インドで日本語教師になりたいあなた!就職前の完全ガイド◎

インドで日本語教師として働きたい!

  • 事前に知っておきたいインドの基本情報
  • インドで日本語教師の需要がある教育機関は?
  • 求人はどこで探したらいい?採用条件についても知りたい
  • インドで日本語教師として働き始めるまでの流れが知りたい
  • インド移住の際に注意すべきことは?

今回は、上記のような疑問を持つ方に向けた「インドで日本語教師として働くこと」に関するまとめ記事となります!

【インド×日本語教師ガイド①】インドの基本情報まとめ

インドはインド洋に位置する連邦共和制国家です。

西から時計回りにパキスタン、中華人民共和国、ネパール、ブータン、ミャンマー、バングラデシュと国境を接しています。

インドについて知っておきたい基本情報をまとめました↓

  • 首都はニューデリー、最大の都市はムンバイ
  • 国面積は328,7263平方km(世界第7位、日本の約9倍)
  • 人口は約13億人(中国に次いで世界大2位)
  • 公用語はヒンディー語、準公用語は英語
  • 宗教の割合は、ヒンドゥー教(約80%)とイスラム教(約15%)が大多数。その他残りはキリスト教、シク教、仏教など。
  • 気候(地域によって差がある)

  「乾季」:主に11月~2月頃まで

  「暑季」:3月末~5月頃まで

  「雨季」:6~9月頃まで

  • 食について

      主食は北部は小麦、南部は米が中心

      宗教の理由から肉を使わない菜食料理が多い

      毎日の食事は、ターメリック(ウコン)やクミン、コショウなどの香辛料を使って作るスープとにこみ料理、油でいためたおかずなど

  • 物価について

      使用通貨はルピーRupee(Rs)とパイサーPaisa(P)

      Rs1=P100  Rs1は約1.4円(2020年9月時点)

     物価は世界的に見ても低い

     中間所得層(世帯所得5,000~34,999US$)の割合が全体の約半数以上を占める

      ※参考:経済産業省『医療国際展開カントリーレポート インド編』

  • 文化について

  カースト制度(職種による身分制度)が現在も残っている

  時間は守らないのが基本

  宗教が生活の一部(インドは世界一の宗教大国)

日本と比較して大きく異なる点としては、当たり前ですが「言語が異なること」、宗教を持たない人が多い日本に対してインドは「宗教大国であること」、日本に比べて「物価が低いこと」が挙げられます。

宗教上の理由で菜食主義者(ベジタリアン)が多い、肌を露出するのは好まれないなど、あらゆる日常の中で「宗教」が生活の一部となっている点が大きく日本と異なる点ではないでしょうか。

【インド×日本語教師ガイド②】求人はどの地域、日本語教育機関が多い?給与は?

世界全体の日本語教師求人を見てみると、海外ではやはり中国・台湾・韓国・タイなどでの求人が多くを占めており、インドでの求人数は比較的少ないと言えます。

そんな中、インドでの日本語教師求人において、多く見られるのは以下のような大都市での求人です!

  • ニューデリー(インドの首都)
  • ムンバイ(金融センターと呼ばれるインド最大の都市)
  • バンガロール(外資系企業が集まるシリコンバレー)
  • チェンナイ(「南インドの玄関口」と呼ばれる港町)

そして、どのような日本語教育機関の求人があるかというと、主に以下3つの機関となります。

  1. 来日前の技能実習生に対する日本語教育
  2. 日系企業で働くインド人ビジネスパーソンへ
  3. 大学や日本語学校で

ここ最近で求人数が多いのは、技能実習生に対する日本語指導の求人です。

その中でも特に、介護人材に対する日本語教育の需要が高まっています。

2017年10月に締結した技能実習制度開始の協力覚書に基づき、農業や建設、機械関係や介護などの対象職種で3~5年間、インド人の日本での技能実習が可能となったことから技能実習生の求人が増えていると考えられます。

インドでは現在、大学や日本語学校、経済団体や企業などの20以上の送り出し機関が認定されており、インド人実習生は介護や機械整備などの仕事に従事することが多くなっています。

次に給与についてですが、求人を見るとおおよその平均給与は月INR40,000〜60,000となるところが多いようです。

そもそも「就労ビザ」発行の最低給与水準として、最低給与水準が年収162.5万ルピーを満たしていることが必要となりますが、日本語教師の給与は月INR40,000〜60,000と、給与水準を満たしていません。

それでも「日本語教師は日本人にしかできない職種である」ということから、ビザの発給を受けることができます。

ビザの取得費用や渡航費、住居費は会社が負担するか個人で負担するかで、最終的に手元に残るお給料の額は変わってきますが、基本的に日本語教師のお給料は「現地の生活費はまかなえるが、貯金ができる余裕まではない程度」とイメージしておきましょう。

また、基本的な契約期間は1〜2年のところが多いようです。

中には1年ごとに都度、更新していく形を取る会社もあります!

日本語教師の募集を行なっている企業へのインタビュー記事(現地での生活感の様子も記載)は下記をご覧ください。

【インドで日本語教師】人材開発と育成を行う企業の社長に仕事や生活について聞きました!

2020/8/1

【インド×日本語教師ガイド③】おすすめ求人情報サイト&採用条件について

インドの日本語教師に特化して求人を探したい場合のおすすめ求人サイトを2つご紹介します!

日本語教師のお仕事探し専門サイト「日本語教師キャリア」

こちらは、日本語教師求人に特化したサイトでインドの日本語教師求人数も紹介しております。

非公開求人の情報も受け取れるほか、日本語教師キャリアに登録すると無料で求人紹介や就職相談をすることもできます。

カモメアジア転職

こちらは、アジアの転職に特化した求人サイトです。

日本語教師に限らずあらゆる業界の求人があるますが、インドの日本語教師募集情報も記載されています。

公式HP:カモメアジア転職

 

次に、インドで日本語教師になるために必要とされる採用条件についてお話します。

求人情報に記載されている採用条件について、基本的には国内の日本語教育機関で働く際に求められる条件と同じです。

以下いずれかの条件を満たしていること

  1. 大学で日本語専攻または副専攻
  2. 日本語教師養成講座(420時間)修了+大学卒業
  3. 日本語教育能力検定試験合格

国内と異なる点については、主に以下3点があります。

  • 特別な事由により、年齢制限が設けられいる場合もある(30代前半まで、40歳未満など)
  • 日常英会話レベルが必須とされる場合もある 
  • 基本的に日本語教師教授経験はなくてもOKなことが多い

【インド×日本語教師ガイド④】インドで働き始めるまでの流れ

インドで働き始めるまでの大まかな流れとしては、以下の通りです↓

スケジュール感覚として、渡航・勤務開始したいと考えている4ヶ月〜半年ほど前から、求人情報を確認し応募を始めると良いでしょう。

  1. 求人に応募
  2. 採用試験に合格後、ビザの発行
  3. 採用確定後2〜3ヶ月後に渡航、勤務開始

注意する点としては、ビザ取得と渡航費用に関してです。

ビザ受領者と会社側が準備・提出すべき書類が何種類もあるため、ビザ取得までに2週間〜1カ月ほどの期間が必要と考えておくのが良いでしょう◎

もう一つ、渡航費は会社側が負担してくれる場合もありますが実費負担でチケットを取って渡航する場合もあります。

あくまで参考までですが、例えば東京⇆デリーの往復航空券は約4〜10万円代となります。

ビザの取得方法と渡航に関しては、求人応募の際に必ず会社側と確認をしておきましょう!

【インド×日本語教師ガイド⑤】インド移住する際に準備しておきたいこと3つ!

最後に「インド移住をする際に準備しておくべきこと3つ」についてお話します!

貯金をしておく

インドで働く日本語教師のお給料は、貯金ができるほどの額ではないのが現実であるため、渡航費の他に「最低50万円、できれば100万円以上の貯金」をしておくことをおすすめします!

ある程度の貯金があることで、より安心して現地での新しい生活がスタートできるのではないでしょうか?

英語力をつけておく

インドでは、準公用語が英語となっています。

日本語教師とはいえ、現地で生活をするにあたり英語でのコミュニケーションは必須になるでしょう。

求人によっては「間接法で英語を使って日本語を教える」場合もあります。

英語に自信がないという方は渡航前に英語力を高めておくことをおすすめします!

宗教への理解を深めておく

「インドで日本語教師がしたい!」ということで、もともとインド文化について興味があるという方も多いかもしれません。

「インドの基本情報」でも記載しましたが、インドは宗教大国であり、人々の考え方や習慣、日常生活のあらゆる場面で宗教が関わってきます。

日本人の常識や習慣と大きく異なる面も多くあることが予想されますので、事前に宗教への理解を深めておくことをおすすめします!

現地の文化について知識を深めておくことで、現地での学習者や職場の仲間と良好な関係を築くことにも繋がります!

【インド×日本語教師ガイド】まとめ

  • インドは「宗教」が生活の一部に
  • ニューデリー・ムンバイなど大都市での求人が多数
  • 最近は技能実習生に対する日本語教師求人が多い
  • 給与は「生活費がまかなえる程度」
  • 渡航の4ヶ月〜半年前から求人情報を集めよう
  • 渡航前に100万円ほどの貯金・英語力アップ・宗教への理解を深めよう
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日本語教師 E

日本語教師 E

関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で就業経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語情報バンクのライター