【文法解説】日本語能力試験JLPT N2「~を頼りに/を頼りとして」例文・導入例も!

先生
こちらの記事は下記のような方を想定した文法解説記事となっております!
  • 日本語能力試験JLPT N2の文法「~を頼りに/頼りとして」を初めて教える事になった日本語教師
  • 久しぶりに「~を頼りに/頼りとして」の文法を教えることになり内容を確認したい日本語教師
  • 日本語教師になることに興味がある/勉強中の方

文法「~を頼りに/頼りとして」の概要

記事中に登場する記号の見方

記号の見方:品詞

V(Verb)…動詞

いA(i-Adjective)…い形容詞

なA(na-Adjective)…な形容詞

N(Noun)…名詞

Adv(Adverb)…副詞

意味

~に助けてもらって、~を使って
〈英訳〉to rely on~, with a help of~

接続

N+を頼りに/頼りとして

JLPTレベル

日本語能力試験JLPT N2

文法「~を頼りに/頼りとして」とよく一緒に使われる単語

名詞

  • 記憶
  • 経験
  • 情報
  • 感覚
  • 地図

文法「~を頼りに/頼りとして」を使った例文

  • 市民からの情報を頼りに、犯人を特定します。
  • 職人は、自分の感覚を頼りに、物を作り上げます。
  • 子供のころの記憶を頼りとして、昔住んでいた町を歩きます。
  • 自分の勘を頼りに、初めてこの料理を作ってみました。
  • 医者はこれまでの経験と自分の腕を頼りに、患者の手術を行います。
  • 1枚の古い写真を頼りとして、母を探しています。
  • 月の光を頼りに、暗い山道を進みます。
  • 書いてもらった地図を頼りに、店を探します。
  • 小さい明かりと矢印を頼りに、非常口へ向かいます。
  • 全て失って、これから何を頼りとして生きていけばいいのだろう…。

文法「~を頼りに/頼りとして」を使った導入例

導入例1

先生
アナウンサーがニュースを伝えている場面を提示します。

アナウンサー:昨日、△△駅近くのコンビニに男が強盗に入り、現金を奪って逃げました。

警察は、防犯カメラの映像を頼りに、当時の状況を詳しく調べています。

また、近くの住民からの情報を頼りとして、犯人の特定を急いでいます。

先生
ここで警察がどうやって犯人を探しているか確認します。

教師:警察は、防犯カメラの映像を頼りに(使って)、犯人を探しています。

教師:警察は、近くの住民からの情報を頼りに(使って)、犯人を探しています。

導入例2

先生
学習者に全然知らない町で、ある場所に行きたいとき、どうするか質問します。

教師:全然知らない町に来て、◆◆へ行きたいです。どうやって行きますか。

学習者:Google Mapを見ます。

教師:Google Mapを頼りに行きます。

学習者:人に聞きます。

教師:周りの人を頼りに、行きます。

学習者:自分で考えます。

教師:自分の勘を頼りに行きます。

先生
ここで「~を頼りに」は「~を使って、~に助けてもらって」という意味であることを確認します。

教師:地図を頼りに(に助けてもらって)◆◆へ行きます。

教師:周りの人を頼りとして(に助けてもらって)◆◆へ行きます。

教師:自分の勘を頼りに(を使って)◆◆へ行きます。

The following two tabs change content below.

日本語情報バンク編集部

日本語情報バンク編集責任者。これまで1,000名以上の日本語教師との面談実績あり。特に就職や転職の分野に強く、養成講座や検定試験など日本語教育に関わる有益な情報を経験を織り交ぜながら発信中!直近では「日本語教育の質の向上」を目指している。