【文法解説】日本語能力試験JLPT N5「~で(手段・方法)」例文・誤用例・よく聞かれる質問も!

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!
  • JLPT N5の文法「~で(手段・方法)」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~で(手段・方法)」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~で(手段・方法)」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

手段・方法を表す

〈英訳〉by

接続

N+で

JLPTレベル

日本語能力試験JLPT N5

該当文法が使わているテキスト

文法「~で(手段・方法)」とよく一緒に使われる単語

名詞

  • スプーン
  • 飛行機
  • タクシー
  • スマホ
  • パソコン
  • ペン

文法「~で(手段・方法)」を使った例文

  • 日本人は箸ご飯を食べます。
  • スプーンスープを飲みます。
  • フォークとナイフステーキを食べます。
  • 飛行機日本に来ました。
  • タクシー病院に行きました。
  • 自転車買い物に行きます。
  • インターネット道を調べます。
  • パソコン仕事をします。
  • ペンメモをします。
  • 鉛筆書いてください。

文法「~で(手段・方法)」を使った導入例

導入例1

先生
先生と学生(Aさん)がご飯の食べ方について話しているという場面を提示します。

先生:日本人は箸ご飯を食べます。Aさんの国では、箸ご飯を食べますか?

A:いいえ、箸食べません。

先生:そうですか。では、なにご飯を食べますか?

A:スプーン食べます。

導入例2

先生
AさんとBさんが旅行の話をしているという場面を提示します。

A:もうすぐゴールデンウイークですね。Bさんはどこへ行きますか。

B:北海道へ旅行に行きます。

A:北海道旅行ですか、いいですね。なに行きますか。

B:飛行機行きます。

A:北海道で何をしますか。

B:レンタカードライブをします。

学習者がよく間違う似た文法

先生
「~によって」(N3)との使い分けで悩む学生が多いです。「~によって」は書き言葉で使われることが多く、少し硬い表現です。「〜で」と置き換え可能な場合が多いですが、単に手段の選択を表す場合には使いません。たとえば「箸によってご飯を食べます」や「自転車によって学校に行きます」とは言いません。

学習者からよく聞かれる質問

先生
「日本人は手段を聞く時に『なにで』と『なんで』の二つの言い方をしますが、どう違いますか?」という質問がよく聞かれます。

「手段を聞く場合は『なんで』と『なにで』、両方の言い方が可能です。ただし、『なんで』は理由を聞く時にも使われるので、手段を尋ねていることをはっきりさせたい時には『なにで』を使った方がいいです」と答えましょう。

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日本語教師キャリア マガジン編集部

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日本語教師キャリア マガジン編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。