インドなど3カ国からの入国 在留資格持つ外国人も拒否

政府は12日、新型コロナウイルスの感染が急拡大するインドと隣国のパキスタン、ネパールから入国する外国人について、在留資格を持っていても原則拒否する、と発表した。入国前14日以内にこの3カ国の滞在歴のある人が対象。14日午前0時から実施する。日本人はこれまで通り入国できるが、再入国の許可を持って13日までに出国した「日本人の配偶者」や「永住者」などの外国人は例外とする。

変異ウイルスを警戒し、政府は1月以降、外国人の新規入国を停止。入国できるのは帰国する日本人や日本の在留資格を持つ外国人などに限られている。

3カ国からの入国者については、今月10日から、検疫所が確保する宿泊施設に入る期間を延ばし、検査回数を増やす強化策を導入していた。政府は12日、自民党の会合で3カ国からの入国者が、4月で約4千人に上ると明らかにした。出席者からは「インド変異株の流入が懸念される。インド周辺からの入国を止めないでいいのか」と指摘する意見も出ていた。

また、全ての国からの入国者のうち、感染拡大防止のための14日間の自主隔離中に、誓約書で求められる位置情報の報告などに従わない人が4月は1日あたり約300人、5月上旬時点でも約100人いたという。

参照:朝日新聞

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伊藤えり子

運営情報
関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語教師キャリア マガジンのライター