【文法解説】日本語能力試験JLPT N3「~から~にかけて」例文・導入・よく間違う文法も!

 

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!

  • 日本語能力試験JLPT N3の文法「~から~にかけて」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~から~にかけて」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~から~にかけて」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

~から~の間に

※1回だけのことには使いません。
※「~から」を省略することもあります。

〈英訳〉 from~to~
〈中国語訳〉从~到~

接続

N + から ~ N + にかけて

JLPTレベル

日本語能力試験JLPT N3

該当文法が使わているテキスト

文法「~から~にかけて」とよく一緒に使われる単語

場所や時間を表す名詞を使います

文法「~から~にかけて」を使った例文

  • 私は2000年から2005年にかけて、北京に住んでいました。
  • 彼女は去年から今年の夏にかけて、ダイエットをしていました。
  • 子供は2歳から5歳にかけて、成長が速いです。
  • 明日は朝から夕方にかけて、雨が降るそうです。
  • レストランは夕方からにかけて、忙しいです。
  • 日本は7月から9月にかけて、暑い日が続きます。
  • この店は11時から14時にかけて、とても混雑します。
  • 今週から来週にかけて、毎日テストがあるので、勉強しなければなりません。
  • 今週は水曜日から金曜日にかけて、忙しくなりそうだ。
  • 昨日は関東地方から東北地方にかけて、大雨が降りました。

文法「~から~にかけて」を使った導入例

導入例1

先生
日本の地方名について話をします。日本地図を準備しておきましょう。

(地図を見せながら)

T:これは日本の地図です。みなさん、日本は「~地方」というグループに分けます。知っていますか?

(○○地方について確認し、雰囲気作りをしましょう。)

 

(年間の台風の上陸数を表したグラフを準備しておきましょう。)

T:これは何のグラフかわかりますか?

S:わかりません。

(何名かに聞き/クラス全体に聞き、予測してもらいましょう。)

T:これは1月から12月まで、日本に台風がいくつ来るかを表したグラフです。

何月から何月まで、台風が多いですか?

S:7月から10月までです。

T:そうですね、

日本は7月から10月まで、台風が多いです。

日本は7月から10月にかけて、台風が多いです。

(ホワイトボードに板書します。)

 

T:「~から~にかけて」は「~から~まで」という意味です。時間や場所に使います。

導入例2

先生
例1に続いて、地図を使って話しをします。以前の台風の時の天気図、雨雲レーダーなどを準備しておきましょう。

T:○○年の時、大きな台風が来ました。雨がたくさん降った場所はどこからどこまでですか?

S:関東地方から東北地方までです。

T:そうですね。

関東地方から東北地方まで、雨がたくさん降りました。

関東地方から東北地方にかけて、雨がたくさん降りました。

(ホワイトボードに板書します。)

 

T:「~から~にかけて」は「~から~まで」という意味です。時間や場所に使います。

(導入文を使って、接続を確認します。)

学習者がよく間違う似た文法

~から~まで

※「~から~にかけて」は「~から~まで」に比べて、はっきりとした起点/終点を示さず、大体の範囲/広がりを表します。

 

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日本語教師キャリア マガジン編集部

日本語教師キャリア マガジン編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。