「日本語教師とはどんな仕事?」仕事内容、お給料…知りたい情報満載!

「日本語教師とは、どんな仕事?」

日本語を教える仕事? どんな場所で働くの?

本記事では、仕事内容・就職先・お給料など・・・”日本語教師”という職業にまつわる、様々な情報をお届けします!

語学を教えるだけではない?

活躍できる場は世界中にある?

給料が低いという噂?

日本語教師の”魅力”と”現実”について、ぜひ知っていただければと思います!

【日本語教師とは①】どんな仕事?語学を教えるだけじゃない?

日本語教師とは、一言でいうと・・

日本語を母語としない人に「日本語」を教える仕事です。

日本語学習者に日本語を教えるためには、文法や音声学などの専門的知識や指導をするための技術が必要となります。

そして、ただ単に日本語という言語を教えるだけではなく、日本の「文化」や「歴史」について教えたり、そして時には「進学・就職指導」を行うこともあります。

教授方法について

教える方法は、媒介語を使用するか、しないかの2つに分かれます

直接法・・日本語だけで日本語を教える方法。国内では直接法で教える場合が多い。

間接法・・日本語以外の言語で日本語を教える方法。国外の海外では、間接法で教える場合が多い。

つまりそもそも「こんにち」という言葉もわからない学生に対して「こんにちはというのは挨拶のことです」という説明をしても教えられないので、英語などの言語を使って説明する方法のことを指します。

日本語の学習目的について

現在、日本語を学んでいる外国人は世界中におり、1人ひとりの学習者の「学習目的」は実にさまざまです。

どんな人が日本語を学んでいるのでしょうか?

海外と国内に分けて日本語学習者の例を挙げてみました↓

【海外】

・趣味で日本語を学ぶ(アニメ、日本の歴史が好きなど)

・高校や大学で、日本語を学ぶ(日本語専攻、第二外国語として)

・海外在住の日本人児童が日本語を学ぶ

【国内】

・留学生として日本語を学ぶ(語学学校、大学など)

・仕事で来日し、日常生活や仕事のために日本語を学ぶ

・外国人児童が日本語を学ぶ

このように日本語を学ぶ学習者は世界中におり、その学習目的もさまざまであることから、日本語教師として活躍できる場は世界中に広がっているのです!

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【日本語教師とは②】主な就職先は?

日本語教師として働く場合に、どのような場所で就職することになるのでしょうか?

以下に、日本語教師が実際に働く場所について挙げてみました!

【海外】

・現地の大学で日本語を教える(日本語学科や第二外国語のクラスにて)

・現地の日本語学校で日本語を教える

・日本人学校で日本語を教える

・日系企業などで働くビジネスパーソンに日本語を教える

【国内】

・日本語学校や大学でに通う留学生に日本語を教える

・地域の日本語教室でボランティアとして日本語を教える

・日本で働くビジネスパーソンに日本語を教える

・技能実習生に日本語を教える

【その他】

・SNSを通じて、日本語を教える

・オンライン授業で国内外にいる学習者に日本語を教える

上記のように、就職先としてさまざまな日本語教育機関がありますが、国内の場合は「日本語学校の講師」として働くことが最も多いといえます。

近年では、特に新型コロナウイルスの影響もあり、インターネット上で授業を行う「オンライン授業」の形も非常に増えてきています。

また雇用形態ですが、大きく分けると「専任講師=フルタイム」と「非常勤講師=パートタイム」の2つになります。

日本語教育業界では、「非常勤=パートタイム」として働いている場合が多いのが現状です。

特に日本語学校の講師として働く場合は、教師は大部分が非常勤講師で成り立っている場合がほとんどです。

【日本語教師とは③】具体的な仕事内容は?

次に、日本語教師の仕事内容についてお話します!

具体的に日本語教師はどのような仕事や業務を行なっているのでしょうか?

どの日本語教育機関に就職するかによって変わってくるため、一概には言えませんが、仕事内容は以下のとおりです!

・授業の準備(教案作成・教材作成など)

・授業の実施

・テストの作成

・宿題やテストの採点・添削

・学習者との個別面談(クラスの担任を持つ場合)

・就職や進学指導

・学校行事などの引率

・成績評価の実施

・シラバスの作成

・学校運営のための事務作業

・学生の出席管理

など

このようにしてみると、「日本語を教える仕事=日本語教師」と一概にはいえず、進路・進学指導や事務作業など、仕事内容は多岐に渡ります。

一般的には、非常勤講師の場合は「日本語の授業だけを行うこと」が多く、授業以外の学校運営や学習者との個別面談などは、正社員となる専任講師の仕事になる場合が多いです。

【日本語教師とは④】日本語教育業界の現状について

現在、日本語教師の需要はどれくらいあるのでしょうか?

”世界の日本語学習者は増えており、日本語教師の需要は、年々高まっています”

国際交流基金が2018年度に実施した「海外日本語教育機関調査」によると、世界で日本語教育が実施されているのは、142の国と地域にのぼるそうです。

また、全世界での学習者数は385万1774人と、前回3年前の調査時と比べると、約20万人増加しました。

さらに、日本国内の深刻な人手不足問題から、外国人人材の受け入れも加速し、国内で働く外国人数は増えているのが現状です。

そのことから、特に国内の日本語教育の需要は高まり、日本語教師数が不足しているとまで言われている状況にあります。

では世界に約385万人の学習者がいるということですが、主にどの国や地域での学習者数が多いのでしょうか?

学習者数が多い国、上位4カ国はこちらです↓

① 中国     (26.1%)

② インドネシア (18.4%)

③ 韓国     (13.8%)

④ オーストラリア(10.5%)

()内は全体に対する各国の学習者の人口が占める割合

圧倒的に多いのは中国で、学習者数は100万人以上と世界で唯一100万人を突破した国となります。

【日本語教師とは⑤】日本語教師になるには?3つの選択肢がある!

日本語教師になりたい!と思った場合、どのような資格が必要となるのでしょうか?

現在、日本語教師として働くために絶対的に必要な資格や条件はありません。

しかし、法務省告示校(ビザの発行が可能な日本語学校)で働く場合、以下3つのいずれかの条件を満たしていることが必要とされます。

日本語教師の求人をみると、法務省告示校ではない教育機関においても、多くの場合で「採用条件」として「この3つのいずれかを満たしていること」が記載されています。

※「法務省告示」の日本語教育機関とは
(法務省が在留資格「留学」を付与することができると認めている日本語教育機関です。)

① 大学卒+420時間の日本語教師養成講座を修了する

  → 「学士」を取得している、かつ民間のスクールで開講されている「420時間日本語教師養成講座」を修了する。

② 日本語教育能力検定試験に合格する

  → 毎年10月に、公益財団法人日本国際教育支援協会が開催する「日本語教育能力検定試験」に合格する。

③ 大学または大学院で日本語教育主専攻または副専攻を修了

日本語教師になりたいと考えている方は、上記3つのいずれか一つの条件を満たす=日本語教師として働くことができます!

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一方で現在日本語教師の資格が今後、「公認日本語教師」として国家資格化されることがきましました。

一部要件が追加になっておりますので、これから日本語教師になる方、すでに教師の資格を持っているけど使われていない方は参考にしてみてください。

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【日本語教師とは⑤】お給料事情はどうなの?

日本語教師として働く場合、平均的な給与は非常に気になるところです。

日本語教師のお給料は、”平均年収300~350万円ほど”と言われています。

日本語教師として働く人の中で、非常勤講師として働く割合が多いこともあり、数字を見るとけっして高くはないという印象です。

さらに詳しく、主な就職先である日本語学校の専任講師と非常勤講師のお給料を見てみましょう。

・専任講師  平均給与は月20万円ほど    

・非常勤講師 平均給与は1コマ1500〜2000円ほど

日本語教師は教授経験が重要視される職であるため、未経験から始める場合は、非常勤講師からスタートする場合が多いです。

日本語学校で働く場合は、経験を積むごとに「非常勤→専任→主任」と徐々にキャリアップをしていき、それに伴いお給料も上がっていきます。

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【日本語教師とは⑥】就職するまでの流れ

最後に、養成講座受講や検定合格後、日本語教師として働くための就職する流れについてお話しします。

日本語教師の就職活動は、一般的な企業へ就職する場合と流れはほとんど同じです。

ステップ① 求人サイトや就職サポート会社に登録し、求人を探す

ステップ② 書類選考(履歴書や職務経歴書の提出)

ステップ③ 面接・模擬授業

一点、大きく異なる点は「模擬授業」があるということです。

必ずといっていいほど、採用フローには「模擬授業」があります。

それは、実際の現場での指導力はあるのか?という点が非常に重要視されているためです。

未経験で日本語教師としてのキャリアをスタートする場合は、「未経験で応募ができるか?」と「働き始めてからの研修制度がしっかりしているか?」という2点は確認しておきたいポイントです!

【日本語教師とは?】まとめ

・”日本語を母語としない人に日本語を教える仕事”

・日本語教師の需要は高まっている

・活躍できる場は世界中に!

・日本語教師になるには3つの方法がある

・年収は、平均300~350万円ほど

・就職する際は、模擬授業が重要なステップに

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日本語教師 E

日本語教師 E

関東在住の現役日本語教師。日本語教育能力検定試験、日本語教師養成講座を保持。実際の指導はもちろんのことオンライン事業立ち上げや教材の開発、また一般企業で就業経験を活かした独自の視点で情報を発信中。日本語情報バンクのライター