 助ける
  • する

文法「~たまでだ」を使った例文

  • 聞かれたから答えたまでだ
  • 気になったから聞いたまでだ
  • 泣いている子どもがいたから、助けたまでだ
  • わたしはただ、本当のことを言ったまでだ
  • たまたま余分に持っていたので、お分けしたまでです
  • 人として当たり前のことをしたまでですから、お礼は結構です。
  • 面白そうだと思ったから、やったまでです。対価はいりませんよ。
  • お礼を言われるようなことではありません。頼まれたので、お伝えしたまでです
  • とても困っている様子だったので、アドバイスをしたまでだ
  • 友達が悩んでいるようだったので、声をかけたまでだ

文法「~たまでだ」を使った使用例

使用例1

先生
佐々木さんは、実家から大量のりんごが送られてきたので、ご近所に配ることにしました。数日後、りんごをあげた田中さんからお礼を言われました。

田中:あ、佐々木さん!先日は、おいしいりんご、ありがとうございました。

佐々木:とんでもない。うちの実家から送って来たものですから。ひと箱も送られてきちゃって、うちで食べるには多すぎて。それで、お分けしたまでですから。

田中:まぁ、ご実家のりんごなんですか。本当においしかったです。ご実家の方にもよろしくお伝えください。

先生
佐々木さんは、「このりんごは特別なものではない、自分の家で余ったものをあげただけだ」と謙遜して言っているのだということを説明します。

使用例2

先生
高橋さんが、渡辺さんの秘密を、山田君に話してしまったので、渡辺さんが怒っています。

渡辺:ちょっと!なんで、わたしが加藤君と付き合ってること、山田君が知ってるの?

高橋:え?いや、山田にそう聞かれたから、答えたまでだけど…秘密にしてたの?

渡辺:当たり前でしょ。ひどい。

高橋:ごめんごめん。秘密にしてたって、知らなかったんだよ。

先生
相手に非難されて、「特別な考えはなかった。何も考えずに、ただ~しただけだ」と言う時にも使われます。

学習者からよく聞かれる質問

V辞書形+までだ

V辞書形+までだ」は、「他に方法・手段がないから~するだけだ。~するしかない。」という意味です。

  • ここまでして過ちを認めないなら、裁判をするまでだ
  • もし、納得がいかなかったら、契約を取り消すまでだ
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日本語教師キャリア マガジン編集部

日本語教師キャリア マガジン編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。